京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

つらつら椿

2008-03-05 23:31:08 | 季節のことば
巨勢(こせ)山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を
                       ―万葉集・坂門人足(さかとのひとたり)

  (巨勢山に連なるように咲いている椿をよくよく眺めて巨勢山の
   ウキウキするような春野の風情を、さあ偲びましょうよ)

  巨勢山に咲いていた椿はヤブ椿、赤い一重の椿だったはずです。

        
        いつも買い物に行くとき通っている道、なんだか
        今日は明るいなあと思ったらいつの間にかピンク
        の椿がこんなに咲き連なっていました。

        
        侘助系のようです。相模侘助のように見えますが
        椿を見分けるのは難しい

        
        椿の学名はカメリア・ジャポニカ。日本が原産国。
        日本に来ていた宣教師のカメリアさんが持ち帰って
        ヨーロッパに広めたという。

        
        侘助は茶人に好まれた園芸種。平開しないのが
        特徴ですが、コレだけ一斉に咲いていると豪華。
        元気がでてくるようです。

幼木にひとときに咲く寒椿わかき命のあふるるごとし  久保田章一郎

        椿の春がきたようです