嬉しいことがあった。
いつものように古峰ヶ原神社から前日光林道経由で口粟野へ下るお気に入りの県道。
山合いの狭い路コーナー、 その後田んぼが広がる大きめのゆるりコーナーが続く快適路。
そんな道を景色眺めたり もみ殻を燃やす匂いを嗅ぎながらゆっくりのんびり流す。
道端には彼岸花。
“遊の里” という地元野菜を売っている店で休んでいると2台のバイクが上から下りてきた。
(そもそもこの道は浮き砂多い前日光林道、その後の狭いコーナーが続く山道を下って来るため
バイクは滅多に見かけない。 今、そんな道を下りてくるのはしかもONバイク、なのでずっと見ていた)
若いカップルが運転していた。 いいねえ。
ボクが出発の準備をしているのを横目で見ながら2台が通り過ぎていく。 その後ボクが出発。
すると1キロくらい先でその2台は停まっていた。 その横を40キロくらいのスピードでボクが通り過ぎる。
その時! (正確には通り過ぎる一瞬前)
ボクに向かって彼が最初に会釈したように見えた。 (実際軽く会釈してくれた)
そんな彼の行動を見た彼女が今度はボクに向かって手を振ってくれた。 (ホント一瞬の出来事だ)
「田舎道でのバイク人同志の挨拶」
北海道を走っていると多くの人が手を振るその光景は当たり前。 しかし今日のそれは本土でだから珍しかった。
今のライダーたちはほぼ100%手を振らないし Pで停まっていても特段情報交換などしない。
(千葉在住時ほぼ毎週九十九里有料道路を走ったあと休むPではバイク人同志の会話に事欠かなかったのだが)
久し振りにいいものを感じました。