2011.11.12(土) 晴れ曇り。 高妻山に登ってきました。
朝の四時に中社の宿を出て、戸隠牧場まで爽やかな夜明けを歩き、そこから一不動に登った。
そこから先、尾根伝いになる。道端に稀に石の祠が見つかったのは、昔の霊場巡りの名残りであろう。
五地蔵からの二つのコブを越えて、高妻山への長い登りは急峻で実に辛かった。
深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。
--------------------------------------
金曜夕方、 インフルエンザワクチンを若い看護婦さんにラブ注入されたので元気一杯になり、
グッスリ眠る予定だったのだが夜中の1時過ぎ(中高年ため夜中のトイレ)に目覚めてしまった。
で、、、 「んじゃ、 行くか!!」 となった次第である。
そこからイソイソと準備し2時前自宅出発。 上信越自動車道の信濃町IC降りて戸隠キャンプ場を目指す。
5時過ぎ到着、 辺り真っ暗キャンプ場内はどこに行ったらいいのか分からず、 クルマ1台もいず、 仮眠。
明るくなるのを待って出発。
僕の前を山ガールが一人登っていった。
後で聞いたら東京からバスで来て下のバス停から登ってきたと。 若い女性なのに一人でスゴイ!!
何回かの渡渉を繰り返し、昨日までの雨で小川と化した狭い登山道を登って行く。
各種サイトに出てくる場面に出た。 右側の鎖斜面を登っていく。 雨で足元は滑るので注意して登る。
登り終え上から覗く。
渡渉といい壁登りといい、 北海道の斜里岳そっくりである。 (斜里岳はこの何倍ものスケールだった)
その後、 これまたサイトに出てくる危険な1枚岩上部の横断ルートだ。
雨水、 落ち葉、 スゴイ落ち込み(落ちたら即昇天)、 ここが核心部。 気合いを入れて臨んだ。
鎖に掴まりながら一歩づつ慎重に横断する。 下の下は全然見えない。
その後も小川の登山口道を登っていく。 この辺り辛い登りだった。
一不動避難小屋着。 しばし休憩。
ここから尾根伝いの山道になる。 左右は深い谷。 ギザギザの小ピークをいくつも越えていく。
ギザギザです。 (笑)
東に目をやれば・・
ここにいる者だけの特権。 八ヶ岳かな?
天気予報では長野(飯綱周辺)は晴れの予報だったが、 そんなに天気良くなさそう。
今日は気温暖かく、 そして昨日までの雨のため湿気がスゴくなかなかガスが取れない。
ちょっと表現が大袈裟かもしれないが、 まるで夏山な感じ??
幾つものアップダウンを繰り返し足がパンパンになる頃、 最後の急峻な登りに差し掛かる。
ここから西方面が開け、 遥か先まで見渡せるようになってくる。
おおお!!!
またまた君にィ~ 恋してるぅ♪ (先週に続き下手な歌で・・ (^^; )
白馬三山は雪景色でした。
スゴイ急峻な岩岩をよじ登ること20分強? やっと乗越した。 ここが頂上だと思ったらまだ先があったよ。
大きく先端が丸い、 いかにも滑りますって感じの岩群の尾根を伝い歩きやっと頂上着。
久しぶりの長行程、 ホント長かった~
ガスガスになるまで大絶景をしばし満喫。 おにぎり休憩です。
東、 すぐそこに黒姫山、 奥志賀の山々、 遠くに浅間山。
南、 八ヶ岳あたり?? 富士や南アは雲に隠れて見えず。
西、 もうこれは言葉に言い現わせません。 北アルプスの大絶景!!
北、 火打山、 妙高山。 (雨飾山は雲の中でした。)
この景色もすぐにガスに覆われあっという間に見えなくなりました。
少し待ったがガスが晴れない、 道中長いので下山開始です。
あの頂きの先まで行きその後左下側に下りて行く。 急峻な岩場下山。
ちょっと下の広場まで下りてきた。 これから下る尾根道。
この後、 何回もアップダウンを繰り返す。
(写真には写っていないが、 右側に続く長い尾根をずっと降りていく)
五地蔵山山頂から東方面を望む。
こんにちは。 先週は大変お世話になりました。 今週はこっちから見ています。 (笑)
毎週毎週、 山バカな僕です。。 (爆)
冬が~ 来る前に♪
今日の山行は全部で20人くらいだったか? この時期の高妻山はそうそう人が入っていない印象だった。
その中でも特に異彩だったのが4人いたトレランの方たち。 いやあその健脚はスゴイのなんのって。。
下の奥社にクルマを置き、 蟻の戸渡り、刃渡り、八方睨みを越えて一不動小屋まで周回後高妻山まで4時間以内。
この先レースがあるので今日はトレーニングに来たと。 地元須坂から来られた清々しい方でした。
数分間会話した須坂のトレラン。
(本人了承済み)
※僕は戸隠キャンプ場にクルマを置き高妻山までやっとこさの4時間。 (奥社下Pからだと6時間以上はかかると思う?)
一不動小屋着。 しばし休憩。
ストレッチをしながらこれから下る小川とその先の危険な岩場の心構え、
そしてここまでの辛く楽しかった山行をじっくりと惜しみ記憶に刻み付けた。
小川を下り (笑)、 問題の危険な1枚岩出現。 (先行者がモデル)
左側に落ちたら・・ ゾゾゾ~ で、 僕の番。 慎重に進みました。。
途中、 さっきのモデルの方たちを抜かせていただき その先の小滝下り。
鎖も水で濡れて滑るし足元の岩場も滑る。 ここも慎重に降りました。
その後は気持のいい林間歩き。
そして登山口である戸隠牧場に無事帰ってきました。 「OK牧場」 です。
危険な岩場、 長い長い尾根歩きと幾つものアップダウン、 そして大絶景。 今回の山行もとても素晴らしかったです。
以上です!
THE 高妻山