森の家へ通うようになって10年たちましたが
隣接する横浜自然観察の森を歩く喜びを覚えたのは
ほんの5年ほど前。ヤマアカガエルの存在を知ったのも
同じ頃ホタルの池で卵塊を見てからです。
鳴声は聞いても
大人のヤマアカガエルの姿を見るのはまれ。
ましてやカエル合戦など見たことはなく
そのシーンに立ち会うことは憧れでした。
ところが26日、5年越しの願いが叶ったのです!
なんてタイミングがよいのでしょう!
一番下になっているものがメス。
お腹がぷっくりふくらんでいます。
手のひらよりひとまわり小さいサイズです。
石になったように動かないでいると
警戒して水底に沈んでいた数組のカップルが
息継ぎをしにプカプカ浮かんできました。
そこを狙って
このあぶれているオスが飛び掛りますが
なかなかメスに取りつくことができません。
失敗するたびに甲高くキョッとコッの中間のような
鳴声を上げます。鳴くのはオスだけで、
左右の頬にある鳴嚢が鳴くと丸く膨らむそうですが
この時は確認できませんでした。
産卵真っ最中のメス。
眼から後ろにのびる背側線が曲がっているのが
ヤマアカガエル、まっすぐなのがニホンアカガエル
ということなのですが、わかりにくいです。
ひとつの卵塊に1000~1900個の卵が入っているそう。
産みたてのものには上の画像のように
卵に白い部分が目立ちます。
時間がたてばゼラチン部分がふやけたように
膨張してきて、卵がオタマジャクシの形になるまで
生命を守る役割を果たします。
きっと今頃もカエル合戦が続いていることでしょう。
お近くの方はぜひ!
カエルたちの一生懸命な姿にふれれば
私のようにとりつかれてしまうかもしれません・・。
今週末はヤマアカガエルだけでなく
ヒキガエルのカエル合戦も展開しています。
近所で目撃しましたので次回ご報告いたします!
隣接する横浜自然観察の森を歩く喜びを覚えたのは
ほんの5年ほど前。ヤマアカガエルの存在を知ったのも
同じ頃ホタルの池で卵塊を見てからです。
鳴声は聞いても
大人のヤマアカガエルの姿を見るのはまれ。
ましてやカエル合戦など見たことはなく
そのシーンに立ち会うことは憧れでした。
ところが26日、5年越しの願いが叶ったのです!
なんてタイミングがよいのでしょう!
一番下になっているものがメス。
お腹がぷっくりふくらんでいます。
手のひらよりひとまわり小さいサイズです。
石になったように動かないでいると
警戒して水底に沈んでいた数組のカップルが
息継ぎをしにプカプカ浮かんできました。
そこを狙って
このあぶれているオスが飛び掛りますが
なかなかメスに取りつくことができません。
失敗するたびに甲高くキョッとコッの中間のような
鳴声を上げます。鳴くのはオスだけで、
左右の頬にある鳴嚢が鳴くと丸く膨らむそうですが
この時は確認できませんでした。
産卵真っ最中のメス。
眼から後ろにのびる背側線が曲がっているのが
ヤマアカガエル、まっすぐなのがニホンアカガエル
ということなのですが、わかりにくいです。
ひとつの卵塊に1000~1900個の卵が入っているそう。
産みたてのものには上の画像のように
卵に白い部分が目立ちます。
時間がたてばゼラチン部分がふやけたように
膨張してきて、卵がオタマジャクシの形になるまで
生命を守る役割を果たします。
きっと今頃もカエル合戦が続いていることでしょう。
お近くの方はぜひ!
カエルたちの一生懸命な姿にふれれば
私のようにとりつかれてしまうかもしれません・・。
今週末はヤマアカガエルだけでなく
ヒキガエルのカエル合戦も展開しています。
近所で目撃しましたので次回ご報告いたします!
2月最後の教室は
朝から降ったりやんだりのあいにくのお天気。
湿度も高くてまるで梅雨時のようでした。
外は風が吹き荒れていますが
アトリエの中はおだやかで快適な春そのもの。
午後に参加されたOさんに
個人的に気になっていた女子フィギュアの
試合結果を教えていただき、皆さんと
しばしその話題で盛り上がりました。
こんなお天気は日本画制作には向きませんが
自然界では良いこともあります。
今日は絶対見られるはず!
期待を胸に朝、池へ確かめに行きました。
何を?といえば・・・
ココッココッと甲高い鳥のような鳴声が聞こえてきます・・・
やはり
ヤマアカガエルが続々と集まっているようです!
おお~!4日前に比べると
ヤマアカガエルの卵塊が何倍にも増えています。
おびただしい量です、それも新しいものが!
その中に
いました、ヤマアカガエルのカップルです!
よく見ると水中にも。
ヤマアカガエルの恋人たちは
湿った暖かい雨が降るのを待ちかねていたんですね。
私はこれが見たかったのです!!
ふふふふ・・♪
自然に笑みがこぼれてしまいます。
女子フィギュアスケートのように華麗でもありませんし
楽しみな方はかなり少ないと思いますが
次回もカエル合戦報告にお付き合い下さい☆
朝から降ったりやんだりのあいにくのお天気。
湿度も高くてまるで梅雨時のようでした。
外は風が吹き荒れていますが
アトリエの中はおだやかで快適な春そのもの。
午後に参加されたOさんに
個人的に気になっていた女子フィギュアの
試合結果を教えていただき、皆さんと
しばしその話題で盛り上がりました。
こんなお天気は日本画制作には向きませんが
自然界では良いこともあります。
今日は絶対見られるはず!
期待を胸に朝、池へ確かめに行きました。
何を?といえば・・・
ココッココッと甲高い鳥のような鳴声が聞こえてきます・・・
やはり
ヤマアカガエルが続々と集まっているようです!
おお~!4日前に比べると
ヤマアカガエルの卵塊が何倍にも増えています。
おびただしい量です、それも新しいものが!
その中に
いました、ヤマアカガエルのカップルです!
よく見ると水中にも。
ヤマアカガエルの恋人たちは
湿った暖かい雨が降るのを待ちかねていたんですね。
私はこれが見たかったのです!!
ふふふふ・・♪
自然に笑みがこぼれてしまいます。
女子フィギュアスケートのように華麗でもありませんし
楽しみな方はかなり少ないと思いますが
次回もカエル合戦報告にお付き合い下さい☆
午後の教室が終了したあと
時間があったので少し森を散策しました。
駐車場近くのソメイヨシノの木には
フジやサルトリイバラが絡みつき
3羽のコゲラが盛んに木をつついていました。
コゲラって
やっぱりかわいい!
夕暮れが迫って
にわかにハシブトカラスが騒ぎ出しました。
何を叫んでいるのでしょう?
日本語にして聞いてみたいものです。
この木には大きな巣もかかっていました。
バレーボール大・・タイワンリスのものかもしれません。
さまざまな生き物に利用され
弱っているように見えるこのソメイヨシノの木も
あとひと月すれば満開の花が見られることでしょう。
ほんとうに日が長くなりました。
季節はどんどん進んで
待ちに待った季節が近づいてきています♪
時間があったので少し森を散策しました。
駐車場近くのソメイヨシノの木には
フジやサルトリイバラが絡みつき
3羽のコゲラが盛んに木をつついていました。
コゲラって
やっぱりかわいい!
夕暮れが迫って
にわかにハシブトカラスが騒ぎ出しました。
何を叫んでいるのでしょう?
日本語にして聞いてみたいものです。
この木には大きな巣もかかっていました。
バレーボール大・・タイワンリスのものかもしれません。
さまざまな生き物に利用され
弱っているように見えるこのソメイヨシノの木も
あとひと月すれば満開の花が見られることでしょう。
ほんとうに日が長くなりました。
季節はどんどん進んで
待ちに待った季節が近づいてきています♪
上郷森の家本館近くから見えるこの木。
ところどころ木の皮が剥がされ
白い肌がむき出しになっています。
倒木にも樹皮を剥がされた痕が。
このカワハギをした動物はおそらく
タイワンリスです。
下から見上げていると
樹皮がパラパラ落ちてきます。
虫はまだ冬眠中
芽吹きもすくなく
木の実は残っていない
今が一番食べ物がない時期なのかもしれません。
春の繁殖期に向け
たくさん食べなくてはいけないのか
普段はすぐ逃げてしまうのに
人間の足音にも動じず必死に食べ物探しをしています。
かわいいんですよね・・
でも
木々にとっては受難です。
広範囲にわたって樹皮を剥がされてしまうと
こんな風に枯死してしまいます。
こんな木をよく見かけるのは
どんどんリスの数が増えているからでしょうか。
小鳥の卵を食べ、電線や家屋までかじることも
あるというこの外国からやってきたリスは
アライグマとともに増え続けているそうです。
崩れてしまった生態系のバランスは
この先どうなってしまうのでしょう?
ところどころ木の皮が剥がされ
白い肌がむき出しになっています。
倒木にも樹皮を剥がされた痕が。
このカワハギをした動物はおそらく
タイワンリスです。
下から見上げていると
樹皮がパラパラ落ちてきます。
虫はまだ冬眠中
芽吹きもすくなく
木の実は残っていない
今が一番食べ物がない時期なのかもしれません。
春の繁殖期に向け
たくさん食べなくてはいけないのか
普段はすぐ逃げてしまうのに
人間の足音にも動じず必死に食べ物探しをしています。
かわいいんですよね・・
でも
木々にとっては受難です。
広範囲にわたって樹皮を剥がされてしまうと
こんな風に枯死してしまいます。
こんな木をよく見かけるのは
どんどんリスの数が増えているからでしょうか。
小鳥の卵を食べ、電線や家屋までかじることも
あるというこの外国からやってきたリスは
アライグマとともに増え続けているそうです。
崩れてしまった生態系のバランスは
この先どうなってしまうのでしょう?
I さんは夢のある風景を描きました。
「ライン川のほとり」 日本画 F6
のびやかな形のとり方と明るい色遣い、
軽やかなタッチが I さんの持ち味。
それがはじめての風景画となった
この作品にも発揮されています。
さまざまな形の樹木や建造物は表情豊かで
楽しいお伽の国へ迷いこんだようです。
以前の作品も夢のあるものばかり。
HP「上郷の森 日本画教室」の“作品集”の中の
I さんのページに掲載されていますので
こちらもどうぞご覧下さい。
「ライン川のほとり」 日本画 F6
のびやかな形のとり方と明るい色遣い、
軽やかなタッチが I さんの持ち味。
それがはじめての風景画となった
この作品にも発揮されています。
さまざまな形の樹木や建造物は表情豊かで
楽しいお伽の国へ迷いこんだようです。
以前の作品も夢のあるものばかり。
HP「上郷の森 日本画教室」の“作品集”の中の
I さんのページに掲載されていますので
こちらもどうぞご覧下さい。
暖かく過ごしやすい一日となりました。
少し前のように
すぐ膠が固まってしまうこともなく
効率的に気持ちよく描き進めることができました。
I さんが日本画作品を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに!
午後は前回入会されたKさんがいらっしゃいました。
初回の今日は鉛筆で
愛するシーズー犬をさまざまな角度から捉えました。
デッサンは日本画制作のなかでも
対象を理解する大切な段階。
毎日接している家族でも、いざ描いてみると
さまざまな発見があるものですね。
アトリエだけでなく
森も光にあふれていました。
よく出会うのはタイワンリスとコジュケイたち。
葉がまばらなので姿をよく観察できます。
色味のとぼしい森でひときわ目立っていたのが
赤く色づいたノイバラの葉。
うっとりするような美しさです・・・
歩いていくと地面に降りていた
カワラヒワが一斉に飛び立ちました。
緑と黄色と褐色が響きあっているきれいな鳥ですね。
主食は植物の種子。
なるほど立派なくちばしですね。
3月以降が繁殖期だそうなので
これから出会う機会が増えるかもしれません。
制作にも散策にもぴったりな季節がやってきました♪
少し前のように
すぐ膠が固まってしまうこともなく
効率的に気持ちよく描き進めることができました。
I さんが日本画作品を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに!
午後は前回入会されたKさんがいらっしゃいました。
初回の今日は鉛筆で
愛するシーズー犬をさまざまな角度から捉えました。
デッサンは日本画制作のなかでも
対象を理解する大切な段階。
毎日接している家族でも、いざ描いてみると
さまざまな発見があるものですね。
アトリエだけでなく
森も光にあふれていました。
よく出会うのはタイワンリスとコジュケイたち。
葉がまばらなので姿をよく観察できます。
色味のとぼしい森でひときわ目立っていたのが
赤く色づいたノイバラの葉。
うっとりするような美しさです・・・
歩いていくと地面に降りていた
カワラヒワが一斉に飛び立ちました。
緑と黄色と褐色が響きあっているきれいな鳥ですね。
主食は植物の種子。
なるほど立派なくちばしですね。
3月以降が繁殖期だそうなので
これから出会う機会が増えるかもしれません。
制作にも散策にもぴったりな季節がやってきました♪
まだじゅうぶん寒いと感じますが
街行く人の服装が軽やかになったようです。
確かに日ごと春らしさが増していますね。
春の花ミモザも
だいぶ蕾がふくらんで黄色く色づいてきました。
2月中に咲くかな?楽しみです~♪
寒さが続くうちは
なかなか虫の観察ができません。
越冬している蝶の幼虫でもいないか枯葉をめくってみたり
アゲハ類の蛹がいないかミカン科の木を探してみたり。
そんな中ふと木を見上げたら
ミノムシがいました!
子供の頃は本当にたくさんいて
ちょっと蓑を破いたりして遊んだものです。
この頃めっきり見かけなくなったと思ったら
外来生物の寄生バエのため激減しているのだとか。
この季節に見られる昆虫・・
以前のデータに残っていないかな?と探したら
ありました。
2006年2月16日撮影!
ムラサキシジミだと思います。
この蝶のように成虫で越冬するものは
早春でも暖かい日に出てくることがあるそうです。
この日はポカポカだったんだ・・・
4年前は今ほど虫に興味がなかったのに
このハッとするような美しい姿に衝撃を受けて
シャッターを押したに違いありません。
たまに前のデータを見直すのも面白いものですね。
街行く人の服装が軽やかになったようです。
確かに日ごと春らしさが増していますね。
春の花ミモザも
だいぶ蕾がふくらんで黄色く色づいてきました。
2月中に咲くかな?楽しみです~♪
寒さが続くうちは
なかなか虫の観察ができません。
越冬している蝶の幼虫でもいないか枯葉をめくってみたり
アゲハ類の蛹がいないかミカン科の木を探してみたり。
そんな中ふと木を見上げたら
ミノムシがいました!
子供の頃は本当にたくさんいて
ちょっと蓑を破いたりして遊んだものです。
この頃めっきり見かけなくなったと思ったら
外来生物の寄生バエのため激減しているのだとか。
この季節に見られる昆虫・・
以前のデータに残っていないかな?と探したら
ありました。
2006年2月16日撮影!
ムラサキシジミだと思います。
この蝶のように成虫で越冬するものは
早春でも暖かい日に出てくることがあるそうです。
この日はポカポカだったんだ・・・
4年前は今ほど虫に興味がなかったのに
このハッとするような美しい姿に衝撃を受けて
シャッターを押したに違いありません。
たまに前のデータを見直すのも面白いものですね。
だいぶ気温が上がりましたね
木陰はまだ冷えますが
ふわふわしたネコヤナギは暖かそう
日向では
ヒメオドリコソウの蕾がだいぶふくらんでいました
ヤマアカガエルが産卵する池では
こんな産みたてのものがたくさん!
だいぶ増えてきました
はっきりといつかはわからないのですが
かなり前に産み付けられた卵塊から
とうとう
ゼラチン質の球の壁を破り
泳ぎだすものが!
水温によって発生速度が異なるそうなのですが
受精卵からここまで約2週間だそうです
やっとオタマジャクシらしい体型に!
この状態で3日ほどじっとしていてから泳ぎだし
自分でエサを探し始めます
オタマジャクシになることは誕生、と呼べるのでしょうか?
木陰はまだ冷えますが
ふわふわしたネコヤナギは暖かそう
日向では
ヒメオドリコソウの蕾がだいぶふくらんでいました
ヤマアカガエルが産卵する池では
こんな産みたてのものがたくさん!
だいぶ増えてきました
はっきりといつかはわからないのですが
かなり前に産み付けられた卵塊から
とうとう
ゼラチン質の球の壁を破り
泳ぎだすものが!
水温によって発生速度が異なるそうなのですが
受精卵からここまで約2週間だそうです
やっとオタマジャクシらしい体型に!
この状態で3日ほどじっとしていてから泳ぎだし
自分でエサを探し始めます
オタマジャクシになることは誕生、と呼べるのでしょうか?
Nさんはお孫さんを描きました。
F4 日本画
まるでカメさんと散歩しているよう。
ふんわりとした自然な表情、
ほっぺたのぷくぷくした感じ、
腕や指の柔らかい肉感などの表現は
枚数を重ねてきたからこそ。
今までもお孫さんが誕生するごと、その
成長過程を何枚もの日本画作品にしてきました。
子供たちの成長とともに
力強くなっていくNさんの筆致は驚くばかりです!
HP「上郷の森 日本画教室」のなかの
“作品集”のなかのNさんのページには
制作順に作品が並んでいます。
どうぞあわせてご覧下さい。
F4 日本画
まるでカメさんと散歩しているよう。
ふんわりとした自然な表情、
ほっぺたのぷくぷくした感じ、
腕や指の柔らかい肉感などの表現は
枚数を重ねてきたからこそ。
今までもお孫さんが誕生するごと、その
成長過程を何枚もの日本画作品にしてきました。
子供たちの成長とともに
力強くなっていくNさんの筆致は驚くばかりです!
HP「上郷の森 日本画教室」のなかの
“作品集”のなかのNさんのページには
制作順に作品が並んでいます。
どうぞあわせてご覧下さい。