ツクツクボウシの蝉時雨。
夕暮れ、暗くてもう撮影はできないな~と思いながら歩いていくと
お久しぶり!
けっこうな年齢だと思いますが元気そうでよかった。
近くにいたこのコはまだ若いかな?
木に隠れながらだるまさんがころんだ状態で近づいてパチリ。
サルナシの実が大きくなっていました。
ヤブミョウガの実りも色づいて少しずつ秋。。
見たことのない植物がありました。
背丈は160cmぐらい
名前はソクズ。
別名はクサニワトコということですがそういえば似ているような。
花もまだありました。蜜柑色のものは腺体で蜜がたまっているそう。
アリが集まっていました。
仁丹のような実もニワトコに似ています。
これから赤くなるようなのでまた見に来よう!
8月もあと少し。風がわずかに秋めいて寂しくなりました。
Sさんは旅で出会った光景を描かれました。
水彩画 F8
荒々しい波が打ち寄せる北陸の海。穏やかな空を映す水面は
美しい色をたたえ水の清らかさを感じさせます。水紋や飛沫を
を観察しその力強い変化と彩りをきめ細やかに表現されました。
近づいてみました。
思った通りの表現ができるよう前もって用紙を調整をしました。
慎重に調合した色を極細の筆で淡く少しずつ重ねていく描法で
時間をかけ複雑な表情を緻密に表現されました。爽やかな作品です。
どの作品も明るく静か。じっくり取り組まれるSさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のSさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
Hさんは印象深い流れを描かれました。
日本画 P8
水彩画でも日本画でも繰り返し描いてこられた奥入瀬の秋。前作
以上に味わい深く渓流のしっとりした空気感が表現されています。
一筆一筆丁寧に創りあげられた世界には静謐な時が流れています。
近づいてみました。
描き込んではぼかす、を繰り返し画面を近くで見、遠くからも
眺めて目指す清流と森が表れるまで粘り強く取り組まれました。
鋭い洞察力で表された作品に瀬音や芳香まで感じられるようです。
驚くべき忍耐強さで納得のいくまで描き込まれるHさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のHさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
Kさんは神社で出会った光景を描かれました。
「しぐれ時」 日本画 F8
雨上がりの神社。杉の木立の間にある長い階段には木漏れ日が
きらめいています。心に強く残る風景、音、香りを表すべく
時間をかけて描き上げました。力強く生き生きとした作品です。
近づいてみました。
マスキングテープを使い鋭さを出した部分と伸びやかな筆致で
大らかに表現された部分が溶け合って光が踊り草木が風に揺れる
様がよく表されています。快活なKさんそのものの光景です。
どの作品もエネルギッシュでおしゃべりするように描くKさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのKさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
つい先日、嬉しい出会いがありました。
暗い茂みをふわーっと飛ぶ大きなトンボ。
光を当てさせてもらってパチリ。
カトリヤンマなのかな?はじめまして♪
メタセコイアに3匹のアブラゼミ
道路を歩いていたニイニイゼミ
ヒグラシも美しいですね!
近所のハーブ園では
クマバチ
コアオハナムグリ
アカスジカメムシ
ベニシジミ
小さな生き物たちは去り行く夏を惜しむように懸命に活動していました。
Tさんは奈良に取材されました。
「法隆寺」 日本画 F10
法隆寺中門をのぞむ清らかな光景です。今まで何度もスケッチし
本画に取り組んできた奈良。心にしみ込んだ空気感が画面に出る
までじっくりと岩絵の具を重ねました。晴れ晴れとした作品です。
近づいてみました。
中門の奥にたたずむ五重塔。暗部の強さを変えることで遠近感
をだし境内に風を通しました。貴重な歴史的建造物を緊張感を
もって丁寧に描かれその存在感と美しさ、壮麗さを表現されました。
長年淡彩スケッチを続けられご自身のHPもあるTさん。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのHさんのページに掲載されています。
TさんのHP「水彩スケッチ紀行」とあわせてご覧ください。
Hさんは旅の思い出を描かれました。
「ローテンブルク」 日本画 F8
中世の姫君や白馬にのった騎士が登場しそうな建造物が立ち並ぶ
街並みは彩り豊か。訪れた時のときめきと感動を確かな筆遣いで
画面に定着させました。明るい中に歴史の重みも感じさせる作品です。
近づいてみました。
光と影を強調しドラマチックに見るものを奥へといざないます。
古い建造物や石畳、植物を細やかな線と変化に富んだタッチで
綿密に表現されました。その昔に思いを馳せることができます。
Hさんの作品はどれも華やかで清々しい風が吹いているのです。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのHさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
朝のうちは晴れていたものの湿度が高く蒸し暑い一日でした。
鬱蒼とした散策道は野生動物との出会いがありそうでワクワクします。
8月最後の教室日でした。こちらでの活動も最終日。。
上郷森の家絵画教室として18年間活動してきましたが
2019年より全館リニューアル、指定管理者交代となって
上郷森の家再開まで活動休止の危機がおとずれました。
それを救ってくださったのがこちらの施設。1月から今まで
空間を貸していただいたおかげで変わらず活動を続けることができました。
今までありがとうございました。
9月2日より活動場所は再び上郷森の家・別館となります。
午後はバケツをひっくり返したような雨が降りバタバタとして
お二人がお帰りになったあとの撮影となってしまいました。
その前にたくさんの完成作品を撮影することができました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
お昼休み、暑いけれどカッパ着用で森を散策しました。
目の前でジョロウグモの網にかかったツクツクボウシのメス。
小雨ぐらいではチョウも休んでいません。
久しぶりに撮影したキタキチョウ
なかなか敏感で接写するのは難しいです。
足が長~い!
ツユムシの仲間の幼虫でヘリグロツユムシあたりなのかな?
成虫のヘリグロツユムシもいました。
葉っぱと同じ!見事な保護色で目を離すと見失ってしまいます。
またハンミョウに会えました♪
コアカソにとまるリスアカネ
赤いトンボが増えてきました。
大雨がやんだ途端、空気がひんやりとして夏の力が弱まった気がしました。
Iさんは初めて絹に描かれました。
「華菊」 日本画 色紙大
赤紫色の艶やかな管菊が花開き始めています。絹の裏から金箔を
おした背景はほのかに輝き晴れ晴れとした秋の日を思わせます。
重なる葉はぼかして広がりを感じさせ軽やかな作品となりました。
近づいてみました。
初めて取り組む絹本に戸惑いながらも今までの箔押しの経験が
いかされ美しい仕上がりとなりました。刺繍を施した手作りの
軸もぴったり。活力に溢れたIさんらしい華やぎのあるお花です。
好奇心旺盛なIさんの作品はどれも力強く彩り豊かなのです。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
早朝の風が涼しく感じられました。
セミの合唱はニイニイゼミが弱くなりツクツクボウシが加わりました。
8月四回目の教室日。
荷物を運びこんでから汗がひくまで皆さんとしばしお話。。
作品展まで約一か月。出品作を描いている方はいよいよ仕上げに
入ってきました。題名や展示方法も考えたりとこれから忙しくなりますね。
午前中Iさんが、午後はHさんがそれぞれ日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
お昼休み、森を歩いてゆくと水辺でトンボのヤゴなどの説明を受けている
大人の集団がいました。いいな~、私もまざりたい♪
あとで聞くと小学校の先生方の勉強会だったそう。
未来を担っていく子供たちには自然に興味をもってもらいたい。
緑の環境を守り活かす大人になってくれますように☆
小学生の時、学校の遠足で金時山に登ったけれどきつかった思い出しかない。。
植物や生き物のことを学びながら山を歩けば楽しかっただろうな~。
ふわふわと暗いところを飛んでいたのはモンキアゲハのメス。
右の後ろ翅がだいぶ欠けていますが産卵場所を探しているように見えました。
ジャコウアゲハのメスも後ろ翅が欠けている。。
休み休み。暑い中お母さん蝶は頑張っていました。
水がほとんど残っていない池底で水を吸っていたこのアゲハ。
光をあてたら綺麗だったのでカラスアゲハかな?と思いましたが
クロアゲハのオスなのかな~。
咲き残るニガクサでこの日もルリモンハナバチに会えました♪
オオシオカラトンボがキンミズヒキに。
森の植物は秋めいてきたように思え、夏休みが終わってしまうような
すこし寂しい気持ちになりました。