9月、長月となりました。
長月とは夜長月、そう夜が長い。昔なら虫の音を聞きつつ読書をしたり
秋冬支度の手仕事をしたりと、なんと趣のあったことでしょうか。
子供時代の昭和を懐古し、母と手遊びしたこと等を思い出しのんびりと
した時の流れにいたのだなーと。今となっては味わえない時代でした。
さて今月の御玄関は、9月は歳時記から大抵お月見で兎、去年は少し
変化をさせてお月見うさぎに加えて重陽の節句で被せ綿の菊と後の雛
にしましたが、今年はお月見兎さんを使わず秋の夜長連想からフクロウ
さんを飾って見ました。
滋賀県唐橋焼のフクロウさんファミリーの絵皿楯。
信楽焼きの壺と同じく信楽焼きのフクロウ君。
素朴な可愛らしさがあります。
ここにもフクロウちゃん2羽を置いてみました。
Napping Owl とShy Owl 仕草が何とも言えません。
額はここは譲れず9月の歳時記、十五夜のお月見うさぎです。
お飾りしたフクロウさんはどの子も可愛いのですが、子供の頃父の実家の
母屋の渡り廊下のある中庭にフクロウが飼われて、顔が動くとドッキ!とし、
ホォ―ホォ―と啼くとビック!
夜廊下を渡り離れに行くのが凄く恐怖だったことを思い出しました。
なにせリアル梟さんですからね。しかも猛禽類です。
ですが西洋では、勉学の博士の象徴として愛されていますね。
例年とは違うおもてなしの御玄関、可愛いフクロウさんを見にお越し下さい。