山に行かない週末、 久しぶりの自宅待機、 昼間は徹底的に家事に勤しんだ。
そして夜。
山行準備を必要としないためスゴク空いた時間。
石油ストーブに乗せたヤカンから沸き立つ湯気、 部屋の中はポカポカだ。
こんな土曜の夜もたまにはいいかも♪ と思う自分。。
ふと、部屋の片隅のカラーBOX(懐かしいではないか)に目をやる。
そこには若かりし頃に買ったコミック本が今だに収められているのだ。
「俺の空、 硬派銀次郎、 男大空、 あぶさん、 バリ伝、 他 」
その中から手にした本は・・ “750ライダー” (ナナハンライダー)
「新幹線ひかり号の早川光」
1巻から数巻まではちょい怖くてケンカ強い光くん、 その後様変わりしとても優しくなった光くん。
委員長、 順平、 おやっさん、 マスター。 そこには高校生たちの青春と淡い恋が描かれている。
マスターが経営する喫茶店の外に置かれている(たまに駐車している)クルマがまたいい。
イオタ、 ミウラ、 ロータスヨーロッパ、 ポルシェ914、 ヨタ8、 コスモスポーツ・・
あの時代のクルマが好きだ。 斬新なデザイン、 そこには夢があった。
当時僕が乗っていたバイクはDAX50(70ccのエンジンに乗せ換えてた)とCB350F。 (サンゴッパー)
その後 光くんに憧れ中型免許から上限なしの限定解除免許13回目で晴れて合格。 (当時の合格率は低かった)
友人たちはいち早く限定解除し親のスネかじって買ってもらったZ1や750K、 オレンジ色のGT750乗りもいた。
ある種、ステータスな感覚を覚えていた時代。 自分の居場所と行動内容を物理的に感じていた時・・。
「楽しかったなあ」
その後僕も大型バイクツーリングへと変貌していき日本全国を駆け廻るまでになる。
そして結果、 当然のことながら知り合いがいっぱいできたりもする。 (僕の人生の財産のひとつ)
若い頃からやりたいこと(全部遊び)は徹底的にやってきた。 そして今、 今度は “山” をやってます。
やれるとこまでやってみようと思う。 いけるとこまでいっていみようと思う。
(エスカレートしている自分を客観的に意識できているので若い頃のそれに比べ安全意識は高い)
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どこにも行かない静かな休日。
夜更かしの先に見えたタイムスリップ。
高校1年生の帰り、 田沼にある本屋さんで毎週金曜日に買った漫画本、 少年チャンピオン。
「750ライダー」 石井いさみ著。 僕のバイク人生の原点でありバイブル。
昨夜、 今から34年前にタイムスリップしてみました。。
ちなみに当時通っていた田沼にある本屋さんは今だに現役です。
今度、 あの日と同じようにあの通りを自転車で通ってみよう。
そして、、 時をかける少年、 になってみよう。
きっとその時の目に映る景色はモノクロームになっているハズ。。 (そう願う)
以上、 オッサンの戯れ一人言ですた。。。