「立山」
早暁、日の出を拝いした時の印象は忘れられない。四方の山々が雲海の上に眼ざめるように
浮かび上がってくるのを眺めながら、やはり立山は天下の名峰であることを疑わなかった。
深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。
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7/27(金) 立山に登りました。
今回は(いつも?)少しばかり文長め(参考ための詳細記載)です、 心静めてお読みください。 (笑)
木曜23時、 上信越道湯の丸高原ICを下り もう何十回通ったの三才山TNを抜けて松本市 ~ 高瀬川沿いの土手、
R147を北上 ~ JR信濃大町駅を過ぎて県45へ左折、 ドン突きが立山黒部アルペンルート駅の扇沢です。
有料駐車場下にある無料駐車場に1時着。 明日からの山行安全を祈願し独りビール後小宴会後仮眠。 (笑)
(他の山のサイト見ると登山口がよく分からない記述が多いので(いきなり扇沢とか)今回は細かく書いてみた)
朝5時自然起床、 上にある扇沢駅を見に行く。 今日のトロリーバスの始発は7時30分。(チケット6時50分発売)
上の駐車場は6割方埋まっていた。 ちなみに下の無料Pは昨夜のうちに空き無しに。
以降のクルマはその下、 またその下、 しまいには路駐。 (昨年夏に下山した柏原新道口下まで続く)
※立山黒部アルペンルート ・・ トロリーバスで扇沢駅 → 黒部ダムへ、 ダムの上を500mくらい歩いて黒部湖駅へ、
そこからケーブルカーに乗り黒部平へ、 今度はロープウエイに乗り大観望へ、 そしてまたトロリーバスで室堂へ。
(乗車時間約50分、各箇所の待ち時間合わせると1時間30? 今回はチケット売り待ちを含めて室堂まで2時間30分)
そんなこんなで、、 アサー! の扇沢駅。 いい天気です。

6時50分の乗車券発売待ちの列。 僕は6時20分から並びました。

黒部ダムへの回廊。 いい雰囲気です。 皆山ヤばかり。 中にはスキー持参の年配の女性も。

山ヤさんたち映えるねー 皆さん胸いっぱいに期待を持って剱に向かうハズ。

黒部ダム。 もうここまで来ると時間も早いため寒く感じます。

(このダムの上を進行方向先へ歩いて黒部湖駅へ向かう)
でやっと室堂着。 目の前にドーンと立山の雄姿が。

20年以上前? この石の前で両親の写真を撮りました。 帰宅後その時の写真と見比べてみたら
左端の石の大きさが違っていました。 昔はもう少し大きい石が置いてあった。 (何でかな?)
この後あの山へ登ります。 そしてそのまま稜線を左側へ縦走。 真っ青な青空が応援してくれています。
水を3リットル汲み、、

おっと、 目の前にカワイイ子が・・。 この辺はハイキング気分で登る人が多いです。

でも渋滞必須です。
振り返ります。

一ノ越山荘に到着。 そして彼方に目をやれば・・
オオ!!

こんにちは。 今年もよろしくです。

こんな景色が待ってます。 これだから山は止められません。 苦しさなんて一瞬ですっ飛びます。
でこれから登る方向に目をやれば・・
オオオ!! なんじゃこりゃー!!!

こんな景色が待ってます。 これだから山は止められません。 苦しさが一瞬で甦ります。(爆)
この前登った荒島岳とは180度違う光景です。 でもこの殆んどの方は立山(雄山)往復です。
それほどまでにここ立山はハイキング気分で登れてしまう山です。 でもそこに危険さ、落とし穴があります。
上の方はザレが多く一般の方はいとも簡単に細かい石を落し下にいる者に当たり危険、 もしくは転倒、 滑落。
そんなことに気をつけながら登りますか。

振り返ります。 どうですかこれ、 苦しさ吹っ飛ぶでしょう??

先を見ます。 どうですかこれ、 ・・・・。

立山登頂です。 トンガリ君を挟んでます。 (笑)

雄山です。 神主さんが御祓いをしてくれます。 おっと! 拝料500円必要です。


下を見ます。 真ん中室堂平から上がってきました。 山崎圏カール全景です。

ハイ、 500円払いました。 カシコミカシコミ・・ 御神酒を頂きました。 (本物のお酒でしたよ)

雄山頂上。 500円払った者たちだけの特権です。 剱岳も褒めてくれています。 (^^v

御祓いを受け、 これから歩く縦走路に安全を誓います。

気持いい縦走路がズーッと延びています。 こんな道は晴れてなんぼのものですね。
立山最高峰、 大汝山頂上です。 変なオジサンがいますた。。

下を見ると・・

黒部ダムが。 ダム上を人が歩いているのがわかります。

大汝休憩所です。 さっきあの後ろの頂きに変なオジサンが立っていました。

気持のいい場所で剱岳を見ながらおにぎりタイム。 家で作ってきました。 剱岳より高くしてみました。

靴、そして靴下も脱いでの完全リラックスタイムです。
何かな? ハクサンイチゲ?? カワイイ花がいっぱい咲いています。 短い夏を全身で思い切り堪能しています。

さて、 行きますか!

室堂側です。 残雪と青空がいいコントラストを醸し出しています。

内蔵助(くらのすけ)カールです。 後立山連峰です。

ちょうど1年前に縦走しました。 雲に隠れているが左奥から唐松岳、 五竜岳、 鹿島槍ヶ岳です。
皆さんゆっくり歩いていますね。 この景色、縦走路を満喫しているようです。

振り返ります。 右端に見えるのが雄山の祠です。 こんな気持のいい山歩きは久しぶりです。

それにしても内蔵助カールはデカイですね。
内蔵助平は健脚者向きコースです。

真砂岳への登りから見る歩いて来た稜線。 下りるのもったいない感じがします。

そして別山頂上着。

この後は10分程の北峰(別山の突端)に向かい剱と対待します。

対待です。 明日、 アナタに登ります!!

岩の殿堂です。 「どこからでもかかって来い」 と言っているような気がしました。
頂上ズーム。 人がいますね。 僕も絶対あそこに立ちます。

剱沢キャンプ場を見下ろします。

どこに張ろうかなー。

あとは下ってテント張るだけ、 皆さん同様ここでマッタリしました。

下りますか!

剱御前小舎まで行かず、 途中の尾根筋近道を下りました。 これがけっこう急でザレ場続出だった。
そんな道を下っています。

下界は激暑、 猛暑ですかー

と、 そんなコースを60歳を越しているであろう女性が登ってきました。 内蔵助山荘に泊るそう。
近道を勧められて登って来たが、こりゃ大変だとおっしゃっていました。 スゴイ方です、 頭が下がります。
こうやって歳をとっても独りでのんびり登山、 いいもんですね。 気を付けてくださいと声をかけました。

真ん中の灌木ザレが見えている所を下ってきました。


テン場着。 目前にドーン! 絶好のポジションです。

僕のテントを張る場所(なるだけ)は・・
グループ(大人数)のテントから避ける、 当たり前だが通りからも避ける、 雨降った時の雨水の通りを避ける、
回りは単独行者の場所がいい(少々の会話情報の交換ができる)、 最後に、、 ビールを売っている場所が近い!
それと絶対やることは明るいうちにトイレの確認をしておくこと。 (場所周辺の立地、紙の有無、数等)
で、 ここにしました。 静かです。

100%までは行かないが、 今回は8割方OKの場所ゲット。
がしかーし、、 ビールが遠かった。(泣) 下の剱沢小屋まで下りていかないと・・。

テント受付後往復10分? 疲れた体にこの往復が最後にしびれたー
で、、 至福の時となりやした!!

もう1本は近くの残雪の中に埋めました。 夕食時のゴクリのためです。 (^^v
そして・・・
おやすみなさい。 明日、 よろしく願いします。。

夜半過ぎ強い西風と時折のパラパラ雨音に目を覚ます。 外に出たら(トイレ)湿った風。 明日天気悪いかも!?
寒かったので頭までシュラフに潜りまた眠ってしまった。 テントの中は温い温い(ぬくい)、、 幸せ幸せ。。。
以上です!
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※使ったお金。 (参考まで)
・アルペンルート運賃 8,800円。 (手荷物1m越え、10kgオーバー時600円?別途)
・テン場代 500円。 (相場)
・ビール代 1,400円。 (購入是非個人差あり)
・水 無料、豊富。 (自分は室堂と剱沢C場の沢水(消毒済み)利用)
・トイレ チップ制。 (100円程度、相場)