小雨降る朝の野に涼やかな虫の音が響いていました。
葉の上でたたずむツバメシジミ
アキアカネも飛び立ったと思ったらすぐ降りてきます。
ヒカゲチョウも葉陰で雨宿りしていました。
9月最終回の教室日も雨。ふりかえれば今月はずっとすっきりしないお天気でした。
12月4日から始まる作品展にむけ黙々と制作に励む皆さん。
作品が完成している方がいらっしゃるのですが撮影ができないのが残念です。
窓の外の緑をときおり眺めて目を休め、おしゃべりしてほっと一息。
森のノブドウも雨に濡れて色鮮やかに見えました。
たくさん出ていたこのキノコ
ウスキテングタケ、でしょうか。
このほかにホットケーキのようなイグチの仲間も出ていました。
朝からしとしと雨が降り続いていました。
彩りが秋めいてきました。
早くも9月四回目の教室日。
あいにくのお天気のなか多くのメンバーが参加されました。
湿度が高いこんな日は作品が乾くのをのんびり待ちますが
複数枚同時進行で効率よく進めていきます。
作品に集中し自分と対話し続けながらお仲間とも談笑。
五感をフル回転させて楽しい時間はあっという間に過ぎてゆきます。
そろそろ咲いているかな?
ナンバンギセルとともに毎年9月に楽しみにしている花といえば
コバノカモメヅルです。今年も会えてほっとしました。
ほの暗いところに咲くタマアジサイは艶やか
この日会えたキノコはこの一種
ササクレヒトヨタケかな?
なかなか大きめのカタツムリに
かなり大きいスズメガの仲間に出会えました。
苔の生えた樹皮のようで美しい!サザナミスズメという名前だそうです。
愛らしい蜘蛛たちにも会えましたがご紹介はのちほど。。
そろそろ秋晴れの空を見たいものです。
雨上がりの朝、コバルトブルーにきらめくチョウが!
カラスアゲハのオスが吸水していました。
飛びあがる瞬間に見えた翅色は深い青。
カラスアゲハのメスがこちら。
どこから見てもうっとり。。華麗なチョウです。
9月三回目の教室は日差しが出たと思ったら雨が降ったり。
気温も湿度も高く変わりやすいお天気でした。
表現したい世界を思い描きながら一筆一筆丁寧に積み重ねてゆきます。
ひとつの作品が完成するまで長い時間がかかりますが
ああでもないこうでもないと格闘するその過程が楽しみでもあります。
午後の部はうっかりして教室風景を撮影するのを忘れてしまいました。。
朝のうちは秋の虫の音、日が出て気温が上がればセミの声。
地面から蒸気が立ちのぼってくるよう。カブトムシの香りや
ほのかにドレンチェリーの香りがして子供の頃を思い出しました。
色づき始めたノブドウの実に雫がきらり
久しぶり!大好きなハンミョウに会えました。
興奮して手ブレ。。
ナガコガネグモの網についた雫にも小さな虹がたくさん見えたけれど
撮影するのは難しい~。
まだまだ頑張るオオシオカラトンボ
森は癒しのパワーに満ちていました。
9月二回目の教室日は朝のうち雨がぱらついたものの
お昼近くには晴れ、蒸し暑くなりました。
子供たちの歓声とセミの声を聞きながらも集中して制作する皆さん。
仕事を重ねるほどに次の課題が見つかり前進することができます。
Aさんがご無事だとわかりひと安心。さらに嬉しいことに新しく
Sさんがお仲間になってくださった午後はとてもにぎやかでした。
朝の森。
下り階段の3段先にオレンジ色の塊が右往左往していました。
大きさはスズメくらい。私が近づいても飛ばないところを見ると
ヒナのようです。
ヒナが見ている右側からガビチョウのさえずりが聞こえたと思ったら
低く飛んで目の前を横切りました。
きっとお母さんガビチョウですね。
ヒナは這うように後を追っていきました。巣から落ちてしまったのかな?
よかったよかったと濡れた野原を行くと
ハグルマトモエに会えました。
なかなか大きく美しい蛾です。
前回とは違う茂みでナンバンギセルも☆
お昼休みには青空が見えました。秋色になってきたかな。
何度も同じ場所にもどってきたシオカラトンボ。
同じ時期、同じ場所をもう何年も歩いてきたけれど年々昆虫の
数と種類が減っている気がする。。漠然とした不安を感じながら
この季節に会っておきたい動植物を探しています。
さまざまな植物が密集しているところで
ブイーン・・・
羽音が近づいてきました。
あっ、ヒメクロホウジャク!
アカネの葉っぱであることを確かめて
産みました☆
向かいの葉にいる蜘蛛が気になります。
直径1mm、うみたて卵はクリーム色。
ヒメクロホウジャクは若葉に足先で触れていました。
触っただけでどうしてアカネとわかるのか聞いてみたいものです。
ヒメクロ母さんが飛んでいってしまったあと
背後からセミが激しく翅をばたつかせる音が聞こえました。
よく見ると
アブラゼミがオオカマキリに捕まっている!
暴れても逃れることはできず。。
小さな生き物たちの生と死のドラマが見られました。
長かった夏休みも終わり9月一回目のお教室です。
この夏の暑さは尋常ではありませんでしたが皆さんはお元気。
変わらぬ笑顔にほっとしました。3か月後の作品展にむけ活動再開です!
来年施設が大規模なリニューアルをするため活動存続の危機があり
皆さんにご相談し助けていただいてまいりました。この日よいお知らせ
ができて本当によかったです。これからもよろしくお願いいたします☆
朝から猛烈な雨が降ったり突然明るくなったり。
制作にはあいにくのお天気でしたが歩いているとき傘は不要でした。
朝のうちは秋の虫が鳴いていましたが雨が上がってからは
ツクツクボウシの大合唱!まだ夏が終わっていないようで嬉しい。
期待してススキの根元を見てまわると
ナンバンギセルに今年も会えました。昨年よりも数が多いです。
まだ咲き始めで見頃はこれからのようです。
ナンバンギセルはススキの根などに寄生する植物。
白い花はセンニンソウ、ピンク色の小花はヘクソカズラ、
黄色いのはキンミズヒキ。むせるような香りが漂っています。
ヤブランの花を見て思い出し
探したのはノシラン。
この花はやや地味で花期も短くいつも見落としてしまいます。
昨年ほどではないものの花がよくついていました。
冬の瑠璃色の実りが楽しみです。
小さな生き物たちのドラマにも遭遇しました。次にご紹介いたします☆
Yさんの水彩画をご紹介いたします。
「おんぶひものおじいさんと孫娘」 水彩画 F4
人形作家の世界に心動かされたYさん。作品を参考にしながら
おじいさんと孫娘のあたたかい物語を実感をこめ力強く表現
されました。細やかに質の違いも描き分けた鮮やかな作品です。
近づいてみました。
用紙のざらつきを活かし素早い筆さばきで足元の茂みと藁葺
屋根を、豪快な筆さばきで空を表現されました。水彩色鉛筆と
水彩絵の具との組み合わせで独自の世界を創りだされました。
幅広い題材をまっすぐ見つめ伸びやかに表現されるYさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。