「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

北アで遭難者救助

2010年08月30日 23時43分46秒 | 徒然
TVのニュースでやっていた。

「三俣蓮華岳近くの沢で16日ぶりに遭難者救助」


それを見た瞬間、  ああ、 やっぱりあの時のヘリは捜索していたんだ。

しかも22(日)に家族が警察へ連絡、 僕がヘリと遭遇したのが翌23(月)。  

場所といい、 日時といい、 ドンピシャでした。  (結局あの日は見つからなかったのか・・ )


僕や他の登山者、 多くの人たちが発見現場近くを歩いていたんですね。


登山道から逸れて、 しかも下の沢に落ちたら登山道からはまず見えない。

あの近くを歩いていたから尚のこと状況や地理が手に取るよう把握できる。


それにしても助かって良かった。  さぞ心細かったでしょう。  今はゆっくりおやすみください。


-----------------------------


“道迷い、 そして滑落、  結果遭難”        肝に命じます。





裏銀座、 表銀座縦走   (4日目、  東鎌尾根編)

2010年08月30日 17時06分13秒 | 山歩き
まだまだ4日目です。   長くてすみません。 


槍ヶ岳登頂下山後この後についてしばし検討。。

「ここ槍にテン泊するか、 先へ進むか・・」

出した答えは、、   “先に進む”  でした。

理由としては、 テン場けっこう一杯だったし時間もまだ早い、 それに、山荘前では沢山の人で
ワイガヤしていて、感覚的にだけど何だか自分のいるスペースじゃないなと急に感じてしまったから。

(何だろうこの感覚・・ 早くこの場から去りたかったが正直なところ。  きっと思うに、、
ここ数日ずっと一人で静かな山道を歩いてきた(堪能)から、逆に急なこの人出に参ったのだろう)

ということでヒュッテ西岳へ向かいます!!    ここからおよそ3時間30分です。  (大丈夫かオレ)


槍ヶ岳、  また来ます。      今回も素敵な景色をありがとう。


そしていよいよ東鎌尾根へ突入です。   ちなみにこの時間、 誰も東鎌尾根を下る者はいませんでした。 

そしてここからが表銀座の始まりです。    どんな道かワクワクします。


あちゃー、 いきなりこれです。      右側要注意です。    引き返そうかな~ (^^;


まずは先に見えるヒュッテ大槍目指します。

ガレキと滑りやすい小石のトラ路を慎重に進む。

殺生ヒュッテを下に見やります。   これが槍沢の本谷です。


後ろには槍が。。    んっ?  今まで槍は前だったのに、これからは後ろに槍です。


北鎌尾根が目の前です。   あそこは正真正銘登山道など付いていません。 (登山時は許可が必要)


この辺は急峻なヤセ尾根。  西鎌より凄いかも。   それを下りに使ってしまった・・

分岐


ヒュッテ大槍が近づいてきました。    少し安堵です。    なぜなら人の気配がするから。


この左側は何もありません。  ホント遥か下までスーッとしていました。  ゾゾゾゾー でした。

ヒュッテ大槍着です。   小屋のテラスで槍を見ながらビールを飲む方2名。   心が折れそうになりました。

(この小屋はテント禁止のため先に進む)

高瀬川源流を上から見下ろします。    初日の高瀬ダムまで続きます。 


正面の山が西岳で、 右肩にあるのがヒュッテ西岳です。   あそこまで行きます、 登り返しがきつそうです。

(写真だとわかりませんね、肉眼だと見えたのですが)

この辺の道もヤセ尾根が続きます。  こまで11時間は歩いています。  疲れているので慎重に進みます。

振り返ります。  怖い道ですね、 槍ヶ岳がどんどん遠ざかります。


表銀座を象徴する長い梯子です。  山岳雑誌や各種サイトに必ず出てきます。



実際目の前にすると・・  怖~ です。  何せ取り付きまで行くまでの道が。。
ここはさすがに取り付き地点で梯子の上を激写できませんでした。  
もう背中がヒュワヒュワしていて、 それどころじゃなかったです。


これで勘弁を。   高低差 & 心細さ、 お分かりいただけたでしょうか。  ザック20kg弱。

(この時間この辺歩いているのは僕がラストだろう、 落ちたら行方不明で終わってしまう)


     「無我夢中」    ですた。。。



水俣乗越。      やっとここまで来ました。  地図ではあと1時間30分です。


ここ水俣乗越は下の槍沢からも来られます。  ここで行動食と水分補給をしました。


西岳です。    「えー、  あそこ登るのーー!?」  って思いました。


               マジすか。


おっ、 人が下りてくる。   しかもこんな時間に、 それも重装備で。。      落ちるなよ~


急に心強くなっちゃったりして・・       僕、 ビビリ & ヘタレですけん。

狭いヤセ尾根上で情報交換をします。    それも久しぶりの会話♪      ナニナニ耳を澄まそう・・



「ヒュッテ西岳でテン泊しようとしたら、 雷警報が出ているから高い所は危険だよ、低い所へ下りた方がいい 
 と小屋の方に言われたので急いで下りて来た、 今夜はババ平でテン泊する」   と。



         ・

         ・

         ・


   がーん     がーん     がーん。。。   (大泣)



こ、  ここまで来て・・       でも行くしかない!    雷鳴ったら小屋に避難すればいい。



ここからあの急峻な登りをものともせず、 飛ばしに飛ばした。

その道は岩をよじ登り、 危険な梯子を数か所登り・・



やっと上へ出た。     ここまで来ればもう大丈夫!


ヒュッテ西岳。     無事着きました。   三俣山荘からここまで12時間30分。


まずはテン場を確認。


皆さん当初は上(稜線)に張っていたそうだが、 雷警報を聞いて下のテン場に移したそうな。

既にその場所には僕が張る余地はない。     さて、 どうしたものか・・

小屋で詳しく話を聞いた。   雷が鳴ったら小屋に避難ということでテン泊決定!


テント設営後のお約束♪       槍に向けて乾杯!


で、 テントを張った場所は・・     ハイ、 僕だけ稜線上です。



一人寂しく飲ってると皆さんが心配そうに集まってくれた。     で、 当然山談義。

「三俣山荘から来た」  と言うと皆さんに驚かれた。   でも少々無理したかも。

いやいや違う、 自分で決めてここまで来た。  結果良しとしよう。


でまたこの方たちが超エキスパートなんです。    厳冬期の北鎌を登り槍を極める、 滝谷の登攀等。

今回は蝶ヶ岳から表を回り大キレットを抜け奥穂からジャンダルム、 そして西穂を越え焼岳まで。   すごい!!


この女性は北九州から来た方で、 表銀座を歩きここにテン泊、そして明日槍ヶ岳に登るそうです。




遠くから静かに槍を眺めての山談義。    やっぱりここまで来て良かった。

長い一日がやっと終わります。。。





結局雷は鳴りませんでした。


-------------------------------------


<出費>

 ・テン場代    500円
 ・水代       400円 (1ℓ 200円)
 ・ビール代   1,000円                計 1,900円


裏銀座、 表銀座縦走   (4日目、  槍ヶ岳登頂編)

2010年08月30日 14時16分16秒 | 山歩き
8/24(火)    4日目、 「槍ケ岳登頂編」 です。

(ブログUPに時間がかかる(画像サイズ共多すぎ)ため数回に分けます)


----------------------------

西鎌完了の余韻も冷めやらぬまま槍の穂先へ登ります。  足の疲れはどこへ行ったやらです。。

でも上で天候等急変するかもしれません。   行動食と水分補給は欠かせません。


「THE  槍ヶ岳」        山荘前でパチリ。    槍沢を覗き込んでいる人もいますね。



では登ります。


小屋前を過ぎて取りかかります。     最初は軽い岩登り。   簡単簡単。  (^^v




そのうちに登り専用と下り専用とで道が別れ、 登りは少し左側(裏側)へ回り込みます。

すると目の前に小槍がドーンと出てきます。 (登頂には許可が必要でエキスパートだけに許された岩場)

昨年の登攀時は足元の雪と、谷まで吸い込まれそうな落ち込みだったので、ここがビビッた場所でした。




小槍を過ぎると下りの道と合流します。    渋滞時は道や鎖を譲る必要があります。

ほどなくして最初の梯子にかかります。   頑丈そのもので怖くはありません。

ただし、その梯子まで行くには3点支持でこの岩場をよじ登る必要があります。



でも、、 高所恐怖症の方はこの辺から、  「うそー  聞いてないよーー」  となってきます。

実は自分も・・   背中ちょい寒です。。。     (ヒュワーってしてる感じ?)



登った梯子を上から見てみましょう。   こんな感じです。   全然大丈夫でしょ?  ダメ?

昔はこんな梯子や鎖等一切無かったそうです。  
それから比べれば今は安全かつ確実に登れますよね。  (勿論十分に気を付ける)
ただ、 降雨時は滑りやすくなるため、 これでもかと言うくらい注意が必要でしょう。



次が最後の梯子です。  ほぼ垂直にかかっています。  ここでも左登り用、右下り用に分かれます。

怖がらず目の前の梯子をひとつづつ確実にこなしていきましょう。  ゆっくりでいいんです。




んんっ?  誰だこのエキスパートは??     腰が引けてる  “ヒケスパート”  ですた。。。 (笑)


昨年と同じ場所で、 同じサインを。。         (手袋は新調、 そして松本氏がいない)


最後の梯子を登り切れば・・・


「槍ケ岳」     国内第5位  3,180m


で、 こうなります。     えっ? こんなアホにはならない??    イヤイヤ、 ここに来れば我を忘れます。

(ってここだけじゃなく、 どのピークでも変なポーズしてたのは誰じゃい)


皆さん分かりますか、祠の左後ろ奥の山々。    あそこをズーッと歩いて来たんですよ~  (暇だねえ)

またまた皆さん分かりますかあ?    今年は祠が新しくなっていたんです!!



それでは、 槍の穂先からの360°大パノラマご覧ください。 (時間順不同)


「西」  歩いて来た西鎌尾根。  まずはここからでしょう。  ガスが邪魔だけど。(晴れた西鎌は昨年の槍編で見てね)


「東」  これから歩く東鎌尾根。    なんだか西鎌より岩場が多いような気がするなあ、 大丈夫かオレ。


「北」  これが北鎌尾根。   超エキスパートの世界。 (鎖梯子無し、 ガチャ類付けてルートファインディングが必要)


「南」  お待たせしました、これが槍沢本谷です。  奥に穂高連峰が伸びてます。


「おまけで北西」   どこの山だかわかります?    そう、 鷲羽岳です。


「おまけのおまけ鞍部UP」    どこの小屋だか分かります?    そう、 三俣山荘です。 今朝あそこから来た。

(ここまで8時間、 よう来たのっし。    もう泣きそうじゃけんのう。。 (泣))

頂上全体はこんな感じです。   ちょっと狭いです。


そろそろ下りましょう。


ゆっくりでいいですよー   


無事下山完了。       (登り口より穂先を仰ぎ見る)



今年も槍の穂先に立てました。    そして360°の世界をじっくり味わいました。

中でもとりわけ感動したのは、  やはりなんと言ってもここまで歩いて来た裏銀座の山々を見渡せたこと。 

登山歴浅い自分がよくぞあのコースをここまで来られたものだと我ながら感心しました。


            ~  槍沢を見ながら満面に笑みを浮かべたおいちゃんが一人・・  ~




               これにて裏銀座終了。   

          と同時に表銀座の始まりです。。



裏銀座、 表銀座縦走   (4日目、  西鎌尾根編)

2010年08月30日 09時34分09秒 | 山歩き
8/24(火)  三俣蓮華C ~ 双六岳巻道 ~ 双六小屋 ~ 樅沢岳 ~ 西鎌尾根        
         槍ヶ岳山荘 ~ 槍ヶ岳登頂 ~ 東鎌尾根 ~ ヒュッテ西岳C泊。



4日目です。   裏銀座を槍ヶ岳で終了し、その槍ヶ岳を基点にいよいよ表銀座へ入ります。  
          あこがれの  “西鎌尾根、 槍ヶ岳、 東鎌尾根”  核心部縦走です。
 

     おっしゃー!   行ぐどーー!!!

------------------------------------


「槍ヶ岳」  

  今さら槍ヶ岳について語るのも愚かなくらい、周知の山である。三千米を越える高さといい、
  颯爽とした鋭い形といい、わが国の山の中で最もユニークな存在である。


「鎌尾根」

  槍ヶ岳は東西南北の四つの山稜を引き、それが痩せて険しいところから鎌尾根と呼ばれている。
  双六に続く西鎌や、穂高に連なる南鎌(とは普通言わない)、中でも悪いのは北鎌で数人の犠牲者を出している。
  そして大正十二年に付けられたのが燕岳から槍ヶ岳に致る東鎌(喜作新道)である。
  
                                   
                               深田久弥著  「日本百名山」  より抜粋引用。


------------------------------------

2:00  起床。   残飯整理、 ストレッチ、 緊張解し。
3:30  出発。   この時間で行動者する者他にいず。

天気予報は午後からくずれる?見通しで本日の移動距離も長いことから、朝早くから行動開始とした。 (鉄則)

またしても真っ暗な登山道を歩き始めた。  昨日登った三俣蓮華岳の分岐を過ぎ巻道へ。
(双六岳稜線歩きも考えたが風が強過ぎで今あの稜線に立ったら危険と判断した)

いやあ、毎日毎日いい天気です。   ホント晴れ男です。


右に双六岳を見て・・   って真っ暗なため全然見えなかった。

双六方面を振り返る。   

 
分岐     ここまで長かったです。    (ゴミ袋でかー (^^; )


やっと双六小屋です。   ここまで2時間30分。  (あの山を登り返す)



ここで殆んど方(9.5割方)は新穂高温泉へ下りた。 でも僕はここからが本番。 槍を目指して突き進む。

登って来た道を振り返る。    鷲羽岳左下の鞍部には、、


三俣山荘が。     今朝、あそこから来た。


樅沢岳


槍ヶ岳まで下りたり繰り返します。   右下は左俣谷。



振り返ります。   あっと言う間にガスが稜線を過ぎる。


まだ先は長いですね。   でも一歩づつ近づいてます。


比較的安全な稜線を過ぎるとやがて岩場が出てきます。

ここから西鎌尾根の核心部の始まりです。

左右要注意です。


ヤセ尾根。   お互い道を譲り合い上下しました。

皆さんけっこうなお歳の方たちでした。


ヤセ尾根を進みます。    左右スッパリで気持いいですよー


鎖を握りしめ・・    右側はジェットスライダーです。


たまに人とすれ違う程度。   ちなみに登りは僕一人。   嬉しいような寂しいような・・

こんな道見ると天気良くてよかったなあと思う。    荒天時はダメですね。


ヒューヒュー     背中寒ぅ~     足下ほぼ垂直。


千丈乗越到着。   背後には大槍小槍。   鎌尾根の核心部は過ぎました。  ホッと一息です。


振り返ります。


やっとここまで来た。。       昨年泊った槍ヶ岳山荘が真上にあります。


ここに来てのこの登り・・・   昨年もこうだった。       このつらさ、 槍の直下に来たことを実感す。

あと少しだ。


「槍ヶ岳」       左が小槍。(危険過ぎて一般者は行けない)   頂上の人わかりますか。


「西鎌尾根完了!!」         感無量、 言うことなし。

(この時間で登ってきたの僕一人だと思う。  途中途中で振り返るも目で見える範囲には誰も確認できなかったから)


本物のトンガリ君です。


弾けてます。      許してやってください、 達成感でいっぱいなんです。   ハハハ・・



-----------------------------------------



        裏銀座、 西鎌尾根完全制覇!!!



裏銀座、 表銀座縦走   (3日目)

2010年08月28日 14時34分01秒 | 山歩き
8/23(月)  三俣山荘C ~ 三俣蓮華岳 ~ 黒部五郎小屋 ~ 黒部五郎岳 ~
          黒部五郎小屋 ~ 三俣山荘Cテント蓮泊。



3日目です。   今日は三俣Cから黒部五郎岳を往復します。  標準タイム9時間超えのため朝早くテン場を出た。
 

------------------------------------


「黒部五郎岳」  

  黒部五郎は人名ではない、山中の岩場のことをゴーロという。五郎はゴーロの宛字で、それが黒部川の
源流近くにあるから、黒部のゴーロ、即ち黒部五郎岳となったのである。
                                   
                               深田久弥著  「日本百名山」  より抜粋引用。


------------------------------------


3時30分起床、  4時30分出発。


今朝もまた真っ暗な登山道を先ずは三俣蓮華岳目指して登り始める。

登山道は巻き道もあるが、明日再度同じ道を登り双六小屋へ抜ける下調べにもなるので、
行きはあえて距離の長い表の道を選んだ。 

道は狭く急なゴロ石が多かった。    空には月夜が・・・。

ほどなくして三俣三差路着。     ここは長野、岐阜、富山の県境である。  勿論富山県側へ入る。

最後の急な坂を登り切れば三俣蓮華岳に到着する。    夜明け前。  頂上は寒風吹きすさぶ。

槍の穂先も静かな佇まいを呈している。


ザックは軽いためガンガン登っていけた。    軽いということはこういうことか・・

先に進み三俣蓮華岳を振り返る。    日の出を待つ登山者3人。


燕岳上?に上がる朝日。     今日も天気はいいようだ。


登山道は山の北斜面をタバース気味に付いていた。  右下は結構な斜面で落ちたら危ない。

お気に入りの一枚。     「黒部五郎岳山頂を照らす朝陽」


あの広大なカールが素晴らしい。

手前の登山道もブワーっと赤く染まっていく。    背中が暖かく体温が上がり益々好調になってきた。  


黒部五郎小屋までの道は大きな岩がゴロゴロした急坂をどんどん下って行った。   帰りの登り返しがきつそうだ。

黒部五郎小屋着。        登頂に備え行動食と水分を補給する。




さて、 行きますか。        登りはカールコースで。


広大なカール地帯。     見上げるとすごい迫力で稜線が迫ってくる。   大昔氷河だった所。  


途中の美味しい水場で休憩。      カールのほぼ中央。    カール一人占め。


長嶋茂雄さんばりに大きな声で言ってみた。    「ヘイ、  カール!」     この前の涸沢でも言ったっけなあ。

右斜面のきついトラ路を登る先行者。    当然抜かさせていただいた。  



青空が眩しい。


頂上では何やら旗を広げてセレモニーをやっていた。


日本百名山達成とのこと。   初めての遭遇、 僕も拍手でその栄光をたたえた。   おめでとうございます。

(足掛け15年?   自分にもできるんじゃないかと思いチャレンジし続けたとのこと)


そして百名山35座目の僕が薬師岳と立山を従えいつもの決めポーズで。



“百名山”   一応チャレンジはしているものの、、   財力に乏しいオイラは・・・

「今はテン幕縦走の醍醐味にハマッてしまって」    などと方向転換を言ってみちゃったりして??

型に捉われず登りたい山に登りましょ。     それが百名山であればよし、  なくともよし。


カール側を見渡せば・・  

左最奥に薄っすら白馬連山、 赤牛岳、 黒岳、 鷲羽岳、 三俣蓮華岳、 右奥に槍、 南岳、 そして大切戸。

そして中央左手に広がる丘陵地帯は、、   日本最後の秘境と呼ばれる  「雲ノ平」 


「北アルプス最深部、  北アルプスのコア」    

平地からだとこの場所は絶対に見えないしその存在すら知らないと思う。

ここに立ってみてその懐の深さが初めて分かりました。      天気サイコー!    チョー気持イイー!!


この方たちと仲良くなりました。   地元富山だそうでチョコレートを頂きました。


皆さん、  男子も女子も山ノボラーの方たちは元気いっぱいです。  

そして僕も元気いっぱいです!     トンガリ君♪


山の武器、  じゃなくて(笑)    なんかいいっしょ、 こういうの。    仲間って感じしませんか。

(下奥に有峰湖がちょっとだけ顔を出していますね)


帰りは尾根コースを下ります。       それにしても、、 絶景ですね。


        

それは岩場を下っていた時のこと。     視界の左隅に何か動めく物体が・・・

んんっ?  猿か??    いや違う、 もっと何かモソモソしてる・・


「 !   く、  熊!!! 」    

僕との距離10mくらい。    体が氷つきました。    全然動けません。 

そのうち熊は斜面を下っていきました。     もう心臓バクバクでした。


最初に気が付いた時はもっと近くにいた。


子熊に見えるがこの大きさで大人の熊だそう。      体長1.5mくらい?

(下山後五郎小屋の主人に報告した時に、 それは成熊だと教えられた)

岩場のドンズバまで行ったこの熊は、 この後また上側まで来てそれから沢に下りて行った。

時間にしておよそ1分くらい?      すごく長く感じた時間だった。

その間に考えていたことは、、   「ストックのカバー外すべ」   そんなことしか考えられなかった。

               ちょー  ビビッたッス。


気を取り直して先に進みます。     と言いつつさっきの熊との遭遇場所を振り返ってしまいます。


と言いつつこの景観、   素晴らしいの一言ですね。


黒部五郎小屋です。      無事に戻って来られました。             

小屋で一休みし三俣Cまで戻ります。


お花畑を過ぎ、


最後の雪渓を渡る頃・・


近くでヘリが行ったり来たりいている。       きっと遭難者を探しているのだう。




谷の方へ行ったかと思ったらまた戻ってきて僕の真上でホバリング。


ここで間違っても手など振ってはならない。    

そう、 手を振った瞬間に梯子がスルスルと降りきて   「ハイ、300万円」  となる。

遭難者は僕じゃない、 早く本当に待っている人の元へ行ってください。 (この後十数分後下界に飛び立っていった)


やっとテン場まで戻って来ました。     ここまで8時間、、   ふぅ・・・


陽はまだ高い。      休憩後往復1時間の黒部川源流まで行ってみることにした。

黒部川源流      源流の目の前には雲の平の丘稜がドーンと広がっていました。


テン場に戻り本日の山行これで終了。       さて、 例のアレをやりますか。

鷲羽岳と、 洗いたてのシャツと、 コッヘルのフタに乾杯! (笑)     



顔と首筋と腕は連日の日焼けで真っ赤っ赤です。      心の中も真っ赤っ赤です。



-------------------------------------


3日目が終わりました。


黒部五郎岳の広大さにはビックリしました。   とりわけあのカールは素晴らしかった。




あした、、



君に登る!!



-------------------------------------


<出費>

 ・テン場代   500円
 ・ビール代   600円        計 1,100円

コメント (5)

メンテナンス

2010年08月28日 11時12分49秒 | 徒然
この週末は家で休養と山ギアメンテに勤しんだ。

休養と言っても北アから帰宅の翌日は体の筋肉等全然痛くはない。

これも日頃の鍛錬の成果かほぼ毎週の登山のお陰なのだろう。  

使う筋肉等、 体がもう完全に山仕様になっているようだ。


以前何かの本で読んだことがある。  

「2,700m ~ 3,000m級に登ると1週間くらいは高地の体が持続する」  と。

であれば毎週にでもどこかの山に登りたいものだ。  実際帰宅してからと言うもの、

北ア縦走の熱も冷めぬまま、 山の本や地図を睨めっこしている自分がいるのである。



がしかし、 夏の一大イベントも終わったことだし、この辺で体と山ギアのメンテを

しっかりやっておかねばならぬ。  それをやってこそ次の山へつなげられるのだ。



■体のメンテは歯である。 

ここ最近歯石取りにせっせと歯医者通いをしていたのである。 もう既に2カ月

(約2週間間隔を空けて)通っている。  前歯は1日で済んだのだが、 上下の

奥歯は麻酔をかけて徹底的に歯の奥まで機具を使いガチガチに取っていく。 と同時

に虫歯の治療(自分は無いが)もしておかないと気圧が低い高地での歯痛はどうにも

ならず、そのまま山を下りるなんてことにもなりかねない。 せっかくの山行が・・。



■もうひとつは山ギアのメンテである。

テントとレインウエアを洗い陰干し、 乾いたらはっ水材を塗りレインウエアにはアイロン掛け。

これでゴアテックスの性能が復活し水を完全に弾くのだ。 (長期の山行の後なら尚更)

それと登山靴。 これはブラシで綺麗に土を取り表面の皮を拭いて中敷を抜いて陰干し、

保革クリームを指で丹念に塗り込みこれもまたはっ水スプレーをかけ陰干し。 それと

今回は山行の時にいつも携帯していた予備用の靴紐に取り換えた。 もう5年は使っている

靴で、 紐も所々中身が見えていて  「ちょっとヤバイなあ」  と思っていたからだ。

(勿論その他にはシュラフ干し、 ガスバーナー掃除、 ザックの紐点検等結構やった)



これで少しはすっきりした感じだしやっていて実に楽しい。  

そして何より次の山行への安全下準備として自分の目で確認・メンテがしっかりできた。



(モンベル アルパインクルーザー2500   5年モノ)


今年のシ-ズンオフはソールの張り替えだな・・・。



裏銀座、 表銀座縦走   (2日目)

2010年08月28日 01時56分32秒 | 山歩き
8/22(日)  烏帽子小屋 ~ 三ツ岳 ~ 野口五郎岳 ~ 水晶小屋 ~ 黒岳 ~ ワリモ岳 ~ 
         鷲羽岳 ~ 三俣山荘テント泊。



2日目です。    本日も快晴です。   素晴らしい縦走路が待っているでしょう。
 

------------------------------------


「黒岳」  

  大ていの山はその頂上から俯瞰すると、平野か耕地か煙の立つ谷か、何か人気臭いものを見出すが、
  黒岳からの眺めは全くそれを絶っている。四周すべて山である。文字通り北アルプスのど真ん中であって、
  俗塵を払った仙境に住む高士の面影をこの山は持っている。


「鷲羽岳」
  
  北アルプスの山名は、立山、薬師、笠、槍などの著名なものを除くと、明治末年近代登山のパイオニアたちが、
  案内の猟師たちから聞いて名づけたものが多い。ところが鷲羽岳は、今から二百七十年前、元禄十年の奥山廻り
  の記録以来その名が現れているのである。当時は鷲ノ羽岳と言った。

                                    深田久弥著  「日本百名山」  より抜粋引用。

------------------------------------


2:30  起床。    軽食、 ストレッチ、 テントたたみ等。  
4:00  出発。    本日の行程は長いので早めの出発です。


真っ暗な稜線を三ツ岳目指して歩いて行きます。   暗い稜線はいつも緊張します。

ヘッデンを点けていても足元がよく見えない(高低差が判別しにくい)ので慎重に歩きます。

富山側から吹き付けてくる風が強くすごく寒いですが、 星空に励まされ何とか歩きました。


で・・・     これです。        薄雲の上からの朝陽です。



しばし日の出の感激を味わいました。    

正面に広がっているのが表銀座縦走路です。  最終的にあの尾根を歩きます。  ここからは気の遠くなる距離です。

左端から燕岳、     真ん中が大天井岳、    そして右端に槍ヶ岳。


「三ツ岳頂上」


コマクサも可憐に咲いていました。     とても可愛かったですよ。



後ろを見れば、、    黒岳と赤牛岳も真っ赤に染まってました。。


陽が当って体も暖かくなってきました。     太陽の恵みに感謝ですね。


歩いてきた稜線です。       ずぅーっと奥に見える山脈が白馬連山です。


こんな稜線上を歩いて行きます。   朝陽を浴びながら歩いてきます。   すごく気持いいです。

ここ裏銀座は人も少なく(現に僕の前後には視認できる人影はなし)本当に静かな山歩きができます。

朝、キャンプ場を発ってからずっと一人で歩いています。   誰とも会わないしすれ違いもしない。

「野口五郎小屋」        ここも古い小屋でいい雰囲気です。



(閑話休題)  

 “五郎” ・・  山の頂上近くに岩がゴロゴロしている地帯をゴーロ帯という。 それが訛って五郎となった。

 “黒部と野口” ・・  黒部にある山と、野口にある山のそれぞれの呼び名。 (場所)

  で、  「黒部五郎岳  と  野口五郎岳」    が存在する。


---------------------------


ゆっくりと一歩づつ裏銀座の路を噛みしめながら、楽しみながら歩いていきます。

で、  野口五郎岳頂上です。    平べったい頂上でした。


「槍より高いおにぎりくん♪」    おにぎりのトンガリはちょっと丸いですね。(笑)



この景色、 この青い空。      スゲースゲーって叫んでいました。  (ホントです)


槍をバックに・・    ここには他者もいました。   お互い山固定で華が咲きました。


昨日出会った人もそうだが、 何処に行くのかと聞かれ、  「燕岳までです」 と答えると必ず驚かれます。

えっ、 裏表全部縦走するのか、  と。   

でも体力と少々の長い休みが取れれば山をやっている方であれば歩き通せると思います。
(天候不順や怪我病気時はその限りではない)



しばし休憩後出発しました。

これから歩く稜線。  真ん中左寄り岩肌の山が鷲羽岳、右端の山が黒岳。  北アルプスの最深部を歩いています。



人、  全っ然いません。        こんな山域もあるものなんですね。


そしてつい後ろも振り返ってしまう。  終えてきた稜線。    左奥が三ツ岳方面。


ここが最下部です。   そしてここからはきつい登りが待ってました。   しかも細尾根で岩稜。


実に見事なV字谷です。  氷河が削った跡ですね。      左が薬師岳、 その遥か奥が立山連峰です。


大崩落地帯。  吸い込まれそうです。    道幅数十センチ、慎重に進みます。  鎖? なにも無かったですよ。

(ザックの横にくくり付けた銀マットが岩に当って道から飛び出さぬよう細心の注意を払っていた)


そんな崩落地帯と急な登りを終えれば水晶小屋に到着です。



小屋のお子さん。   標高3,000mで育てば将来は凄いアスリートかな。

(いかんいかん、そんな狭い見識では。   ここは日本のど真ん中、 何でも来いやー だよね)


小屋でしばし休憩です。    例の薄皮アンパンと水でパワーアップ。


黒岳へ登ります。      小屋から往復約1時間です。


黒岳頂上。     2,986m


黒岳の別名は水晶岳です。    山頂周辺に白く光った小さな水晶が見出せるからだそう。

頂上よりこれから登る鷲羽岳(右寄り)を望む。  正面奥が槍、その左手前が水晶小屋。


下山し小屋で休憩をとりました。

ここまでよく歩いてきたものです。


鷲羽岳へ続く稜線。


水晶小屋からは少々きつい登りが続いた。

鷲羽岳頂上。    2,924m


火口跡に広がる鷲羽池と槍ヶ岳。   今回この鷲羽池を見ることも目的のひとつでした。


そろそろ本日の宿泊地へ向かいます。

いざ、 三俣山荘へ!      岩場の大下り。  最後なのでより慎重に。。


やっとこさの三俣山荘。    この山荘フロントにTVあり、 トイレは新品ヒノキの香り♪


テント設営し・・


脇水でシャツと頭を洗い体を拭いてさっぱりし、 鷲羽岳を眺め至福のひととき。。



入念なストレッチ後2時間ほど夕寝。   実はこれが一番の至福の時かも。


そして18時過ぎ、 山荘前のベンチで槍をバックにまったり夕食。


左の女性は初日タクシー相乗りしたとっくの百名山の方、  真ん中の男性は大強者、  そして右が栃木のカッペ。

皆さんお腹がふくれていますが決して太っているわけではありませぬ。  この時間寒くてダウン等着込んでいるのれす。


--------------------------------------


二日目、 裏銀座満喫しました。   

特に三ツ岳から水晶小屋までは素晴らしいの一言!

三俣蓮華岳キャンプ場も美味しい脇水豊富で言うことなし。

そして何より出会った方たち全員が温かく、 女らしく、 男らしく、 恰好良く、、    皆気持のいい山ヤでした。





おやすみなさい。。。





裏銀座、 表銀座縦走   (1日目)

2010年08月27日 20時58分11秒 | 山歩き
「裏銀座、 表銀座縦走」


今週やっときた夏休みを利用し5泊6日で出かけてきました。

場所は北アルプスの最深部(奥部)にある山域で、 その山々の稜線を歩きました。


感想は・・   「もー、、   サイッ・・   クォーー!!!」   でした。    (^^v


-----------------------------------


「裏銀座」

  高瀬ダム ~ ブナ立尾根(北ア三大急登) ~ 烏帽子岳 ~ 野口五郎岳 ~ 
  黒岳(水晶岳) ~ 鷲羽岳 ~ 三俣小屋 ~ 三俣蓮華岳 ~ 双六小屋 ~ 
  西鎌尾根を経て ~ 槍ヶ岳まで。


「表銀座」

  中房温泉 ~ 合戦小屋 ~ 合戦尾根(北ア三大急登) ~ 燕岳 ~ 大天井岳 ~
  赤岩岳 ~ 西岳 ~ 東鎌尾根を経て ~ 槍ヶ岳まで。


槍ヶ岳を基点にして太平洋側を表銀座、 日本海側を裏銀座と呼んでいる。

大方の登山者たちは、 表銀座を縦走し槍ヶ岳に登頂し上高地へ下る。  または、
裏銀座を縦走し双六小屋から新穂高温泉へ下る、 か、 槍ヶ岳に登頂し上高地へ。

しかし今回僕が歩いたのは、  “裏銀座から表銀座への大縦走”  である。


-----------------------------------


全コース約60km、 テント泊可能な小屋まで移動、 全ルートほぼ3,000m近い稜線、 
西鎌尾根と東鎌尾根は狭く危険な岩場歩き、 間に縦走コースを外しての黒部五郎岳登頂、
とそんな山登りをしてきました。

今日まで日々のトレーニングやほぼ毎週の登山を経て体力的に歩き通す自信はある。
しかし、 天候やコース取り、 未踏破の地故の危険さや困難さ、 はたまた6日間歩き通す
精神力など全て初めての経験なので、 果たして僕のような素人に達成できるのか不安でした。
(今日まで色々なサイトを見て事前に研究や危険地帯等確認をしていたのは言うまでもないが)


でも、  「夏山は今しかない!」   ということで思い切って出かけました。


そんな僕の縦走記録をどうぞご覧ください。。     (今回もまたまた長いですが・・ (^^; )




8/21(土)  大町駅 ~ 高瀬ダム ~ ブナ立尾根 ~ 烏帽子岳 ~ 烏帽子小屋テン泊。


会社より帰宅後、 荷物をまとめていつもの道(湯の丸IC、三才山TN、松本)で夜中2時過ぎに
JR大町駅前にあるタクシー会社に到着。 事前にタクシー会社には連絡してあったので窓口
にいた方に名前を告げタクシー会社の敷地内駐車場にクルマを停めて仮眠。 
(タクシーを利用することを条件にタクシー会社の駐車場に無料で停められる)


4:00  起床   (寝たというより、 狭い車内で何だかモゾモゾしていただけ)

5:15  新宿発のムーンライト号の到着に合わせ大町駅前は騒がしくなります。
      段々登山の雰囲気になってきた。 でタクシーに乗りこみ高瀬ダムまで移動。
      (高瀬ダムまで8,200円。  都合3名乗車で料金は割り勘)


「JR信州大町駅」         田舎の駅舎ってなんか好きなんです。  しかも朝一の駅が。。

      
相乗りした女性2人がまた強者の方たちだった。 

一人の方は昨夜鈍行で大町駅まで来てそのまま駅のベンチ?で仮眠。 もう一人の方はとっくに百名山登頂を
終えていた方で、 どちらの女性も僕より歳下。上高地辺りにいる登山者たち(失礼)とは少しばかり趣きの違う
登山者(縦走が目的)が多いように感じた。


七倉山荘前にて高瀬ダムまでのゲート開門までしばし待ちです。   (今の時期6時30分にゲート開門)


それまでの間に登山者カードの投函やトイレ等を済ましタクシーの中で仮眠してました。

「待ち中・・ 」         ちなみに一般車はここまで入れる。  (これから先は許可車両のみ)


しかしこの辺・・  ホント山深いです。    「ああ、来ちゃったんだなー」  と実感。   もう引き返せないですね。


「ロックヒルの高瀬ダム」      ロックヒルの中をジグザグに登って行きます。 
ダム中央をジャンボタクシーが登っているのわかりますか?  すごいですね。

「ダム湖到着」          準備をして、、   さあ行きますか。

(ダム湖を渡って来る風が冷たくすごく寒かったです)

「高瀬ダム湖」          遠~くに、、    槍の頭が・・。


「境界のトンネル」    様々なサイトで見たトンネル。  これを越えたらもう本当に引き返せません。


「出口に向け黙々と歩きます」        縦走者ばかりのため皆さん大きいザックを担いでいますね。



トンネルを抜けたらそこは・・   ダム湖上流だった。    (今は夏なので雪国ではありません、 あしからず。)


「吊り橋を渡り」       この吊り橋も微妙に変な揺れ方だった。  (腰くだけ状態?)


「裏銀座登山口」       いよいよ始まります、期待感いっぱいです。   ただ、少しだけ緊張もしています。


「あの頂きまで一気に登ります」       


「No.7」       番号は一番下にある12番から、最上の1番まであります。



“北アルプス三大急登”      下から上までジグザグなきつい登り。   背中には20kg超えのザックが・・


「ブナ立尾根」          正に美しいブナの尾根がずっと続きます。   とてもきついですがね。。


もう登り始めから大汗でした。     頭から滝のような汗。 (僕は汗っかきで頭から流れ落ちる)

水は2.5リットル持参。   途中で無くなることのないよう少しづつ飲みました。
でも本当はゴクッゴクッと喉を鳴らしながら思いっきり飲みたかったんです。

小屋に着いたら思いっきりビールを飲もうっと。    もうこうなったら値段なんてどうでもいいですね。


「タヌキ岩」        これも各種サイトで見た岩です。   でもどこがタヌキか僕には分かりませんでした。


「大崩落地帯を覗き込む」       写真だと分かりずらいですね、  ここ急角度のすごい落ち込みなんです。

(立っていた場所はオーバーハング気味で足元が崩れたら今の僕はありませんでした)


「眼下に高瀬ダムが・・ 」


「の、  アーップ!」       あんな下から登ってきたんですね。


この辺りまで登って来ると回りの山々の頂きが目の高さと同じになって来ます。

「そろそろ登りは終わりかな」


「No.1」           やりました、  No.1です。


「11:27烏帽子小屋着です」       すごくきつかったです。   あえぎあえぎでした。




テント泊の受付を済ましテン場へ移動しテントを張ります。

「テン場」


「秘密兵器」     今回初登場のテント。   軽量化を目的に新調しました。


“アライテント・エアライズ1”   今まで使っていたモンベル製より500g軽いです。

張ってみた感想・・  軽いだけあってモンベルよりは作りが少々雑?で、生地も薄い。
出入り口が縦なので文字どおり出入りがしずらい、 強度もモンベルより劣るかも!?

ま、でも軽いので概ね良しとする。   (一泊テント時はモンベルにするかも。 使い分けです)


テント設営後少し休息し烏帽子岳に登りました。   小屋から往復1時間くらいです。

「烏帽子岳」


「自己責任で」       垂直の壁を登ります。   面白いです。


「ハイ、  自己責任です」



“烏帽子岳”    2,628m    二百名山です。


「頂上直下です」     この上へは登れませんでした。   内股で変に堪えてるので妙な作り笑いです。(笑)


「手前赤牛岳と奥に薬師岳」       富山県側にある山で立派な山容です。 いつかは登りたいですね。



烏帽子岳で360°の世界を満喫しながらしばし休憩。     ・・そして下山です。


「至福のひととき」     待ちに待った瞬間です。 


「明日の縦走コースを見上ます」   


「そろそろ満月かなあ」       おやすみなさい。。



--------------------------------


本日は序章、  明日からが本番。 

稜線上はどんな景色が待っているのか、、  期待で胸が、 ビールで腹がいっぱいです。


さあ、  裏銀座縦走の始まりです!         



ただいま~  (^^v

2010年08月26日 16時00分00秒 | 山歩き
先ほど5泊6日のテント泊大縦走を終え、 無事帰着しました。

歩いた場所は、、、

北アルプス、    “裏銀座 ~ 表銀座”   縦走です。

-----------------------------------


8/20(金) 退社後(22時自宅発) ~ 湯の丸IC ~ 三才山TN ~ 2時JR大町駅タクシー会社敷地内仮眠。

8/21(土) JR大町駅タクシー発 ~ 高瀬ダム ~ ブナ立尾根 ~ 烏帽子岳 ~ 烏帽子C泊。

8/22(日) 烏帽子C ~ 三ツ岳 ~ 野口五郎岳 ~ 水晶岳 ~ 鷲羽岳 ~ 三俣蓮華C泊。

8/23(月) 三俣蓮華C ~ 三俣蓮華岳 ~ 黒部五郎岳往復 ~ 黒部川源流 ~ 三俣蓮華C連泊。

8/24(火) 三俣蓮華C ~ 双六小屋 ~ 西鎌尾根 ~ 槍ヶ岳 ~ 東鎌尾根 ~ 西岳ヒュッテC泊。

8/25(水) 西岳ヒュッテC  ~ 西岳 ~ 大天井岳 ~ 燕岳 ~ 燕山荘C泊。

8/26(木) 燕山荘C ~ 中房温泉へ下山 ~ (バス) ~ JR穂高駅 ~ JR大町駅(車受け取り) ~ 自宅。


-----------------------------------


「裏銀座、 表銀座、  大縦走完了。    全行程約60km」


やり遂げました!    歩き通しました!!     感無量です!!!


景色、 山容、 出会った方たち、 熊との遭遇、  どれも皆最高でした。

今、6日ぶりのお風呂を終え部屋で寛いでいます。。。

(毎日大滝汗でそのまま就寝。 自分で言うのも何だが体全体が臭いのなんのって・・  (^^;  )


じゃ、 続きはまた後日・・      おやすみなさい。。。


   ・
   ・
   ・

6日ぶりの布団じゃーーー!!!!!      








行って来ます。

2010年08月20日 20時48分16秒 | 徒然

明日から待望の夏休みです。

では気を付けて行って参ります。



コメント (1)