森に白い木の花が増えてきました。
ミズキの花まで咲き始めていて、季節の進みが早いような。
小さな花をぎっしりつけていたカマツカ
蜂や甲虫が訪れていました。今年の実りは豊作かな♪
少し前まで目立たなかったヤブデマリも華やかに♪
中央部の花はまだ蕾でした。
フジの花はちょうど見頃
ハナイカダは雌雄異株でこちらは雄株
雄花には雄しべがあって雌しべはなし
こちらは以前撮影した雌花。雄しべはありません。
葉の中央に花があるとは、何度見ても面白い♪
4月最後の教室日でした。
気温は高めでも風は涼やか。爽快な一日で筆が進みました。
連休で次回まで少し間があくのできりのいいところまで頑張りました。
作品展に出品するのはひとり3点。組み合わせと残り時間を考え
そろそろ3点目の進み具合を再検討する時期になりました。
いよいよ緑濃く、うっそうとしてきた森で
初夏の生き物たちが続々登場!
前回よりも数が増えていたハラビロトンボ
クロスジギンヤンマも飛んでいましたが残念ながら撮影失敗。
おっとりしたカワトンボはいつもよいモデルになってくれます。
金属光沢の翅と長い髭が美しいホソオビヒゲナガ
毎年ヒゲナガガの仲間を見るともう初夏だな~と思います。
ヒメマダラエダシャク
似たものが多く翅の柄は個体差があるそうでいつも迷います。
夕暮れ、数m先を珍しく単独でコジュケイが歩いていました。
お相手を探しているのかな?
この辺りは駐車場に近く、度々このトラさんに遭遇します。
茂みの中で生き延びるための戦いが日々繰り広げられている。。
コジュケイの後姿を見ながら、夜の森を思いました。
Aさんは早春の光景を描かれました。
「花の舞」 日本画 F10
斜面一帯に菜の花が咲く光景です。強い日射しをうけ輝く
花々、それを仲良く味わう男女。丹念に描かれたそれぞれは
響き合い光をまとっています。春の喜びあふれる作品です。
近づいてみました。
作品の要である菜の花を茎一本も手を抜かず緻密に描きこみ
広がりと奥行きを意識し強弱をつけました。階段周りの表現は
冬そのもの。劇的に季節の変化が表され壮大さが感じられます。
構想をじっくり練り、計画的に力強く描き進めていくAさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のAさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
朝から弱い雨が降っていました。
どの植物も雫をたたえ
ヒメコウゾの花もキラキラ☆
雌雄同株で花火のような方が雌花、下の丸いのが雄花
見頃はこれからのようです。
仏炎苞が見事な雨除けになっているマムシグサ
性転換する植物で大きい株は雌になるそう。
今が盛りのタツナミソウ
咲き残りのヤマブキも雨を耐えていました。
4月4回目の教室日でした。
雨の中、風がなくて良かった~といいながら笑顔でいらした皆さん。
いつもあたたかな雰囲気でアトリエ内にはいつも春風が吹いています。
午後遅くに雨はあがり辺りは小鳥の歌でにぎやかに♪
新作に取り組む方も多く秋の作品展に向け忙しくなってきました。
優しい雨に森は喜んでいるようでした。
暑くもなく寒くもなくまだ蚊もいない散策には最高の季節です。
こんもりと大きくなってきたクララの株を見ていくと
いた♪
今年もシロコブゾウムシたちがクララに出現していました。
たくさんの雫をまとっています。
さらに
長い触覚のカミキリムシ、キマダラミヤマカミキリも!
ずいぶん早い出現のような気がします。
頭の上に大きな雫。。
美しいウロコアシナガグモも脚や顔に雫をたたえていました。
クロボシツツハムシは桑の葉影で雨宿り
雨のあたらない軒下のアセビの花にコマルハナバチが来ていました。
前回たくさん飛んでいたアゲハやトンボたちはどこにいるのだろう?
あちこち探したけれど見つけることができませんでした。
強い風が吹いていた朝
桜色のなくなった森には瑞々しい若草色があふれていました♪
目の前にきらめくものが!
カワトンボだ~♪
今年は出現が早いような気がします。
聞きなれないさえずりがした方を見ると
高いところに2羽の小鳥。シメのつがいのようです。
とっくに北国に旅立ったものとばかり思っていました。
4月3回目の教室日でした。
窓をあけると強風がふきぬけ小鳥たちの歌がよく聞こえます。
暑くもなく寒くもなく、とても快適な制作日和でした。
午前中、Mさんの新作を2点撮影することができました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
満開のツツジの前をとおりかかると
黒いアゲハが5頭、ビュンビュン飛びまわっていました。
カラスアゲハに
ジャコウアゲハ
クロアゲハもいましたが撮影することができませんでした。
ツツジの蜜は昆虫たちに人気のようで
ヒゲナガハナバチの仲間がいれかわりたちかわり訪れていました。
近くには
ダイミョウキマダラハナバチが。
このハチは、上のヒゲナガハナバチの巣に卵を産み付ける
労働寄生タイプ。雌だけで単為生殖、雄は見つかっていないのだそう。
サルトリイバラの花は雌雄異株でこちらは雄花
こちらは雌花
早くも青い実をつけた雌株をみていたら
ごく小さな美しい甲虫がいたので近寄ってみました。
下にオトシブミ類が作ったと思われるゆりかごが!
この甲虫が作ったものなのか、その様子を見ていないので
確信が持てません。
でもサルトリイバラの葉を折りたたんで巻き込み、中には卵を
産むという大仕事を終えたばかりの母虫にしか見えない。。
隣のノイバラの葉にも同じ甲虫がいました。
帰宅後しらべると、カシルリオトシブミという名前で
フジ、イタドリ、カシ、コナラ、カエデなどの葉が食草とあります。
さらに検索すると日本甲虫学会の記事で、カシルリオトシブミが
サルトリイバラの新葉を食べているのを確認した、というものが
ありました。珍しいことなのかもしれません。
サルトリイバラの葉を綴りこのゆりかごを作ったのは
やはりカシルリオトシブミなのでは♪
ゆりかご作りのシーンをこの目で見てみたいものです。
Kさんは初夏の三渓園を描かれました。
「三渓園メモリー」 日本画 F6
花菖蒲咲く水辺。楽しい時間を共に過ごした大切な友人を
モデルに何もかもが輝いている一瞬を見事にとらえました。
思いを込め描いた作品は明るく爽やかな風が吹いています。
近づいてみました。
種類の違う木々の、緑色の重なりを表すのに工夫をこらし
時間をかけました。空や森を映す水面の表現が大きな魅力
で全てを生き生きと調和させ、空気を振動させています。
深く心に留めておきたいものを真っ直ぐ見つめ色鮮やかに
力強く描いてこられたKさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
前回歩いてから4日後の朝
森はさらに彩り豊かになっていました♪
草木が萌え出るこの時期が一年で一番好きです。
ウグイスの歌もかなり上手になってきました。
ウグイスの後ろに見える花は
ミツバアケビ。中央の小さい方が雄花、左右大きい方が雌花
こちらは5枚葉のアケビ。ずいぶん花色が違いますね。
4月2回目の教室日でした。
時折雨のぱらつく薄曇りのお天気でしたが、小鳥たちの歌と
体育館で踊る若者たちの歓声を聞きながら楽しく描きました。
午後にAさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
やや冷たい風の吹く森を歩くと
シロバナハンショウヅルの花が早くも開きはじめていました。
面白いナツトウダイの花を眺めていたら
ごく小さなハチが飛んできました。
棍棒のような腹部。。きっと寄生バチの仲間だろうと
いろいろ検索したのですがまったくわからず。
この日会えたチョウは
クロコノマチョウ。寒くて動けなかったのか
近くで撮らせてもらえました。無事越冬おめでとう!
この日会えたガはフタホシシロエダシャク
なかなかイボタガには会えないものですね。。
夕方になってようやく晴れてきて
リスたちも活発に動き出しました。
早春のみ出現する動植物はたくさん!
忙しくも楽しい季節がやってきました。
朝の森は歌う小鳥たちで大にぎわいでした。
山笑う~♪
上郷森の家本館前の桜もちょうど見頃でした。
きれいな歌声のする梢を見上げると
目のところに線の入った黄茶緑の羽色をもつ小鳥が♪
ムシクイの仲間のようです。センダイムシクイなのかな?
次回会えたら歌声を録音しようと思います。
クヌギの花も満開ですね。
長い春休みがあけ、4月最初の教室日でした。
実に3週間ぶりです。前回は中庭のコブシが花ひらいたと
喜んでいましたが、この日はなんとヤマザクラが見頃。
春休み明けに桜が満開というのはめったにないことなので驚きました。
今年の作品展が9月に決定したことを皆さんにご報告♪
スケジュール調整をして、これから忙しくなりますね。
この日の森は酸っぱいような、爽やかな香りがしました。
いろいろな花が咲いていて
ニワトコの花のアーチ
ニリンソウの花のじゅうたん
イチリンソウも花盛りで
ハナバチたちが飛び交っていました。
この日会えたチョウは
モンキチョウ
ムラサキツメクサに産卵しているようだったので見ると
紡錘形の産みたて卵が輝いていました。
多く飛んでいたのはこのキタキチョウ
外灯には少し大きめの蛾。
オオトビスジエダシャクでしょうか。
憧れのイボタガにはこの日も会えず。次回に期待です。
Hさんは初冬の彩りを描かれました。
「ポインセチア」 パステル画 F4
花を中心に赤い苞葉の多くがはみ出す大胆な構図で広がり
が感じられます。幅の広い豊かな赤色で鮮明に表された葉は
真に迫りベルベットのよう。やわらかくも力強い作品です。
近づいてみました。
苞葉はパステルを重ね強くこすり込みましたが中心の花は
紙の地の凹凸を活かしつつ緻密に描き込みました。陰色が
吟味された赤の世界は重厚で奥深く思わず引き込まれます。
ますます色鮮やかに独自の世界を広げておられるHさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。

「ヤブラン」 日本画 F4
揉んだ後、墨で調子をつけた和紙に三種の親和箔をおして
再び揉み墨色が散る地をつくりました。リンドウを洗い流し
描き直したヤブランは納得のいく華麗な作品となりました。
近づいてみました。

箔の間からのぞく墨の黒が画面に動きをもたらしています。
パール絵具を用いた葉の輝きがやさしく背景と響き合い
庭にひっそり咲く花を発見した弾む心が明るく表現されています。
2点目です。

「みやび」 日本画 27x9cm
年輪の美しい表情豊かな銘木に色とりどりの扇を配しました。
木の個性に負けないよう、図柄を盛り上げ金銀の箔を押しました。
木目の美しさを活かした雅やかなデザインで見応えがあります。

様々な黒を使い分けました。大胆かつ細やかに箔がおされた扇は
新しい画材に果敢に取り組み前進し続けるIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
船橋での作品展は無事会期を終了することができました。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
すっかりブログをお休みしてしまった3月後半、
栄区民文化センターのギャラリー抽選にめでたく当選!
グループ彩雲の秋の作品展が今秋9月17日~22日に決定しました♪
使用料をお支払いするため久々に外出しちょっと遠回り。
この時期にのみ出現する動植物に会いに森へ行きました。
ヤマルリソウは満開!間に合った~。
この春のスミレの多さは驚くほど。
ナラ枯れ病の木が多く伐採されて森が明るくなったからなのかな。。
センボンヤリ、可愛い♪
なんといっても花数が多かったのがクサイチゴ
ハナバチたちがたくさん訪れていました。
ニガイチゴは咲き始め
ミヤマセセリとヒメツチハンミョウとツマキチョウに会いたい
けれどもう遅いかもしれない。。
ビロードツリアブがたくさん飛んでいましたが
ペアになったものが!初めて見たかもしれません。
ミヤマセセリが飛んでいたように思うけれど確かめられず
小高い場所でボーっと蝶の出現を待っていると
コツバメがやってきました!
素早く飛ぶ青いチョウの色や動きが初見のような気がして
とまってくれるまで追いかけ、確認できたときは小躍りしました♪
日あたりのよい道沿いは越冬明けの3種のタテハチョウが
激しく縄張り争いをしていました。
ルリタテハに
2種目はアカタテハ
アカタテハは産卵行動していたのでかけよると
カラムシの新葉に産みたて卵がたくさんついていました。
3種目はヒオドシチョウ
はじめてヒオドシチョウの求愛行動を見ました。
翅の表面の色合いはアカタテハやキタテハに似ているけれど
裏面は地味な色合いで、少しルリタテハに似ています。
短い動画を録ってみました。
ヒオドシチョウ恋のかけひき
翅を震わせながらオスが優しく触角と前脚で
メスをトントンしていますがなかなか振り向いてもらえません。
この時はまだソメイヨシノは咲いていませんでした。
この日は他にテングチョウやナミアゲハやキタキチョウも飛んでいて
本格的な春の訪れを実感しました。