森で白い花を見た日は風もなくあたたかで生き物との出会いが
期待できました。アマガエルの声が高らかに響くこみちを行くと
フワ~ン
たよりなげに飛ぶ地味な色のトンボに出会いました。
早歩きをしていたら気が付かないでしょう。
こんな時期にいるなんてオツネントンボかと思いましたが柄が違う。
越冬型のホソミイトトンボなのだと思います。
6匹ほど見ましたがすべてが茶褐色でした。
ホソミイトトンボを見たのは山の上でしたが
オオアオイトトンボを見たのは水辺
きらきらと輝いて。。何度会っても嬉しくなります。
あたたかさに誘われて舞い降りてきたのは
テングチョウ。枯葉にそっくりで目を離すと見失ってしまいます。
名前の通り天狗のような頭部
秋型のキタテハに
秋型のクロコノマチョウも
こう並べてみるとオオアオイトトンボ以外はこのまま越冬する型。
この森のどこか、風雨をしのげる葉陰で冬を越すのでしょう。
冬でも暖かい日ならふたたび会えるかもしれません。