12/25(土) 3日目です、 クリスマス本ちゃん♪ ・・今日も独りです。(大爆)
【祖母山】
5時30分起床、 軽食、 準備(水をポットで温め3ℓほど用意)、 6時ホテル出発。
実は昨日の登山では、リュックの外ポケットに入れておいたペットボトルの水が凍ってしまい(シャーベット状)、
飲めなかった。 なので今日はホテルのポットでお湯を沸かしペットボトルに入れたのだ。
(冬の登山を(でも九州だからまさかねえ)を少々舐めていたようだ、 反省である)
ここ阿蘇の麓から祖母山登山口まで1時間30分くらいかかる。 真っ暗な道を路面凍結に注意しながら進む。
R57で竹田市手前で県道410号線から7号線に乗り換えた。 この7号線が狭いこと狭いこと。
こういう狭い山間部の曲がりくねった道は以前よりオフロードバイクで走っていたので自分としは好きな道だが、
初めて走る人は少々不安になるような道だ。 しかも、この道でいいんだろうか、本当に登山口へ着くのだろうか
と思わせる寂しい道だし・・。
そんな寂しい道の先に祖母山の登山口はある。 でも行くしかない。
ハイ、 到着。 回りは深い森。 昨日までのような明るい登山口では決してない。

人家は駐車場手前に古~い家(人の気配なし)がポツーンと1軒あるだけ・・。
そして広く寂しい駐車場には僕のクルマが1台。
なかなかええ雰囲気やないか。 よーし! 行ったるでーー!!!
案内板には往復7時間とある。 えっ? 7時間??
この時期の7時間はキツイ(寒さ)かも!? 絶対怪我無く無事に戻ってこようと誓う。
7時45分出発 出発してすぐの開けた場所での祖母山山頂。

(どの頂きが山頂なのかいまいち不明。 (^^; & 左上には雪雲が)
先には川があり案内板があった。 コースは二つあり安全な?宮原コースで登ることにした。

橋の先から急登になり一度工事用林道に出た。
その林道を5分くらい進み下に流れる川を渡る。 そしてその先から本格的な登山道なる。(ひたすら尾根を急登)
渡渉。 向こう側から本格的な登山道がある。(斜面右上に道がある)

キツイ尾根道。 ずっとこんな感じ。 道迷いしそうな山、 という印象。

斜面など少々道が不明な所が多く、赤テープを確認しながら進んだ。 「ちょっと寂しい山だなあ」
急斜面を登り終えた?頃、 三差路に到着。 その三差路を過ぎると今度は身の丈ほどの笹道だ。
この笹道も時折ビッシリ生えている状況もあり、 ヤブ漕ぎで進む場面もあった。 (ちょい怖ワ)

稜線に出たとたん強風が体をガシガシ叩いてくる。
笹中でも強風だったが笹に守られ風の直撃は受けなかった、そのかわりゴー!という音はズーッと聞いていた。
「馬の背」 左側は断崖絶壁。 この辺から雪が舞ってきた。

通過する時は強風で飛ばされないよう身をかがめて渡った。 ちなみに鎖等一切なかったよ。
「鎖場」 写真では簡単そうに見えるが右足下は・・・ 見ないように、 見ないように。。

9合目無人小屋。 宿泊時はお金を箱に入れるそうな。 勿論誰もいない。

ここから先はまた急登になった。 しかも道は積雪5cmくらいで斜面は凍っていた。
アイゼン付けていない(クルマに置いてきた)ので、回りの小枝や根っこを掴みながら登る場面もあった。
「祖母山山頂」 -5° 強風、 ガスガス、 視界なし、 極寒。

比較的広い頂上。 晴れていれば阿蘇山や久住山を遠くに見渡せるそうだ。(ヤマレコで見た)

吹きさらしで寒いのと一人で寂し過ぎるので写真数枚撮ってそそくさと退却。
そして無人小屋まで戻り下山に向けて腹ごしらえ。 と言ってもゆっくり食べたわけではなく、
そう、 周囲数キロ以内には僕一人、そして後ろの無人小屋の雰囲気がこれまたすこぶるいいので
食べ物を水と一緒に腹の中に流し込んでサッサと下山した、 が正しい表現だ。 (^^;
(凍ってポロポロ落ちる2日前に買ったおにぎり&チョコレートを水と一緒に腹に流し込む)
「登る時期が違ったかな? 5月のGW辺りが最高かも。 人もきっといるだろうし。」
(年末休みを利用し九州5座制覇となると少々のマイナス思考や行動はあり得る、 ということを逆に学んだ)
それでも焦って怪我などしないよう出発前にはストレッチと深呼吸は忘れない。 (心身をリセットさせる)
何だかよく分からないルートが続く。 (登ってきた道なのにちょい不安)

ホントこの山はルート案内に乏しい感じがした。 それは幾つものサイトにも書かれている。
ここで道に迷ったらお終い。 なので赤テープをずっと追いかけ下りていった。
このテープは絶対見逃せない。 (この山はリボンじゃなくテープ巻きのため見落とし易い?)

これがまた下向いて歩いているから道が分からなくなった時があった。 (ヤバー)
(落ち葉が登山道を覆い一瞬分からなかくなった)
ふと上を見上げるとなーんか先が変でおかしいのだよ。 (3回あった)
ヤバイ!と思いすぐに上まで戻り最後に確認したテープを探す。 (ドッヒャー)
もう少し “派手派手な赤リボン” を望みます、 ルン♪ ←ここはひとつ可愛いくしておこう。(笑)
(って他人のせいにする僕は未熟者)
天候と気温に不安があり、下山は少々飛ばし気味に下りた。
無事下山完了。 山頂付近は厚い雪雲に覆われていた。

(往復約6時間。 真冬はもう少し早出がいいかも)
駐車場に戻り着替えて移動。
いい感じの県道。 (狭くて長くちょい寂し)

真ん中でライト消したらホント真っ暗闇でした。 (^^;

こんなトラバース路を延々走ります。 (僕は楽しいけどね)

-----------------------
(閑話休題)
2年前だったかな? 北海道の “知床岩尾別YH” で百名山を目指す若者と知り合いになった。
その若者が言うには、 「僕は公共の足(電車orバスでタクシーは入らない)で登山口まで来て登り、公共の足で帰る」 と。
それを聞いた僕は、公共の足が無かったらどうするのか、 と尋ねたところ徒歩で行く、と。
登山口まで公共の足がない百名山は結構あると思う。 この祖母山もその部類だろう。 そして登山口まで歩くとなると・・
(群馬県にある皇海山などガタガタな超難路を1時間以上走ってやっと口に着く。 あそこはキツイ)
それともうひとつ、 たとえその「公共の足」があったとしても街から遠く離れた登山口まで来てその日のうちには登れまい、
どこか周辺でビバークするしかないだろう。 荷物も増えるし体力面や天候面から考えても危険度は増すハズ。
本来の目的の 「登山」 からはかけ離れてしまう感じがするのは僕だけだろうか・・
ま、 世の中には自転車で廻って百名山を登る輩や徒歩ダーなど冒険家?たちはいっぱいいるけどね。
って、 ちょっとだけ自分も “そっちの世界” に足を踏み入れているのかもしれないが。。
(僕もバイクで全国走り回っていた(安旅廻り)からその気持ちは痛いほど分かる)
-------------------------
そんな県道7号線を1時間走りやっと街へ出た。 そして県道沿いの神社へ立ち寄った。
「天岩戸神社」



大変厳かでした。
その後、 明日登る予定の韓国岳(霧島連山)近くまで移動し高速道路のPAで車中泊とした。
九州自動車道 「えびのPA」 にて車中泊。

●祖母山 ・・ 登山口へのアプローチは遠い、 ちょっと寂しい山行、 コース不明瞭あり。
-----------------------------
そして今夜は高速道路のPAに停めたジムニーの中で、 独りクリスマスキャロルを歌うのであった。。。
「讃美歌109番 (Silent Night)」
清し この夜 星は光り
救いの御子(みこ)は 馬槽(まぶね)の中に
眠り給う いと安く
清し この夜 御告(みつ)げ受けし
牧人達は 御子の御前(みまえ)に
ぬかずきぬ かしこみて
清し この夜 御子の笑みに
恵みの御代(みよ)の 朝(あした)の光
輝けり ほがらかに
メリークリスマ~ス♪
PS : ああ、 暖かい部屋でケーキを食べたい・・
【祖母山】
5時30分起床、 軽食、 準備(水をポットで温め3ℓほど用意)、 6時ホテル出発。
実は昨日の登山では、リュックの外ポケットに入れておいたペットボトルの水が凍ってしまい(シャーベット状)、
飲めなかった。 なので今日はホテルのポットでお湯を沸かしペットボトルに入れたのだ。
(冬の登山を(でも九州だからまさかねえ)を少々舐めていたようだ、 反省である)
ここ阿蘇の麓から祖母山登山口まで1時間30分くらいかかる。 真っ暗な道を路面凍結に注意しながら進む。
R57で竹田市手前で県道410号線から7号線に乗り換えた。 この7号線が狭いこと狭いこと。
こういう狭い山間部の曲がりくねった道は以前よりオフロードバイクで走っていたので自分としは好きな道だが、
初めて走る人は少々不安になるような道だ。 しかも、この道でいいんだろうか、本当に登山口へ着くのだろうか
と思わせる寂しい道だし・・。
そんな寂しい道の先に祖母山の登山口はある。 でも行くしかない。
ハイ、 到着。 回りは深い森。 昨日までのような明るい登山口では決してない。

人家は駐車場手前に古~い家(人の気配なし)がポツーンと1軒あるだけ・・。
そして広く寂しい駐車場には僕のクルマが1台。
なかなかええ雰囲気やないか。 よーし! 行ったるでーー!!!
案内板には往復7時間とある。 えっ? 7時間??
この時期の7時間はキツイ(寒さ)かも!? 絶対怪我無く無事に戻ってこようと誓う。
7時45分出発 出発してすぐの開けた場所での祖母山山頂。

(どの頂きが山頂なのかいまいち不明。 (^^; & 左上には雪雲が)
先には川があり案内板があった。 コースは二つあり安全な?宮原コースで登ることにした。

橋の先から急登になり一度工事用林道に出た。
その林道を5分くらい進み下に流れる川を渡る。 そしてその先から本格的な登山道なる。(ひたすら尾根を急登)
渡渉。 向こう側から本格的な登山道がある。(斜面右上に道がある)

キツイ尾根道。 ずっとこんな感じ。 道迷いしそうな山、 という印象。

斜面など少々道が不明な所が多く、赤テープを確認しながら進んだ。 「ちょっと寂しい山だなあ」
急斜面を登り終えた?頃、 三差路に到着。 その三差路を過ぎると今度は身の丈ほどの笹道だ。
この笹道も時折ビッシリ生えている状況もあり、 ヤブ漕ぎで進む場面もあった。 (ちょい怖ワ)

稜線に出たとたん強風が体をガシガシ叩いてくる。
笹中でも強風だったが笹に守られ風の直撃は受けなかった、そのかわりゴー!という音はズーッと聞いていた。
「馬の背」 左側は断崖絶壁。 この辺から雪が舞ってきた。

通過する時は強風で飛ばされないよう身をかがめて渡った。 ちなみに鎖等一切なかったよ。
「鎖場」 写真では簡単そうに見えるが右足下は・・・ 見ないように、 見ないように。。

9合目無人小屋。 宿泊時はお金を箱に入れるそうな。 勿論誰もいない。

ここから先はまた急登になった。 しかも道は積雪5cmくらいで斜面は凍っていた。
アイゼン付けていない(クルマに置いてきた)ので、回りの小枝や根っこを掴みながら登る場面もあった。
「祖母山山頂」 -5° 強風、 ガスガス、 視界なし、 極寒。

比較的広い頂上。 晴れていれば阿蘇山や久住山を遠くに見渡せるそうだ。(ヤマレコで見た)

吹きさらしで寒いのと一人で寂し過ぎるので写真数枚撮ってそそくさと退却。
そして無人小屋まで戻り下山に向けて腹ごしらえ。 と言ってもゆっくり食べたわけではなく、
そう、 周囲数キロ以内には僕一人、そして後ろの無人小屋の雰囲気がこれまたすこぶるいいので
食べ物を水と一緒に腹の中に流し込んでサッサと下山した、 が正しい表現だ。 (^^;
(凍ってポロポロ落ちる2日前に買ったおにぎり&チョコレートを水と一緒に腹に流し込む)
「登る時期が違ったかな? 5月のGW辺りが最高かも。 人もきっといるだろうし。」
(年末休みを利用し九州5座制覇となると少々のマイナス思考や行動はあり得る、 ということを逆に学んだ)
それでも焦って怪我などしないよう出発前にはストレッチと深呼吸は忘れない。 (心身をリセットさせる)
何だかよく分からないルートが続く。 (登ってきた道なのにちょい不安)

ホントこの山はルート案内に乏しい感じがした。 それは幾つものサイトにも書かれている。
ここで道に迷ったらお終い。 なので赤テープをずっと追いかけ下りていった。
このテープは絶対見逃せない。 (この山はリボンじゃなくテープ巻きのため見落とし易い?)

これがまた下向いて歩いているから道が分からなくなった時があった。 (ヤバー)
(落ち葉が登山道を覆い一瞬分からなかくなった)
ふと上を見上げるとなーんか先が変でおかしいのだよ。 (3回あった)
ヤバイ!と思いすぐに上まで戻り最後に確認したテープを探す。 (ドッヒャー)
もう少し “派手派手な赤リボン” を望みます、 ルン♪ ←ここはひとつ可愛いくしておこう。(笑)
(って他人のせいにする僕は未熟者)
天候と気温に不安があり、下山は少々飛ばし気味に下りた。
無事下山完了。 山頂付近は厚い雪雲に覆われていた。

(往復約6時間。 真冬はもう少し早出がいいかも)
駐車場に戻り着替えて移動。
いい感じの県道。 (狭くて長くちょい寂し)

真ん中でライト消したらホント真っ暗闇でした。 (^^;

こんなトラバース路を延々走ります。 (僕は楽しいけどね)

-----------------------
(閑話休題)
2年前だったかな? 北海道の “知床岩尾別YH” で百名山を目指す若者と知り合いになった。
その若者が言うには、 「僕は公共の足(電車orバスでタクシーは入らない)で登山口まで来て登り、公共の足で帰る」 と。
それを聞いた僕は、公共の足が無かったらどうするのか、 と尋ねたところ徒歩で行く、と。
登山口まで公共の足がない百名山は結構あると思う。 この祖母山もその部類だろう。 そして登山口まで歩くとなると・・
(群馬県にある皇海山などガタガタな超難路を1時間以上走ってやっと口に着く。 あそこはキツイ)
それともうひとつ、 たとえその「公共の足」があったとしても街から遠く離れた登山口まで来てその日のうちには登れまい、
どこか周辺でビバークするしかないだろう。 荷物も増えるし体力面や天候面から考えても危険度は増すハズ。
本来の目的の 「登山」 からはかけ離れてしまう感じがするのは僕だけだろうか・・
ま、 世の中には自転車で廻って百名山を登る輩や徒歩ダーなど冒険家?たちはいっぱいいるけどね。
って、 ちょっとだけ自分も “そっちの世界” に足を踏み入れているのかもしれないが。。
(僕もバイクで全国走り回っていた(安旅廻り)からその気持ちは痛いほど分かる)
-------------------------
そんな県道7号線を1時間走りやっと街へ出た。 そして県道沿いの神社へ立ち寄った。
「天岩戸神社」



大変厳かでした。
その後、 明日登る予定の韓国岳(霧島連山)近くまで移動し高速道路のPAで車中泊とした。
九州自動車道 「えびのPA」 にて車中泊。

●祖母山 ・・ 登山口へのアプローチは遠い、 ちょっと寂しい山行、 コース不明瞭あり。
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そして今夜は高速道路のPAに停めたジムニーの中で、 独りクリスマスキャロルを歌うのであった。。。
「讃美歌109番 (Silent Night)」
清し この夜 星は光り
救いの御子(みこ)は 馬槽(まぶね)の中に
眠り給う いと安く
清し この夜 御告(みつ)げ受けし
牧人達は 御子の御前(みまえ)に
ぬかずきぬ かしこみて
清し この夜 御子の笑みに
恵みの御代(みよ)の 朝(あした)の光
輝けり ほがらかに
メリークリスマ~ス♪

PS : ああ、 暖かい部屋でケーキを食べたい・・