「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

色褪せない

2013年03月30日 15時00分00秒 | 徒然

 ひと仕事終えフッと一息、  お茶時間。

 「ああ、 またひとつ歳取った」    でも思いはいつまでも色褪せない。

 こんな日は好きな音楽を聞きながらあの日に帰ろう。。

 


 草野もいいが崎山のレスポンスの効いたドラムもまたいい。    あっ、 同県人だし・・。




送別会

2013年03月30日 05時03分05秒 | 徒然

 年度が変わるこの時期、 会社では異動の時期でもある。

 うちの会社は毎年4月と7月に大異動がある。   

 県内にある他ビルに動く人や県外 (主に都内) 転出する人、  または県外から着任する人。。

 (そんな自分も一昨年都内から栃木県に赴任してきた一人)

 と同時に飲み会の数も多くなる。   内示祝い、  発令祝い、  最終日のお別れ会、、

 少なくとも自係内で1週間の間で3回はある。  それが他係や部門、 他組織を含めると・・

 「ほぼ毎日」     

 都内であれば最終電車で帰ることもできるが こちらではそうもいかない。  (車社会)

 電車がある時間には到底帰れず必然的にビジネスホテル泊となる。

 そんなビジホ、  就寝時間や翌日の通勤時間 出勤時間は楽なのだが、  こう毎日続くと
 
 体のコアの疲れが取れない感じがしてくる。     (変な疲れが溜まってくる!?) 

 そして昨夜久しぶりに自宅に帰り これまた久しぶりに自分の布団で20時前には寝た。  熟爆睡でした。

 今日と明日、 家事が待っています。。    



 PS : 大好きな山友さんへ。

      誕生日祝いメールありがとうございました。   
      すごく嬉しくて、 あの時飲み席外し速効で返信した次第。 (爆)
      なので超ハイな文面であいすいませんでした。。   


   3/28(木)   ビジホ出発の朝。  
  
   今日も仕事ガンバッペー      (ホントか?   )


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みかも山カタクリ

2013年03月24日 05時03分05秒 | 徒然

 3/23(土)   

 みかも山に咲くカタクリの花を見に行ってきました。  これももう毎年恒例の行事です。

 一気に暖かくなったので場所によっては梅、 桜、 山梨などでは桃も同時に咲いているとか。

 春の野山は花が咲き乱れ色とりどりでキレイです。

   
 特に山の斜面に適当な間隔をおいて見られる山桜なんかいいですねえ。

 こちら佐野市町谷町(まちやちょう)のカタクリも満開でした。 人もいっぱい出ていました。

 いつものみかも山西駐車場にクルマを置き カタクリの花咲く里山をのんびりと歩いてきました。

 帰りに見た西駐車場にある桜も8分~9分咲き? でした。。。


   みかも山カタクリ
  



宮之浦岳  Vol.4

2013年03月23日 06時39分48秒 | 山歩き

 3/19(火)   快晴!     4日目最終日です。


 今日は島に来て一番のお天気。     暑いです、 朝から半袖です。
 
 ちなみに夜中一匹の蚊に悩まされあまり寝ていません。 隣のベッドのアメリカ人と二人
 夜中ゴソゴソ、 手をパチンパチン、 蚊退治に勤しみました。。  

 朝起きてお互い苦笑い。    相手はモスキート、 モスキートと盛んに言っていた。 (笑)

 おはようござい♪
 

 いよいよ帰る日です。   4日間はあっという間に過ぎます。
 

 帰る日が一番良い天気です。  こんなもんです。

 飛行機出発まで時間あるのでYH近くの博物館? なる場所へ行きました。

 

 じっくり屋久島の歴史を見て回りました。
 
 

 その後 バス停裏の公園に見覚えのある人物が・・。

 おお!  滋賀の庭師、 Sさんと嬉しい再会!!

 

 なんと昨夜はさっきの博物館の玄関先軒下で野宿したそうな。。
 しかも類は友を呼ぶってことで、 沖縄の大学生ヒッチハイカーと知り合い意気投合したそう。

 右の彼が学生ヒッチハイカー。  話をするうちに、 アジアの諸国を歩いて回っているとか。
 この前はインド数カ月、 ネパール(ポカラの街からアンナプルナ登頂)、 シンガポール、 他多数のアジア諸国。

 インド旅と聞いて、 以前好きで読んだことのある本でバックパッカーのバイブル本、  
 沢木耕太郎の 「深夜特急 (MIDNIGHT EXPRESS)」  の話をしたら二人とも大きく頷いた。

 この後大学を休学?し8カ月くらいアジア諸国を放浪、 それを論文にまとめるとか。  現役バリバリ。

 バスの時間が迫ってきたのでここで二人と別れた。   またどこかで会おう!

 

 


 空港内の小さな食堂へ飛び込む。

 おばちゃーん、  そばお願ーい。。
 


 屋久島で飲む最後のビール。  この味は忘れない。


 また、、
 

 来るよ、、、
 

 屋久島。。。
 


 今回島内で使ったお金、 少額だけど どうかグルグルと回してください。


 以上です!


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 【後記】

  ・いきなりトップの宮之浦岳よりも ずっとトップを見据えて登る永田岳に感動。

  ・宮之浦の街で見た桜は強風と雨に打たれてほとんど散っていた。

  ・今回の山行の一番の核心部は、、   そう、 帰りの東京駅での障害物競争だった。

  ・帰りの高速バス待ち時に見た雑踏、 絶え間ない人の波、 まばゆい明かり・・  これも同じ日本。

   うし!  パワー蓄積したから少しの間またガンバッペや。


  
    屋久島
   



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宮之浦岳  Vol.3

2013年03月23日 02時25分41秒 | 山歩き

 3/18(月)   小雨のちドシャ降りのち大雷のち晴れ。    (三日目)

 ヒャー!   やっぱり屋久島の洗礼を受けました。   でもその雨を甘んじて受けました。

 雨のトロッコ道、 苔道、 もののけ道、 おっこと主の古木、、  ぜーんぶ満喫しましたー。  

 (靴下パンツまでビショ濡れー。   下山後はスエた匂いでいっぱいでしたー。 (^^v  )


 出発時の小屋前。   新高塚小屋から来た人たちがトイレ休憩に寄ったとこ。   小雨ムーチョ。 (笑)
 

 昨夜同宿の方たちに別れの挨拶を済ませ出発しました。

 まずはここへ。
 

 さよならは言わない、 そう、 なぜならまた来るから。    一言、  「ありがとう」  って言いました。

 ここで滋賀の庭師ともお別れ、 お互い良い旅を。    Good Luck  &  Take Care!

 
 ここから巨樹の森、  大株歩道へと入っていきます。
 

 元気でな。   この先も数千年立っててね。
 

 人間生きて100年、 でもここの杉たちは数千年。    
 その間 下を通る人間や鹿、 猿たちをずっと見続け見守っている。  そう考えるとなんだかジーンとくるね。

 「屋久島」      この場に立つと何やら底知れぬパワーを肌で感じる。   鳥肌モンです。


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  (閑話休題)

   自分も若い頃から自転車やバイクツーリングで全国掛け巡っていた。  
   中でも北海道の広大さと人の優しさにハマリ、 以降二十数年通い続けた。(野宿他何でも)
   その後登山を始めて自然の良さや人の良さに触れる機会が多くなってきた。
   そんな北海道の広さ、北アや南アの自然豊かな山や小屋、キャンプ場に満足していた。

   がしかし屋久島でのそれは 北海道の広さや本州の登山とは全く違うモノがあった。

  
   「何も無い」  が正しい表現かも。   

   非難小屋もあるにはあるが素そのもの。  道もあるにはあるがどうぞ個人の責任で。
   そして本州のそれとは決定的に違うと思ったのが  いつも上から見られているということ。
   それは特に巨木の森に入ってから本当にそう感じるのだ。

   「屋久杉に見守られながら歩いている、  杉目線を感じながら歩いている」  

   ゾクゾクしながら歩いている。     ( ← 変な意味じゃなく本当にそう感じる)

   時には目の前にひょっこり現れる鹿、 じーっと立たずんで微動だにしない鹿、 
   お互いを認め合い その後ゆっくりと別れ歩き出す。   目と目で語り合う、 そんな感じ。

   そんな出来事全部が本州とは全くと言っていいほど違う、 そこが決定的に違う。 
   一瞬だけど、 あっ今自然と一体化したかも、 って感じる瞬間があるしホント実感できる。

   「よくここまで来たな、 気をつけて帰れよ」    彼等はそう言っていたに違いない。

   何だかスゲーよ屋久島、 また帰りたいよ屋久島。     この気持ち、 行けばわかります。

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 夫婦杉。   手と手をつなぎずっと仲良くね。 
 

 大王さま。
 

 そして、、
 

 豊臣秀吉大阪城築城。 その時に使う杉を献上するために切られたと。    当時で樹齢3000年。

 中は十畳くらいの広さがあり祠がある。   清水も湧き出ていた。   上を見ればお約束のハート型の空。
 

 若者よ何を思う、 何を感じる。。
 

 翁杉。(おきなすぎ)    3年前に寿命で折れた杉。
 

  (翁の名は航海の安全を守る神  「塩土翁(しおつちのおきな)」  に由来するとされる。
   宮之浦岳手前の翁岳もそれにちなんで名付けられたに違いない。 )

 結構な下り斜面を終え大株歩道入口に到着。   (自分側からだと出口になる)
 
  (橋の向こうにトイレあり)

 ここから始まるスタンドバイミー♪

 この辺りから観光客とのすれ違いが多くなってきた。 
 時間的に下の白谷雲水峡や荒川口からのハイカーたちのようだ。
 立ち止まり話を聞くと縄文杉を見に行くと。  皆簡易なスタイルのため全員日帰りのようだ。

 そこには古き良き時代、 繁栄の時があったハズ・・。 
 

 そして仁王杉。
 

 線路は続くよどこまでも♪
 

 三代杉。
 

 楠川別れに到着。  直進すると荒川登山口。  ボクは左斜面を上がり白谷雲水峡へ。 (しらたにうんすいきょう)
 

 平坦なトロッコ道で足使い過ぎ。 (結構飛ばした)   でもってここからの登りでバテバテ~  (^^;
 

 太鼓岩からの眺めはNG!    ここから雨と風が強くなってきた。  強風と雨が顔にガンガン当たる。
 

 晴れていればここからの眺めは最高らしい。  (昨日まで歩いた峰々を見渡せる場所、 しかし下は断崖絶壁)

 
 辻峠を下り もののけの森へと入っていく。
 

 これをくぐり、、
 

 川を渡り苔の世界をゆっくり楽しむとやがて終わりになります。

 屋久杉の森と現実の世界との境界橋。    さつき吊り橋。
 

 越えたくない、 しかし越えねば帰れない。

 後ろ髪引かれつつ(本当は坊主ため後ろ髪は引かれない(爆))  越えました、  そう、 終わらせました。 
 

 最後に弥生杉を見て、、
 

 ドシャ降りの管理棟着。     ま、 これもありってことで・・。
 

 ここまでよく歩きました。   奥岳縦走路満喫しました。   ありがとうございました。

 バスに乗ればいきなり現実の世界に引き戻される。   展開早っ!   ハハ・・。
 

 さっきまでのあの神聖な森歩きは何やったんやー。     

 そうとなればこっちも気持ちを入れ替えてやろう。   前を見るのみ。

 ってことで、  思いっきり煩悩です。  (爆)
 
 
 飛魚の刺身を肴(んっ?)にルービ-2杯  &  おいしい飛魚ラーメン♪  

 屋久島に来たらこれ食べなきゃね。   

 この時外は大雷。  すぐ近くでピカッと稲妻走りドドーンと凄い音。 
 そうかと思えば20分くらいで晴れに変わった。   これぞ南島の天気やね。

 ハイ、 ここにも呼ばれましてん。 (笑)     仕方ないので1本買うてあげました。 (爆)
 

 三岳制覇したので買う権利 (飲む権利) 大いにありなのっス。。    オイオイ。

 歩いて数分のYH着。
 
 (食事なし、 素泊まりのみ、 自炊可(炊飯器、お湯、レンジ、トースター他自炊道具あり)

 ドミトリーには慣れっこ。
 

 アメリカ人2名、 黙々とMyパソコンを叩く日本人1名、  そしてBad smellなボク。  

 
 速効でシャワー浴びてさっぱりと。     (濡れた服も全部洗濯、 靴も乾かし大満足)

 
 でお約束、  海を見ながらコレ。
 

 三岳制覇後の自分へのご褒美と山を敬う気持ちを表し4杯いかせていただきました。。   グイッとな。 

 で夕食に外へ。  ここ数日ろくなモノ食べてなかったのでガッツリ~     かー、 うめー。
 
  (ここでもビール2杯と三岳を一合)

 下山後何杯飲んでるねん。    

 でで、、  YHに戻り・・
 

 屋久島最後の夜、 ゆっくり地酒を楽しみました。    (たまにはいいっしょ、  勘弁してね)

 寝る前に今日一番の核心部が、、、
 

 「日・独・英」   急きょ勝手に三国友好同盟を結びました。   

 お互い一人旅。   

 つたない日本語、 英語、 あーんど 身振り手振りでの同盟締結でした。 (笑)  

 ここは屋久島、  ま、 なんとかなるさ。 (爆)     

 その後の部屋もある意味核心ですた・・。   アメリカ人がやけに話かけてきたよ。。 


 三日目 以上です!     Good night.        (なんちってー)



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宮之浦岳  Vol.2

2013年03月22日 23時38分00秒 | 山歩き

 3/17(日)   晴れ。    (二日目)

 
 3時過ぎ学生たちの起床後の大きな声の会話 (マナーなど全くなし) につられボクも起きました。 (泣)
 で結局その学生たちは小屋前の広場でゆっくり朝食。  そんな横を結局ボクが朝一で出発することに。

 

 真っ暗な小花之江河。
 
 日本最南端にある湿原。

 水補給後黒味岳往復。 

 投石平で休憩。    この学生 (宮崎大学) たちとも最後まで抜きつ抜かれつ。。
 

 すさまじい勢いで雲が飛んでいく。

 岩屋。  ここビバーク可能です。 (笑)
 

 距離感こんな感じ。
 

 あれを乗っ越せば頂上かな。   それにしても天気いいなー
 

 ラピュタロボ。   これを見るのも目的のひとつでした。   晴れてよかったー
 

 

 宮之浦岳の前衛 (ジャンダルム)、   栗生岳 (くりお岳) を望む。
 

 ここにも祠がありました。  岳参りですね。
 

 宮之浦岳ゲッチュー♪
 

 頂上はこんな感じ。
 

 風強く寒いので皆さん岩陰に退避しています。 (笑)

 これから歩く縦走路。   左折すると永田岳、  直進 (尾根道) すると新高塚小屋 (縄文杉) へ。
 

 焼野又路という場所。     (近くにビバーク用テン場があった)

 永田岳への最後の急登手前でザックデポ。
 

 写真だとその急登さが伝わらないけど、 ここから結構な急登となる。 最後はロープに掴まり岩を乗っ越す。
 もう太腿パンパンで、   「おーりゃああ」   みたいな気合い声出しながら登った。

 永田岳。   遥か眼下に真っ白な砂浜の永田浜海水浴場が見えていました。   
 

 この上の岩をよじ乗れば360度絶景が待っている。   テッペンは体が持っていかれそうな強風でした。

 下って永田岳を振り返る。
 

 焼野又路分岐まで戻り左に折れました。  (新高塚小屋目指す)

 
 でっかい岩屋で休憩。     平石という場所だったかな?
 

 シャクナゲやヒメシャラのトンネルを過ぎ、、
 

 新高塚小屋着。      結果ここはスルー。
 

 当初ここに泊る予定だったが あまりにも学生多かったため敬遠しここから約2キロ離れた旧高塚小屋へ移動。

 
 (学生たちはグループ毎に分かれ自分たちのGr以外の人とは会話せず。 
  でもって他の登山者たちの迷惑返り見ず自分たちのGr内で大騒ぎ。  いやはやナントモである。   
  それも若い証拠かも。  ある意味羨ましかったりして・・。   オヤジの戯言でした)

 あと少し。
 

 ゆっくり杉など眺め、、      高山植物から杉へ、 この辺りから植生が変わった。
 

 旧高塚小屋着。
 

 扉を開ける前からわかっていたよ、  人の気配など無いことは。
 

 今夜は貸切りー!    新高塚小屋の混雑から離れて良かったと思う。     「ゆっくりすんべ」

 荷物を解き湯を沸かしチョコなど食べしばし休憩。   その匂いにつられてか扉の外でピーピーと鳴き声が。。

 あんれまー、  いらっしゃーい♪     (どっちが)
 

 じーっと見つめ合っちゃいました。      相手も全然動かない。  ここは我慢比べ。 (笑)

 今思えば彼はきっとこう言ってたに違いない、  「ようこそ縄文杉まで」  と。  ウルウル。  

 で、 いよいよその縄文杉とご対面です。    小屋から10分足らずで着きます。

 声など出ませんでした。    スゴイの一言!
 

 

 あなたと二人きりだったのでじっくりと会話を楽しめました。  (これもあってかやはり旧高塚小屋泊で正解だった)



    いっぱいいっぱい話をしたよ。  
    ボクが生まれた時から今ここにいるこの時まで全部見透かされているような気がした。  
    あなたの前では一切嘘はつけないしカッコ付けられない、 素のままでいるしかない。

    そうやってあなたはここにずっと立ち続けて、何千人、いや何万人の人や鹿、猿たち
    虫たちの声を聞いてやっているんだろうね。 そしてそれはこれからもずっと、ずっと・・。

    うん、 そう思うと涙が出たよ。 




 水を汲み小屋に戻りベッドメイキングぅ♪
 

 あーんど 晩酌。  (^^v
 

 とその時突然扉が開き一人の男が現れた。  その男は日焼けした顔で実に健康的な好感の持てる若者だった。 
 話を聞くうちにその彼はなんと滋賀県大津市からヒッチハイクでここまで来たと。  ここまで1カ月。 やるねえ。 

 こういう時間の使い方って実にいい。
  
 寝る場所はもっぱらシャッターが閉まった後の駅の軒先や誰もいない山の中とのこと。
 病気や強盗には気を使うがそれでも余りある自由気ままな旅。 自分も昔旅先でその日寝る場所見当たらず
 最後の最後空き地の土管を見つけブルシーにくるまり寝た、 はたまた根室駅の軒下野宿で鍛えた?ので、 
 そこら辺の事情は痛いほどわかる。 そして何と言ってもいきなりお互い核心の話ができ暗かった小屋が
 一気にパーッと明るくなった。  

 今回あえて他人の世話になってみようと思ったらしい。
 また彼は携帯電話も止めたそうで、 今回会った人、 世話になった人に後日ハガキを送り礼をするそう。

 フツーの人がそうそう見ない世界を見ている、 なのでこういう輩とは一生付き合える、  そんな感じ。 

 こんな感じでヒッチハイク。
 

 その後その彼を誘って夕暮れの縄文杉を見に行くことにした。
 

 また会話をしました。  今度は3人で・・。
 

 大津からきた彼の職業は庭師。 (植木屋さん)   
 北海道大学を卒業し何を思ったか急に京都に出て庭師の道へ。  (教授や他の学生たちも驚いたと)
 一度夢破れ千葉県の庭師の学校で一から学び直し再び京都へ。  (京都は遺産多く庭師の仕事が多いそう)

  (千葉県の話題で盛り上がり)

 今は立派な庭師 (個人事業主) として働いているそう。  
 今回は冬の仕事オフシーズン利用し4カ月くらいヒッチハイク旅に出たと。
 その旅の途中で知り合いました。    やっぱ旅はソロが一番だね。

 そしてお互いこう言いました、、

 縄文杉に呼ばれたね。   と。   まさに一期一会。  

 知り合った場所が縄文杉というのがまたいい、 なるべくしてなった。  まさにパワースポット。 
 そうこうしているうちに辺りは暗くなってきた。   そしたら下から話声が聞こえてきたよ。

 ま、 まさか・・。

 そのまさかでした。  (お化けじゃないよ)   
 こんな時間になって登って来る人がいました、  女性2人組。  (ガイド付き)  
 ここまで来れたことに感謝しつつ感極まって涙流してました。

 仕事が忙しく2年ぶりの旅行で、 今回ガイドさんを雇いこの縄文杉を見ることが一番の目的だったと。

 縄文杉、  あなたのパワーってスゴイ!!
 

 何か持ってる人同士を呼び、 そして引き会わせる。      (オレは何持ってるんだろう)

 フラッシュしないとこんな感じ。    人間の世界から動物の世界へと移り変わる時間。 
 

 こんな時間帯にここにいられる幸せ、  縄文杉を一人占め (5人占め) できる幸せ、   感無量。

 ちゅーことで皆ではじけたよー!    
 

 山ガールから嬉しいおいしいお裾分け。    少人数な小屋ならでは。   皆フレンドリー♪
 

 聞けばその女性たちも何と滋賀県から来たそうで庭師の彼と同じ県。    3人で盛り上がっていました。

 その間ボクは一人またまた体育座りでショボーン。。      ガンバレ栃木ー!     

 そんなこんなの2日目でした。     スンゴイ楽しかったです!! 


 3日目に続く・・。 


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 【後記】

  黒味岳、 宮之浦岳、 永田岳を登れてよかったです。   

  “三岳参り”  完了しました。

  天気も良くホント最高な一日でした。。     ここまで雨降ってませーん。   





宮之浦岳  Vol.1

2013年03月21日 05時00分40秒 | 山歩き

「宮之浦岳」  

 屋久島では麓より見える山を 「前岳」 (モッチョム岳・愛子岳等)、 麓より見えない山を 「奥岳」 と
 呼んでおり、 宮之浦岳は奥岳の一峰で屋久島最高峰である。 海岸沿いの人里からは姿を望むことが出来ず、
 山の上か海上からしか見ることが出来ない。  地質は花崗岩からなり、 山上では侵食された奇岩が多く見られる。
 植生は山頂部は風衝草原で、 その下に屋久杉の多い樹林帯が広がる。

                                 深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。

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 2013/3/16(土) ~ 19(火)    九州の最高峰、 宮之浦岳に登ってきました。 

  百名山、   91座目。 

 やっと、 やっと、、  ここまできました。   いよいよラスト10です。  
 何だかここにきて感慨深いものが芽生えてきました。  今まで登った山全てが思い出されます。

 今回の紀行文も例によってスゴイ長いです。  忘備記目途で今回もあえて長く仕上げます。
 いつものことですが道中飽きた方はエスケープ離脱OKですのでそこんとこよろしくです。  (笑)  

 「ほいじゃあ、 行ってきます!」

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 3/15(金)

  会社帰宅後荷物類最終チェックし佐野新都市BTより高速バスに乗り込み東京駅へ。
  久しぶりの in TOKYO  デカザック背負ったカッペおやじがウロウロ。。  

  電車&モノを乗り継ぎ空港へ。

  鹿児島行き朝一番の飛行機のため今夜は空港内のカプセルホテル泊。  (カプ泊はもう慣れっこ)
  

   ※2か月前の超早割格安チケットゲット = 朝一飛行機のため遠方からだと前夜泊が必須。

  
 3/16(土)

  「さあ行こう、  屋久島へ」

  高まる気持ちを抑えつつ空の人となる。
  

  朝一の出発は他航空機渋滞もなくスムーズにクライムオン。 (^^v     
  

  三浦岬が見える~♪ 
  

  あっちゅー間に桜島。    2年ぶりや~
  

 
  鹿児島空港からプロペラ機に乗り換え、、
  
 
  この飛行機、 小さいが故に外との境に乏しく (ダイレクトとも言う) エンジン音や生の加速感を味わえる。

  これまた2年ぶりの開聞岳。  あの時はジムニーで来て雪の開聞岳登頂でした。  今日は快晴!
  

  屋久島空港。    佐野駅より小さいよー。
  

  いよいよ始まります♪  

  まずはガス購入。  これが空港内全景。  どこかのコンビニより小さい。 (笑)
  

  一人残され。。
  

  事前に調べておいたバスがこの3月で廃止。   空港にいるのもなんなので行けるとこまで行くことにした。

  終点の安房地区の合同庁舎前で降ろされた。   なにも無くすることもない、 を楽しむ。
  

  羽田から屋久島まで3時間。  そして屋久島内でバスを待つこと4時間30分。  

  これぞ屋久島時間、 よろしいんじゃないでしょうか。    久しぶりのバックパック旅を満喫。     

  

  警察署前でおにぎり休憩。   この後ベンチでボーッとしたり昼寝したり・・。
  

  紀元杉行きは1日2便なようで。
  

  今回の登山口は淀川登山口という所。  
  そこから歩いて40分で最初の宿泊小屋、 淀川非難小屋へ。  そのためのバス待ち。

  すっかり島時間になれた頃バス到着。    数分遅れでの到着はもちろん想定範囲内。 (笑)
  

  これから2日間、  あの懐の中に飛び込んでいきます。
  

  バス終点。
  

  で、 最初の屋久杉見物。
  

  

  屋久杉は1000年以内の杉を小杉、 それ以上経った杉を屋久杉と言うそうな。    もう桁が違う。
  
  そこへいくとボクなんてたったの50年、 まだまだ赤ん坊のようです。   

  屋久杉ドーン。
  

  舗装路を登山口まで進みます。
  

  淀川登山口着。    よくサイトで見る光景がありました。
  

  ここからが本番。   

  だども40分足らずで小屋着。   なはー。
  

  
  でも初日はこのくらいで十分。   昨夜と今日の移動疲れもあり早々に体を休める。
  この時期人は少ないだろう、 もしかして今夜は貸切かと思いきや春休みの学生でいっぱいでした。

  このあと学生のグループが続々と到着し小屋使用率80%くらいに。
  

  明日の出発は夜明け前、 なので今日明るいうちに回りを散策&先の登山路下調べ。

  水清い淀川。
  

  

  ちなみにこの水が飲料水です。   橋の下流に水場があり。

  小屋に戻り前夜祭♪  
  

  明日からの縦走が楽しみです。      おやすみー。   

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 <屋久島あれこれ (私見)>


  ※飛行機・・   早割チケットは朝一出発のため空港内前夜泊が必須。   
             (夜の静かな空港を楽しめてマルかも)

  ※島内移動・・  縦走の場合バスorタクシー移動。 (タクシーは高いためバス利用) 
             格安飛行機到着時間とその後のバス発車時間は合わずだが それも仕方ない。

  ※水場・・  もうどこにでも。  その辺の小川や浸み出し湧きだし水全部。 (笑)

  ※小屋・・  適度な距離に数軒あり至って便利。 古さや陰気さ少々の汚さなんて全然苦にならず。
          それを我慢できない方には縦走は無理かも。  ただし小屋前にテン場もあり。
          夜中有名な屋久島ネズミが出るので食料は天井から吊るす。 
          今回は寒くて?まだ活動時期なかったと思う。 (寝てたから真相は不明)

  ※コース・・  危険個所はなし。 ただし黒味岳や永田岳頂上は狭く絶壁のため注意要。
           ガスったら方向感覚無くなり危険。 地図コンパス必携、 本州の山と違い深すぎて
           (北アや南アはそれでもまだ人の気配や小屋がある)迷ったらほぼ遭難間違いなしで
           数日助けも来ないハズ。 特に永田岳への分岐から登頂往復間ボク一人だった。 
           人があまり入らない所は注意力アップが必要。

  ※天候・・  もうこれは仕方ない、晴れを祈ろう。  (でも雨の屋久島も静かでいいかも)

  ※装備・・  4日分の食料等下山後の着替え含め重量18kg  他者も皆その前後と思う。

  ※気候・・  3月に行って正解。 
          そんなに暑くもなく(夜は寒い)天候も穏やか、 虫もまだいないしで。
          (下山後YHで聞いたら11月が一番良い季節だとか、 次?はその時期か)

  ※撤退・・  どこの山も同じ。 メンタルと体力と思考力判断力、 これがマスト。 
          天候不順や体調不良等早々に決断する必要あり。 遠くてもまた来ればいい。 
          空いた時間は観光に充て有意義に使おう。  スワッ! 思わぬ出会いがあるかも♪


   2日目に続きます。。




放心

2013年03月20日 09時49分49秒 | 徒然

 雨の休日、  窓から見る温和な景色、  安全で静かな休日、   今そんな気持ち。

 ザック・シュラフ干し、  コッヘル洗い、  写真整理・・。   昼はサンドイッチでも作るかな。   

 ラジオでも聞きながら 今日は家でまったりします。。

 







宮之浦岳ダイジェスト

2013年03月20日 06時47分19秒 | 山歩き

 この休みを利用 (有給使用) して念願だった宮之浦岳に登ってきました。

 まずはいつものようにダイジェスト版です。

 結果を先に言います、、

 「屋久島、 キミにやられたよ」

 大自然、  巨木、  一期一会、  太古から育まれた数千年の歴史・・。

 ハイ、  もう全部にヤラれました。。。

 一言・・   スゲー、 かった。

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 初日の宿泊場所、  淀川非難小屋。
 

 ここから縦走が始まります。

 明けて二日目。     いざ、  岳参りへ!  

 1座目、 黒味岳。   (向こうは絶壁)
 

 縦走路を進む。

 代表的な岩、 ラピュタロボット。
 

 こんなんばっかでマル。
 

 そして、、

 2座目、 宮之浦岳。  
 

 晴れ男120%健在。   お約束どおり晴れさせました。

 そして最後の奥岳へ。
 

 ギザギザハートの永田岳♪
 

 3岳目、  永田岳。

 テッペンの岩から宮之浦岳を望む。      今日は足長げー。 (爆) 
 
 (スゴイ強風で落ちたら即昇天 & もの凄く腹筋使い中 (^^; )

 2泊目の高塚非難小屋にて。     あんだチミは。    
 
 見つめ合うキミとボク、  愛が生まれそう。  

 そして・・    縄文杉、 キミに会いにきました。    

 僕が生きているうちに会えてうれしいです。   長い間ここで待っていてくれてありがとう。
 

 マジしびれました、  圧倒されました、  チキンスキンです。     じっくりと会話をしました。

 そして非難小屋へ戻り本日の山行を思い出しながらゆるりと晩酌。

 暗い非難小屋で体育座りしながら独り涙してたのですが夜になって仲間が増えました。   
 そう、 今回も良き仲間たちと出会えました。    大好きな言葉、  一期一会です。

 

 3日目。    名残惜しいけど下山です。

 ギザギザハートのウィルソン株♪    お約束。 (笑)
 

 栃木のカッペ屋久島に現る。    ウィルソン株前にて。
 

 ベンEキングのスタンドバイミーがエンドレス状態。
 

 無事下山完了。    雨の雲水峡もいい感じ。
 

 そして自分へのご褒美に飛魚の刺身で祝杯。  
 

 下りたら真っ先にこれ食べようと思っていた。     「うんめー!」

 無事  “岳参り” を済ませ三岳を4杯煽りました。      宮之浦ポートサイドYHのテラスにて。
 

 「三岳」    黒味岳、  宮之浦岳、  永田岳。 

 奥岳全て登頂できたので飲む権利を行使させていただきました。。    

  1杯目・・   黒味岳へ乾杯♪
  2杯目・・   宮之浦岳へ乾杯♪
  3杯目・・   永田岳へ乾杯♪
  4杯目・・   屋久島へ乾杯♪       もう、、  ヘベレケ~~       

 三岳登頂の感動も冷めやらぬうちにあっという間にいつもの自分に戻ってしまいやした。。   
 

 4日目、  最終日。

 最後にハンパねー強者たちと嬉しい再会♪  
 

 ありがとう屋久島、   また来るよ屋久島、   次回は時間の許す限り・・。

 


 屋久杉に比べたら 人間なんて小せえ 小せえ。。


 詳細はまた後日。





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それでは、、

2013年03月15日 19時38分10秒 | 徒然


   行ってきます!!





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