昨日(6月26日)と一昨日上高地に行って、「厳選いいやど」の清水屋ホテルに泊まってきました。
普段の心掛けが良いせいか両日ともまずまずの天気でした。(実は最初の予約は20日の台風4号通過日でしたので、1週間延ばしてもらってこの結果です)
家を5時半に出て朝食は東部湯の丸のSAでとり、沢渡中の駐車場着が9:15着。シャトルバスに乗り帝国ホテル前で降りて、清水屋ホテルに荷物を預け、徳本峠を目指しました。
河童橋から見た穂高連峰は全部は見えませんでしたがまずまずの天気です。
たまには下流側焼岳をバックにした河童橋です。
いつもは徳沢に行くのですが、先日NHKの山番組で国井アナが訪れていたので、よし俺もということで・・・
明神館を過ぎて徳本峠分岐に着いたのが11:15、ここから白沢沿いの九十九折の山道をひたすら登ります。途中台風の影響か倒木や橋の流された場所もあり、結構スリリングな登りでした。徳本峠着が13:50。
徳本峠越えは釜トンネルが出来るまで長野県側から上高地に入るメインルートだったのだそうです。清水屋ホテルの脇にあるレリーフのウェストンもここから上高地に降りて、穂高に登ったのだとか。高村光太郎・智恵子も芥川龍之介もこの峠を越えて上高地に入ったそうです。当時と山の姿は変わっていないのでしょう。
早速展望台から穂高連峰の雄姿を拝みましたが、残念ながら槍も穂高も雲の中でした。
徳本峠の歴史を詳しく知りたい方は下記の徳本峠小屋公式ホームページをご覧下さい。URLはこちらです。
http://www.geocities.jp/tokugogoya/
ホテルのチェックイン時間も迫っているので直ぐに下山開始。ところがこんなに急だったのと思える道で、下りになってもスピードが出せません。結局、徳本峠分岐に着いたのが16:10でした。それからさらに下って河童橋経由でホテル着が17:30.ヘロヘロでした。
夕食後、すぐ隣の上高地温泉ホテルとの間の小川に、蛍が飛ぶというので、見に行こうとしましたが諦めました。30匹観察出来たそうです。
翌朝、5時に朝風呂、温まったところで河童橋から田代橋まで散策。
上高地も最近、猿が人里近く出てきて困っているようです。バス停からホテルまでに行く道にも糞がいっぱい落ちていました。観光客が与えた餌がその原因のようですが・・・
するといました橋の欄干の上に親子猿が毛づくろい中です。
カメラを向けても平気でいます。そのうちに問題になるかもしれませんね。
それともうひとつ、これもひどいなぁと思ったのは小バエとブヨの大量発生です。晴れた日は特にひどいそうです。息が上がってハアハアすると吸い込んでしまう程です。これも観光客が多くなりすぎたせいでしょうかね。
さて今日も天気が良いので新穂高ロープウェイで西穂の独標まで行こうかという計画です。
ホテルを8:00にチェックアウト。8:20のシャトルバスで沢渡中着が8:40。車で安房トンネルを越えて、新穂高ロープウェイ着が9:50。そこからゴンドラに二回乗って西穂高口着が10:30。(往復で¥2800なり)ここから西穂山荘を目指します。ここは過去2度来ましたが2回ともガスでリタイアしたところです。今日は何とか天気も持ちそうです。
この登りは尾根筋なので左に穂高連峰が雲間に見えます。
急な上りを顎を出しながら登っていると、何故か案内標識が見上げるような高い位置に付いています。
最初は分かりませんでした。皆さんはお分りになりますか?そうです。西穂山荘が通年営業しているため、積雪期にも登山者が登ってくるのです。下のほうにある道案内は雪に埋もれてしまいます。納得です。
西穂山荘到着が12:15。山小屋お奨めのラーメンライス付き¥1000をいただきました。
独標は今回は諦めて下山。新穂高ロープウェイ西穂高口に14:40着。ロープウェイを乗り継ぎ、松本ICから上信越道経由で自宅到着20:30。かなりヘロヘロでした。
今回登山道の近くに咲いていた花です。
可憐なイワカガミ
キヌガサソウ
タカネザクラ
シナノキンバイ
他にもエンレイソウ、ショウジョウバカマなどなど
やっぱり上高地はいつ来ても感動を与えてくれる場所です。