「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

那須岳

2010年09月26日 16時58分38秒 | 山歩き
家事から解放された本日、 那須岳へ登って来ました。


那須がそれほど昔から有名になったのも、関東から寂しい奥州路に入る口に当っていたからであろう。
(略)東北本線の西那須野から黒磯あたりまで、その広漠たる原が続く。山の好きな者にとっては、
その果てに並び立った山の姿から眼が離せない。

                                     深田久弥 「日本百名山」  より抜粋引用。

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台風も去り今日は朝からいいお天気の予報。  ならばと県内にある百名山を登ってきました。
小学生の時はロープウェイを利用しで茶臼岳往復のみ。 なので今回が本当の那須岳登頂です。

那須岳といっても連山の総称で、  “茶臼岳、 朝日岳、 三本槍岳” を合わせて那須岳(連山)と言っています。

県内登山は移動が楽チンでした。   朝3時起床、 4時出発、 登山口駐車場5時30着、 6時出発。

登山口周辺は天気良かったが風が強い。 ここ那須岳は地形が影響しているのかスゴイ強風で有名である。
上は風が強そうだ。 なので今回の服装はちょっと多めに着てきた。

 登山口。                                後ろ振り返り。
 

やっぱり風が出てきた、稜線は大丈夫かな?          避難小屋着。   空・・ ヤバイ?
 

避難小屋から右手(北方面)に行き、 急峻な剣が峰の登りになる。

稜線に出たとたん福島側からスゴイ強風で立っているのがやっと。  耐風姿勢でジリジりと前へ進む。  
それにしても寒い。。

この辺は反対側(左から右への落ち込み)へ飛ばされないよう姿勢を低くして歩いていた。
 

剣が峰の左側(西側)の鎖場を巻き、 朝日岳への分岐に出た。  ガスで一面真っ白。
 

ガスガスの朝日岳頂上。     強風で風上に立つと目が痛いのでそそくさと退散。   鳥居の向こうは断崖絶壁。


清水平。  初夏は花が綺麗で素晴らしい。           色着いたナナカマド。  秋の山行って静かで好きです。
 

三本槍岳頂上。 スゴイ強風と寒さで鼻の中がツーンと痛い。 温度計5℃。(強風だから体感はもう少し低い?)


10分くらいねばったが晴れそうにないので下山開始。

 

さっきの木道を上から見る。                     強風とガスガスの三本槍へ突っ込むパーティー
 

紅葉にはまだ早った(例年より遅い?)ようだ。  登り返し後の1900峰で出会ったパーティーと雑談。

「スゴイ風ですねー、 そうですねー、    頂上は?  全然ダメでした」  と。。

それでも心なしかガスが晴れてきた感じだ。  もう少しすれば晴れ間が見えてくるかな。

三本槍岳側から南方面を望む。  ガスが晴れてきた。  (これから向かう方向)

左側が今朝登った朝日岳、 そして右奥がこれから登る茶臼岳。

(右手前はスゴイ落ち込み、  活火山の岩肌で草木等一切無し)


唯一の鎖場。 (帰り)    核心部はここだけ。   でも右側はジェットスライダーが谷底まで・・。 
 
(剣が峰の西面をトラする形で鎖場がある。   ガスで濡れた岩場が滑るので注意して進む)


避難小屋がある稜線まで戻ってきました。   先ほどの強風は収まっていた。   左上が茶臼岳。
 
この時間避難小屋前は老若男女スゴイ数。 そんな人混みを避け離れた場所で休憩後茶臼岳へアタック!

この辺からはハイキング。  子供さんもチラホラ登っている。  時折渋滞に巻き込まれスピードダウン。

ま、 焦らずゆっくり行きましょう。    下界は那須の街並みが見え綺麗だった。


後ろを振り返る・・  下に避難小屋と手前に火山ガスの拭き出し、  遠く左が三本槍、 右奥が朝日岳。
 
茶臼岳頂上にあった鳥居。    ここは神聖な場所でした。

この辺一帯は硫黄の匂いが満ちていた。     んんっ?  何の匂いだって?? (笑)


茶臼岳頂上。


人でいっぱい。  ちょっと隙を見てパチリ。   そそくさと頂上から立ち去り空いた場所で休憩。
 
噴煙ガスと大黒屋(山小屋)へ続く山道。  紅葉時、ゆっくりと一泊で廻るものいいかもね。

火口をグルッと一周。 (火口と茶臼岳頂上)             ね、 ハイキングでしょ??
 
(信じらんなーい♪(笑)   僕のいで立ちはここでは浮いていた。   でも本当はこの人たちの装備が大間違いです)

Gパン、 くるぶしの出た短い靴下、 勿論スニーカー、    そして・・  茶臼岳 “だけ” に全員 “臼い” 茶髪。 
(オヤジギャグ分かった?  &  髪色は関係なかったね。  ごめんね、ごめんね~  ここ栃木なもんで (^^; )


         「山をなめたらいかんぜよ」     って、 言えなかったぜよ。


わしゃあ、、  竜馬のようにはなれんかったぜよ。     (何のこっちゃ)


今日はハイキンキグでルンルン♪ まいいか。  きっとそのうちに学ぶでしょう。  or  山、やらないでしょう。。


下山中です。    目の前は朝日岳と三本槍、 後ろには茶臼岳。      壮観なり。
 


避難小屋の前はさっきにも増してスゴイことになっていました。   とても休む気になれません。

どこぞの団体さん40名近くが我がもの顔で占領していました。  (他の方もあの横暴振りにはあっけにとられていた)


なので下ります。   下奥には那須の街。    道傍のすすきが風にそよぎ、 秋を感じることができました。
 

10:50 無事下山完了。


毎回ペットボトルに水2リットル持参です。  それで頭を洗い体を拭き拭き♪   色男に戻ってから帰途に就きます。 (爆)


「ふぅ~  と一息。。      今回もまた気持のいい山行ができました。。。 」


13時過ぎ、 無事帰着完了です。



家から近いっていいね!!  を実感。        北アってスゴイ遠かったのね。。。


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登り)  コースタイム4時間。   僕2時間30分。
下り)  コースタイム3時間。   僕2時間。      (休憩全20分)

今日はトレニングも兼ねてザックに水5リットル詰めて登った。 (内飲み水2リットル)
この山はあまり標高差がなく、 加えて危険な場所もあまり無かったのであえて飛ばしてみた。

是非を問われるかもしれないが、  いいトレーニングにもなりました。 

(危険個所は十分に注意して歩き、 行動食や水分も適宜摂取した) 


“山で使う筋力体力は、 忘れないうち(衰えないうちに)に山で育てる”    が僕のモットーです。


危険個所の歩き、 これからの季節、風や寒さ対策(服装も)、、  結果安全につながると信じています。


      「勘が鈍らないように・・」




台風と横浜と週末は家事

2010年09月24日 23時50分30秒 | 徒然

台風が来ている。  

こんな週末は何が起こるかわからない。

老いた両親のため今週末は大人しく自宅待機にします。

(実は、 今朝登山キャンプ道具一式をクルマに積んで会社に出勤し、 退社後そのまま山に向かい
そして久しぶりの泊登山の計画を立てていたのでしたが・・ )


登山を諦めた帰りのクルマの中で、 若い頃台風の時に訪れた横浜の街を思い出していました。

そう、 横浜へは何回も遊びに行きました。   

中華街での食事、  港の大道芸人、 赤い靴の女の子と氷川丸、 元町散策、 外人墓地、 丘公園・・


そして窓際の席に座るため30分近く待っていたこともある、、   「山手のドルフィン・・ 」


丸一日歩き通しました。   

帰りは久里浜から千葉の金谷港までフェリーで帰ったこともあります。


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あなたを思い出す  この店に来るたび  坂を上ってきょうも  ひとり来てしまった
山手のドルフィンは  静かなレストラン  晴れた午後には  遠く三浦岬も見える

ソーダ水の中を  貨物船が通る  小さなアワも  恋のように消えていった


あのとき目の前で  思い切り泣けたら  今頃二人ここで  海を見ていたはず
窓にほほをよせて  カモメを追いかける  そんなあなたが  今も見える  テーブルごしに

紙ナプキンには  インクがにじむから  忘れないでって  やっと書いた  遠いあの日



今週末は家事をやります。      も、 たまには  “あり”  でしょう。。



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しらびそ峠

2010年09月23日 13時06分40秒 | バイク
先週の白馬岳登山の時にR148を走ってた最中、 以前の事を思い出していました。


「フォッサマグナ ツーリング」        2006年 7/14 ~ 7/15   白馬木崎湖YH一泊。


今から4年前、 一泊で静岡県側から長野県(その先の糸魚川は大昔に走った経験あり)白馬まで
走り抜けたツーリング記録です。 翌日は白馬から軽井沢を抜け群馬県の草津温泉の裏林道を走り
沼田経由で一昨年まで住んでいた千葉市まで帰ってきました。  

磐田 ~  秋葉海道で、 天竜スーパー林道 ~ 日本のチロル下栗の里 ~ しらびそ峠 ~ 
高遠 ~ 諏訪 ~ 塩尻峠 ~ 松本 ~ 安曇野 ~  木崎湖YH泊。


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この当時は毎週金曜夜出発していた。   (今の登山行脚と全然変わらないですね)

自宅(千葉市)、 首都高速、 東名高速 磐田ICで下りてR152へ入る。

磐田IC 眠ぅ眠ぅの8時着。                      天竜スーパー林道入口にて。
 
(この当時は225セローに乗っていた。 今思えばこの翌年に買った250セローよりこの225の方が軽くて良かったな)

山住峠着。
 

この辺り、 深い山の中の道をゆっくり流しました。
天竜スーパー林道は奥深くスゴク気持のいい所でした。

水窪ダム周辺と、 兵越峠。   (毎年、 長野県と静岡県の皆さんとで綱引き大会をするらしいです)
 

上村にある下栗の里へ。  ここは “日本のチロル”と呼ばれ、斜面に家々が張り付いていました。
 
そしてハイランドしらびそへ。     ここの芝生でキャンプしたかったです。


「しらびそ峠」     目の前には・・  聖岳と光岳。     この時に南アルプスに登りたいと思った。



その後地蔵峠を下り、 交通事故0の村 大鹿村に入り、 いよいよフォッサマグナ確認です。

まずは北川露頭。   ここが中央構造線の境です。  日本列島が真っ二つに折れる場所です。  岩の色に注目。
  



この後も安康露頭を見て日本列島の不思議に触れました。    人間なんて小さい小さい・・。

0磁場の分杭峠を越え、 桜で有名な高遠、 諏訪からR20で塩尻峠、 松本から木崎湖YHへ。
 
高遠の街は静かで居心地良かったですね。    街中心部のお寺前で少し休憩しました。


いやあ、 思いだしました。    分杭峠は今で言うパワースポット。  

バイクを下りてあちこち写真を撮る手が確かに震えてましたもの。。。

あっ、 千葉からずっと走って来たので、  そう、 ハンドルの振動で手が痺れていたのでした。 

さすがパワースポット。  (爆)


夕食は、 YH近くにあった温泉施設、ゆーぷる木崎湖に浸かり、その中の食堂で生ビ & おいしい味噌ラーメン♪

木崎湖YH(食事提供無し) と、   ゆーぷる木崎湖。     ここのお風呂は綺麗で広かった。 
  
(木崎湖YHは19歳の時、 能登半島一周ツーリングの帰りに泊って以来25年ぶり。 当時はホンダCB250RS-Z)


お風呂後、 食堂で生ビールを飲み、 プロ野球見ながらまったりしました。

田舎の温泉施設で地元の方に混じり食堂や休憩室でのんびりするのっていいもんです。


翌日は白馬の街をブラリ旅。  適当に走り帰路へ。。

「これだから、、   安曇野、 白馬界隈は慣親んだ場所で大好きなんです」


R403 ~ 西条駅 ~ 東条ダム ~ R143 ~ R144 ~ 草津 ~ 林道 ~ 沼田市 ~ 千葉の自宅へ。

 

R143 ~ R144で 真田の里を抜け北軽井沢のキャベツ畑にわざと迷い込み景色を堪能。  プチ北海道!
 

鳥居峠を越え万座口から嬬恋高原を抜け草津へ。       で、 万沢林道入口。
 

林道万歳!!   当時はBMWとセロー両使いで、 林道も結構走っていたのでした。
 
林道を抜け沼田の街で一般国道へ。  コンビニに立ち寄り休憩です。

さっきまでの林道激走の忘れ物がハンドル下に・・・。


この後は渋滞に巻き込まれゆっくり安全に千葉まで帰りました。


(全走行距離1,500km以上)


そんな楽しい楽しい日本列島フォッサマグナ横断ツーリングでした。   (^^v


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「真夜中の東名高速、   用賀IC ~ 磐田IC」


非力な225セローと僕は、  大型トラッカーに囲まれ、  悲鳴を上げていましたとさ。。 (泣)





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中秋の名スカイツリー

2010年09月22日 22時01分10秒 | 徒然

“今宵は中秋の名月”  


きっと日本人全員が夜空を見上げていることでしょう。
(雨模様でも必ず見上げる、 それが日本人の心)

そうなんでした、 雨でした。
それも・・  家への帰り道はスゴイ雷雨。

これじゃあ今夜名月は見られないなあ、、  と昼間のうちに予測し??、 (笑)
お昼休みに会社から歩いてすぐのいつもの激写ポイントへ出かけてきました。
(何だかスゴイ久しぶり。  夏場は暑くて外へ出なかったので)


「中秋の名東京スカイツリータワー (工事中)」      大分ご無沙汰でした。



けっこう高くなりましたねえ。。       毎日見てるけど・・



あー・・ 貴重な昼休みが終わってしまう。  
と、 急ぎ足で会社に戻ったら滝のような汗でした。


毎週末山登りで滝汗、  会社では冷や汗、  お昼休みも滝汗、、、

こんなもんですわ。。。


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昼間携帯で撮った名スカイツリー写真を眺めながら、  今、 一献。

ああ、   つくづく日本人だねえ。


十五夜お月さん♪     



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と思っていたら同じ事を考えていた方もいたようで・・


(こちらが本物ですね。  (^^;  )


※決して営利目的ではありません。   一個人の趣味の世界です。



白馬岳

2010年09月20日 13時52分09秒 | 山歩き
9/18(土)  白馬岳(しろうまだけ)に登ってきました。


この立派な山に、以前は信州側にはこれという名が無く、単に西山と呼ばれていた。それがいつ頃からか
代馬岳と名づけられ、それが現在の白馬岳と変わった。    (中略)

代馬岳という名の起こりは、山の一角に、残雪の消えた跡が馬の形になって現れるからであった。
田植えにかかる前の苗代掻をする頃この馬の形が見え始めるので、苗代馬の意味で代馬と呼んだという。

                                  深田久弥著  「日本百名山」  より抜粋引用。


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もう、、  毎度毎度毎度の・・・     「山へ帰って来ました!」 (笑)

そう、 毎週末、 山に帰ることに決めたんです!!    (んんっ??  オイオイ・・)

金曜退社後もう何回目か(最近毎週通っている?)三才山TN、松本、大町、木崎湖青木湖、白馬駅に挨拶し・・

若い頃の基礎スキー狂時代、  バイクツー休憩、  サイクリング周遊・・   白馬、八方、岩岳、よく遊んだなあ。。

懐かしの白馬駅 と、 僕のポルシェ。  (ナンバー黄色だけど)

途中のコンビニでビール他を買い真っ暗な林道を上がり、 AM1時過ぎ猿倉駐車場着。
(ビール飲んで2時就寝、 5時過ぎ起床、 軽食、 ストレッチ、 トイレ後出発)

6:00出発。     

猿倉荘。   ここまでクルマ・バスが上がって来られる。   ここ猿倉荘脇から登山道が始まる。

(猿倉荘左脇に綺麗なトイレ、水場あり)


5:15 山ちゃんから、 お先にクライムオン!のメール受け。  もう差が開き過ぎですね。
山ちゃんは日帰りのため早々に出発。 僕はテント泊のためいつもより遅めに出発したのだった。

山荘通過後は長い林道(と言っても先週の笠ケ岳林道より全然短く楽勝)を歩きます。
目の前に白馬岳、 右下にはヒスイ色の綺麗な川、 背中には朝日・・  山、いいなあ。

林道を行く先行者。    そして先には白馬の頂きが・・


朝日が眩すぃねえ。


おそよ30分の林道歩き後はいよいよ道が狭くなり登山道の様相を成してきます。 沢となったそんな登山道を
15分も登れば白馬尻小屋に到着です。  ここまでは足馴らしにちょうどいい距離と傾斜。

“白馬登山のサイト”  を見ると必ずと言っていいほど出てくる見る光景が・・

やっと自分の目で見ることができました。     (今回は一泊のためそんなに重くはない装備)


ここで5分休憩。   水と氷砂糖を口に入れ、 これから始まる大雪渓登りに備えストレッチ。

この白馬尻小屋から先はいよいよ本格的登山道に突入です。 
狭く、そして草木が覆い茂った道を10分ほど登れば大雪渓の取り付きへ到着です。

ここから数年来の念願だった白馬大雪渓を登ります。  
ただし、 落石危険のためあまり浮かれず慎重に登る & でもやっぱり雪渓を楽しみます。。



雪渓最初の辺り。  この辺はまだザレ場登り。(右の雪渓は危険のため立ち入り禁止)  右上奥が白馬岳山頂。


雪渓全盛期と比べ雪は断然少なく、 しかも腐れ雪で歩きづらかった。  (アイゼン持参したが僕は未装着で登った)


これはまだ小さい方。  見渡す限り大石や無数の石(頭大)がいっぱい。  ここは落石の危険地帯。

(時折回りの山からは、 カラーン、ザザザーと落石の音が聞こえてきた)

後ろを振り返る。。



「白馬大雪渓」   

夏場本場の大渋滞登りとは違い今日はガラガラで大満足。 なので静かな雪渓登りが楽しめた。
そして大汗をかいた体が冷やされスゴク気持良かった。  風が吹くと寒いくらいだったし。

雪渓が終わりザレ場、 岩場の登りになった。   (この時期は雪渓終端が手前にある)
ここの登りは結構きつかった。   (奥穂へ続くザイテンの傾斜を緩くし、 そして距離を気持長くした印象)

で、 こんな表示板が・・     「ハイ、 わかりました」    ホントは休みたいのですがね。


この辺りで立ち止まると落石危険のため、 さっさと抜けるようにとのアドバイス。

それにしても、、  山は適度な休憩が必須だが、 ここ白馬だけ (岳 ← 分かったあ?(笑) )
は休んではいけないようだ。  (自分はこのような表示板はここでしか見たことがないので・・ )

そうこうしているうちに岩室跡を過ぎ・・


遥か下奥から登って来た雪渓と遠方の山並みを眺め・・


僕は、 山頂から眺める景色が勿論一番好きなのですが、  
でも、、   登っている最中後ろを振り返った時に見える景色もまた好きなんです。

素晴らしいでしょ?     これは・・  ここを登った人じゃないと味わえない景色なんです。。

  もう僕の体は、、     チキンスキンです。

↑の写真をアーップ。    ガンバ!!     (落石がそこかしこしこに・・)


すんげーデカイ!!     この大岩、 ズリ落ちたら警報が鳴る仕組みだそうです。


葱平を通り過ぎ、、


ふと振り返るとなかなかいい光景が・・   (下山者)


頂上小屋までもう少しかなあと上を仰ぎ見る。    氷河で削られた大岩。  これが一番大きかった。

(写真だとその大きさが分かりずらいですねえ。。   これ、ホントに大きかった)


おお!!




猿倉駐車場から約4時間。       林道、 雪渓、 ザレ岩場、 楽しかったなー  (^^v

テント場の受付で小屋の係の方としばし雑談。
今夜は強風(ここ白馬は毎夜強風だとか)で明日は朝から雨予報で崩れる、 とのこと。
そんな話を聞いた後、 ザックをそのまま担ぎ山ちゃんの待つ白馬岳頂上を目指した。


とにかく先ずは上へ行く!!        (村営白馬頂上小屋から見て右手に白馬岳がそびえる)


日本一の巨大山荘(1500人収容)、  白馬山荘と白馬岳。



それは突然キターー!!!     白馬山荘直下での出来事。

お互い言葉にならない形容詞で・・   「ウォー!   ワァー! 」  の連発。 (笑)

先週に続き今週末も固くガッチリ握手 & 男同志で熱い抱擁。 (照)


山ちゃんは快晴の山頂に立ち、 夏に登った剱岳、 そして槍、 富士山を見渡したそうな。
そしてここ白馬山荘テラスで僕を1時間近く待っていたそう。。  (大泣泣)


山ちゃん 「今日は重いモノをここまで担ぎ上げてきた、だから早く片付けてほしい」 とザックをゴソゴソしている。

僕は何かなー  と思っていたら・・

こんなサイコーな荷物でした。。              杓子岳と雲の中の槍に向けて。

ハッキリ言って、、   やられました。。     (ヒデキじゃなく、 僕、感激!)


ここは長野県と富山県の境。 ここでお互いジャンプして県を飛び越えました。(笑)   そして後方に白馬岳。


山ちゃん ・・    心優しき好青年。    

ここで山ちゃんとはお別れです。  彼は日帰りのため真っすぐ下っていきました。
年末お互い空いた時間があったら忘年会でも飲りたいねー  その時の山談義は計り知れないものがあるネ。

僕はザックをデポし軽身で頂上を目指します。    頂上はガスに覆われていました。(泣)

(南側のガケは急峻だった。  北西の山々は晴れていた)

早々に引き上げ白馬山荘レストハウスへ。    

ここが山小屋?  何でも揃ってる、 室内には居心地のいい音楽が流れ・・  スゲー  と思いました。


そこは雲上の最高級ホテルでした。  

こんな場所で好きな本を読みながら午後をぼんやり過ごす・・    「ああ、 泊りたい」


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さ、 我に帰りましょう。 (笑)

後ろ髪(短いけど)引かれる思いを振り切りテン場へ下ります。 そして小屋の方にもう一度天候を確認します。

白馬岳、 頂上小屋と雪渓、 そして縦走コースへの分岐。 



今夜明日の天候及び下山開始タイムリミット等総合的に判断した結果・・    「今日のテン泊は諦めよう」

今12時。   登り4時間だったので下りは3時間と推測。  辺り一面ガスガスだが明るい、 下りるなら今しかない。

下り開始!   ガスガスの雪渓へ突っ込みます。


ちなみにこの時間で下り始めたのは僕がラストでした。 この前の東鎌尾根といい、つくづく独り旅が好きなようです。
(先々で後ろを振り返っても誰も下りて来なかった。  結局猿倉まで下りは僕がラストだった)

下りはスイスイでした♪


こんなのに直撃されたら・・


この時間で登って来る人が。   小屋着は16時は過ぎるだろう。 


と思っていたら今度は外国の方が二名・・


過ぎる前、  何て挨拶すればいいんだろう、やっぱハローだよなー  などと少し緊張し。。   (ビビリですけん)

そしていよいよ通り過ぎる時が・・

外国人  「コンニチハー 」     (ハッキリと大きな声で)
僕     「はろ~ 」        (僕も負けじとデカイ声で)       だってさ。   何やねん。 (笑)


白馬尻小屋着。     上を見上げる。  山頂付近は厚い雲に覆われていた。

(5分休憩。    チョコレート、 水分補給、 ストレッチ)

ここから先は比較的安全な林道歩き。   猿倉着を15時頃と推測しゆっくり安全に下る。

毎回そうだがこの時間が名残惜しい。    「ああ、 もうすぐ終わってしまう」  と。

また来よう、 そしてその時こそ白馬三山をじっくり縦走しよう。    と。。


猿倉山荘無事到着。


ここで思いもよらぬ出来事が・・・       山ちゃん再登場!!

僕が下りてくるのを待っていてくれたのだ。  (テン泊せず下山する旨はメールで伝えてはいたが)

今回は(も)ホント参りました。。     どうもありがとう!!




それにしても、、  テン泊装備一式背負って日帰りしたのは初めてである。  いいトレーニングになりました。 (爆)
 

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駐車場でしばし雑談後、 そんじゃラーメンでも食べて帰りますか!  とオリンピック道路をひた走り。。


暗雲垂れる八方尾根スキー場を見やり、  白馬47スキー場交差点を左折し・・


カヌーが湖面を滑る静かな青木湖を過ぎる頃、 街道沿いにあった一軒のラーメン屋に飛び込み、、    
「とんこつしょうゆラーメン大盛で!」  となった。




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ラーメン後、 山ちゃん号の先導により渋滞を避け三才山TN手前の別れ道までスイスイと。。



ここで本当にお別れです。   ここまでありがとう、 そして十分に楽しかったです。

信号が青に変わった。       後ろの僕はパッシング、 前の山ちゃんはハザードランプ点滅。 (泣)


「お互い安全にそして無事に家族が待つ家に帰ろう・・ 」


そんな週末の白馬岳登山の一日でした。


  ・
  ・
  ・



次はどの山へ帰ろうかなあ。。。



うっ・・

2010年09月20日 07時32分19秒 | 徒然
 
 く、、  苦しい・・・



 何でだろう???



 こ、 これは・・


  
 「山欠病だ。。。 」



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 土曜登ったのにもうまた登りたい。     っていうかぁ、、   山に帰りたい・・。



 って思うのは僕だけでせうか・・・




秋の大ツーリング

2010年09月19日 12時14分41秒 | 徒然
本日午前中、 恒例の秋の大ツーリングに行って来ました。

久しぶりのツーリング、 今日は遠出するゾー! の意気込み。
そのため朝早く起き、 しっかり朝ごはんを食べ9時30分スタートです。 (?)


ハイ、 佐野の街を時速30~40キロで、 の~んびり周遊してきました。。 (笑)


暑かった夏の空気は去り、 田んぼ一面秋風がそよぎスゴク持ち良かったです。  赤トンボもいっぱい飛んでました。


              秋やねえ。。


(僕のトレーニングホームの山、   大小山をバックに・・  )


「みかも山と大小山」     すべてはこの二つの山から始まった。


北アルプス南アルプスなどのメジャーな山を登った後は、 無性に登りたくなる地元の山。
ここが僕の3,000m級の山攻略の礎、 そして体力増強の基となった山なのです。


みかも山 ・・  低山だが様々なコースが山中縦横無尽にある山。 週末はトレラントレーニングの人でいっぱい。
大小山 ・・   大小七つの峰が馬蹄形を成していて、 スタート ~ ゴールまで約5時間は要する。


ででで、、、   次に訪れた場所が今日の本当の目的の場所なんです。。


        “収穫の秋、  実りの秋”



足利市との境、 R50を北に入った街道沿いが通称  「佐野梨街道」   梨直売店が数軒立ち並ぶ。

知人の口効きでここ、  鈴木梨桃園さんで購入し、  いつもお世話になっている友人宅へ郵送しました。  


そんな、  秋の恒例(高齢) 大ツーリングでした。。。


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若い頃乗ってた大型バイクツーと違い、 地元の街並み、山並み、田んぼ並みをのんびりカブで流す・・

神社仏閣の境台でヘルメットを脱ぎそよ風に吹かれてしばし散策、 そしてベンチに腰かけ水を飲み休憩・・

その後おもむろに立ち上がり昼前に家へ帰る。  そしてNHKのど自漫、 ピロキ、 その後今日のアーカイブスは
北林谷栄おばあちゃん、  そして大相撲、 笑点へと続く。。

こんな何気ない週末が心地良くなってきた今日この頃。

「いい感じに歳取ってきたなあ」    と思う日曜の午後・・・。

BUT!   毎週末の山登りはもう一人の自分です。   (^^v  

要は、、   メリ、 ハリ  です。     


(本日の走行距離、 38キロ。    (以前は日に1,000キロは走っていたのに・・ )




(閑話休題)

故、北林谷栄さんで思い出す映画は、、    「阿弥陀堂だより  と  大誘拐」  

阿弥陀堂はバイクで何回も訪れた長野県飯山の馬曲温泉近く。  そして大誘拐、 あれは面白かった。


PS : あの頃のOut Rider誌は濃ォいツー記事ばかりで面白かったんだけどなー  今は高級になり過ぎ!?
(野宿ライダー寺崎勉氏とシェフ太田氏、  あの頃は駆け出しの菅生さん(現在編集長) )


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おっと、   今夜はカレーです、 ちなみに僕が作ります。   (^^;

ジャガイモ、 玉ねぎ、 ニンジン、 ニンニク・・   下準備しましょうかね。。



白馬岳 (ダイジェスト)

2010年09月18日 22時50分43秒 | 山歩き
本日は白馬岳を登って来ました。

当初の予定は、 白馬岳 ~ 杓子岳 ~ 白馬鑓の、  白馬三山縦走の予定だったが、
今夜から明日まで天候不良(雨、大風)になるとの助言(小屋の主人)を聞いてテン泊中止で下山しました。

頂上直下の白馬山荘では、 山ちゃんに出迎えられ(メールで今日は白馬攻めで示し合わせ)嬉しい再会。
( って、 先週の土曜日も笠ケ岳一緒に登ったばかりですが・・ (^^; )


(右下は村営白馬頂上小屋。  奥の山々が杓子岳、白馬鑓への縦走コース)


そして山ちゃんがこの夏に剱岳でお知り合いになった方の全快を祈って自作の横断幕持って決めポーズ。



“山ちゃん”    心優しくて、 ホント気持のいい好青年!!     (んんっ?   好 “青年” ??)


頂上タッチ!!



この後、 猿倉まで無事下山し先ほど帰ってきました。


金曜会社退社後新幹線で帰宅、 クルマに乗り換えそのまま白馬へ・・  
3時間睡眠で登山~下山~ラーメン~高速カッ飛び無事帰宅。    もう限界(毎週のこと)、、   もう寝ます。。。


詳細はまた後日・・。



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白馬バイカーズミーティング

2010年09月15日 20時30分41秒 | バイク
またまた昔のバイク記事を載せます。  (^^;

何故かと言うと、、  今、 山友の山ちゃんとメールのやり取りをしていた。  
で、 お互いバイクの話題になりこれまた以前通った白馬ミーティングの話になった。  

懐かしいので当時の写真引っ張り出してきて・・


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「ツーリングGOGO  &  BMWバイカーズミーティング   2006 in HAKUBA」


毎年8月最初の土日、 白馬47スキー場で開催される。   夜は花火が綺麗。    今も開催されている。


開催場所である白馬47スキー場へ向かうのに、 まずは戸隠奥社に参拝し中社周辺で蕎麦を食べ、
大好きなR406で静かな鬼無村(当時は村だった)を抜け白馬駅へ走ったのでした。

R406途中にあるトンネルを抜けた瞬間に見えた白馬、五竜の雄姿は今も忘れない。


この年は、 R1100RからR1150RTに乗り換えた年でした。      懐かしいです・・。


もう白馬の街はバイク一色の世界。   日本のバイク、 旅バイク、 BMWなどが街に溢れていた。


白馬47スキー場。    


この時は暑かった。  スキー場の駐車場は砂地で、 15RTを停めるのに苦労したのを覚えている。


「とほ宿  風の子」       2年連続宿泊。    旅人宿はゆっくりできます。。  

その時に泊ったとほ宿。  ちなみにここのママさんは、 北海道にあるとほ宿 “かじかの宿” とは懇意にしています。
(夜、 お酒を飲みながらその話題でスゴク盛り上がりました)


当時のBMWバイカーズミーティングの集合写真。    左の方に僕が写っているんですよ~ (笑)


ちなみにこの写真を撮られるのに並んでいた時に、 この年のGWの連休に訪れた出雲大社近くのYHで同部屋に
なった方と偶然再会したのです。     (北海道で知り合ってその後内地で再会もよくある話)


懐かしいです・・・。     当時は毎週のように全国各地を駆け巡っていました。。。


また機会があったらバイク記事を載せますね。



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やっと秋

2010年09月15日 00時25分09秒 | 徒然

あー   あれ食べたい。

あー   あの本読みたい。。

あー   体動かしたい。。。



秋だけじゃなく、、  1年中やってますけん。     


収穫    ・・・     採れたて食材で毎週飲み会。

読書    ・・・     毎夜の山地図眺め。

スポーツ  ・・・     毎週末の山馬鹿。      


で、 何か??