11/6(土) 快晴。
「蓼科山、車山、美ケ原」 に登って来ました。 (歩いてきた)
天気サイコー! 景色抜群、 空気澄み、 ・・そして何より360°の大絶景でした!!
<蓼科山>
名山であるから古くからいろいろな呼び名がある。昔は立科と書かれた。諏訪から望むと、完全な円錐形をしているので、
諏訪富士とも呼ばれた。蓼科山は円錐形上に更に円錐丘を戴いた複火山であって、富士に模されるのは実はこの円錐丘である。
<車山(霧ケ峰)>
まだ戦争の始まらない頃、私は霧ヶ峰で一夏を過ごし、遊ぶ山の楽しさを十分に味わった。もうとっくに焼けて無くなってしまった
ヒュッテの二階の、そこから真正面に乗鞍、御岳、木曽駒の見える一室を私が占め、隣りの部屋には小林秀雄君がいた。
<美ケ原>
そういう高原の中で第一に挙げたいのが美ヶ原である。ここほどその条件にかなった所もないだろう。(中略) ・・その高さに
広さを加えると、まさに日本一かもしれない。そのさまは尾崎喜八氏の「美ヶ原溶岩台地」にみごとに歌われている。
深田久弥 「日本百名山」 より引用抜粋。
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金曜退社後いつもの18:40発の新幹線に乗り込む。 何と! 小山駅手前で停電停車。
車内真っ暗(非常灯のみ)になり車内が騒然となった。 (こんなん始めて)
給電が切れた列車はスローモーションのように、 段々、そしてゆっくり音もなく停車した。
利根川手前辺り。 勿論エアコン、 自動ドア全て効かず、 車内は騒然としていた。
車内アナウンス ・・ 「埼玉栃木で地震発生、 その影響で全新幹線停車しました」 と。。
何だかとても貴重?(失礼)な体験でした。。 (約10分後復旧し出発)
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19:40分小山駅からクルマに乗り換え ~ R50 ~ 熊谷秩父 ~ 久しぶりの雁坂峠 ~
甲府 ~ R20でずっと下道 ~ 諏訪 ~ ビーナスラインで女神湖 ~ 2時、蓼科山七合目登山口着、仮眠。
5時起床。 辺り真っ暗、 気温マイナス2℃、 クルマの中極寒、 軽食&ストレッチ。
6時過ぎ、 明るくなるのを(熊たちの食後を)待って出発。 (笑)
今回もトップを切って出発! 最近トップ出を狙っています。
(ただしクモの巣の洗礼を必ず受ける(^^; )
七合目登山口。 (今回は先が長いので、 軽く登れる登山口からチョンボしますた)
距離が短いが故のけっこうな急登でほぼ直登。 これで+-0としよう・・
寒いー。 ガラスが割れるような音、 シャリシャリ音が耳に優しくつい遊んでしまった。
蓼科山荘着。 今年の営業は終わりやね。 (奥が蓼科山)
天気サイコー、 無風、 東斜面に乗越してからは気温上昇暖かい。 来て良かった~
この辺から一段と急登、 しかも岩の頭が凍っていて滑る滑る。 要注意!!
もっと滑る場所に出た。 慎重に慎重に・・
振り返る。 綺麗でしょ? 静かです。。 “山” いいっしょ??
山頂直下の小屋着。 シーズン中は大賑わいだろう。 今はシンと静まりかえっていた。
回りに誰もなし、 澄みきった空気を独り占め、 いつもの単独行、 言うことなし、 万歳!!
そして頂上へ。。 青空へレッツGO!
「蓼科山」 二番手の方(千葉から来られた方)に撮ってもらいました。
で、、 後ろは・・
北アルプスの大絶景!!! (前穂、 奥穂、 涸沢、 北穂、 大切戸、 南岳、 槍ケ岳)
ちなみに山ちゃんは、、 本日、 上高地から岳沢経由で雪の前穂高へラッセル中です。 あっ、 見えますねー
ガンバレ山ちゃん!! ラッセル、 ラッセル。 気をつけて無事帰還してねー
そして東は・・ 八ヶ岳。 (360°の大絶景、 中でもこの八ヶ岳の写真が気に入った)
頂上で十分に景色を楽しんだとあと下山しました。
滑って足を窪地に入れたらお終い、 たぶん骨折は免れない。 気を引き締めて下りた。
登って来る人ほぼ8割りの方に声を掛けられる。 「上は雪ありますか、 大丈夫ですか」 と。
この時期の登山はこんな感じに必ず声をかけられる。 なので危険個所を教えてあげた。
無事下山。 クルマは増えていた。
蓼科山 ・・ 登り1時間35分。 下り1時間。(登り下り休憩取らず) 水場無し。 雪無し。 所々氷。
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「車山 (霧ケ峰)」
蓼科山後クルマの中でおにぎり&水分補給。 そして車山へ移動。
車山肩到着。 この裏手が登山口。
さあ、 行きますか。
見晴らしのいい大草原が広がります。
あっけなく頂上着。 お天気レーダーの後ろに蓼科山。
「車山」 ここでは僕の登山スタイルは少々浮き気味。 (皆さん軽装でハイキング気分)
回りは遮るもの何も無し。 さっき登った蓼科山をずっと眺めていました。
ここで山ちゃんから電話がきた。
山ちゃん 「プチ遭難した、 三歩に救助願う」
僕 「三歩は今日は休み、 今僕と一緒に車山満喫中」
何でも、、 岳沢から上は深い雪、 登りはいいが下りが怖く途中撤退かも!? と。。
山ちゃんが入っている穂高連峰。 (左側の山脈) 気をつけてね。
そして無事下山。
車山 ・・ 登り30分。 下り20分。 水場無し。 ハイキング気分。
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プレシャスドライブ♪
僕の頭の中には、 CARグラフィックTVの音楽が鳴り響いていた。。
ブガッティ、 アルファロメオ、 ポルシェ、 そして、、 ジムニー (^^v
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「美ケ原」
車山後クルマの中でおにぎり&リポビタンD一気飲み。 そして美ケ原へ移動。
美ケ原登山口着。 ここまで少々遠かった。
お店のら裏手から登山道が始まる。 と言っても広い牧場の中を突っ切る感じ。
あのアンテナ群の場所まで行きます。
美しの鐘。
この時、 近くにある美ケ原高原美術館の鐘がガーンガーンと鳴っていた。
以前夜中のTVで、 「美ケ原高原美術館の鐘が12時を知らせします」 と言っていたのを思い出した。 (古ぅ~)
気持のいい道。 牧歌風景が広がる・・
近づいてきました。 宇宙と交信中。 (なんちゃってー)
「未知との遭遇」 (またしても古ぅ~ (爆))
日本のド真ん中って感じな場所でした。
大きな建物はななんと、 ホテルでした。
夜中は満点の星を眺める、 いいですね~ こんなホテルに泊るのも悪くないですね。。。
ホテル裏手にある頂上を目指します。
「王ケ頭」 美ケ原頂上です。
回りはTVやラジオのアンテナ群。 その脇に頂上の碑が立っている。
その北には・・ 今年最後? の北アルプスを心いくまで眺めていました。。
「来年も絶対登ります!!」 と心に誓い・・。
見晴らしのいい場所で休憩。
登る前、 「美ケ原はきっとなんてことないなー」 と思っていました。 しかしその考えは覆りました。
だだっ広い高原、そして草原、 そして青空。 いつも登っている山とは様相が全然違い素直に感動しました。
“こんな山行もあり” だなと。。 安全で楽しいハイキング、 いいですね。
さ、 戻りましょ。
さようなら。
美ケ原、 気に入りました。 (北海道を思い出した)
今夜はあのホテル泊ですか。 楽しんでください。
13時30分、 無事下山。
美ケ原 ・・ 登り1時間。 下り30分。 水場無し。 気分サイコー
帰りはいつものように丸子の街を抜け上信越湯の丸ICから高速に乗り帰ってきました。
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今回はヤマレコにも載っているように、 3山一気登りをやってしまいました。
まんまピークハンターです。 ですが、登り終えて分かったこと、感じたことは・・
「これは3つで1セットだな」 と。
一気登りをやった人じゃないとわからない難しさ、体力、行動力、判断力、 結構勉強になりました。
賛否両論ありますが、 この山域はセットで登る方がいいかもしれません。 (僕の見解)
何故かと言うと、、 一気に登るとかえって違いが分かり面白いのです。 道も純粋に楽しめるし。
「夏場の本格登山を終え、 自分へのご褒美に軽くハイキング気分で登る百名山」
そんな感じでゆるりとして来ました。。