東方は雲り西方は青空が見えていた朝。
風が弱く森は静か
前回訪れた時、氷がはっていたホタルの池は綺麗に空を映していました。
ヤマアカガエルたちが産卵行動するその時を近くで待っているのでしょう。
1月4回目の教室日でした。
室内は暖かくても皿は冷えていて電熱器で温めることの繰り返し。
固まったニカワ対策には電気ポットの熱湯も使い冬はなかなか忙しい!
暖房は火鉢しかなかった頃の制作はさぞ大変だったことでしょう。
大きなエアコンや蛇口からお湯の出るありがたみをしみじみ感じます。
この日は重い曇天かと思いきや急に雲間から青空が。
大気も肌に優しく春が近づいてきているように思えました。
早春の花、オニシバリが咲いていました。
マスクを外して近づくとかすかに鉄砲百合のような清らかな香り☆
アトリエの近くにはど根性ヒメオドリコソウ
森の奥には大輪の変わり咲きツバキがひっそりと
この日はなかなか生き物が現れず
やっと撮れたのがシジュウカラ
むっくり可愛いメジロ
身を伏せて隠れているつもりのタイワンリス
茂みでガサガサ歩きまわっているのを覗き込むと
ほぼタイワンリスかガビチョウ、ごくまれにシロハラという具合。
短時間しか歩いていないとはいえ例年より鳥が少なく感じられます。
この冬は立ち止まって耳をすます時間が増えました。
快晴の朝
日を浴びたセイタカアワダチソウが金色に輝いていました。
いつもはここでホオジロたちに会えるのですがさえずりさえ聞こえません。
タマアジサイも冬色に。小鳥が舞い降りてこないかな~。
早くも今月三回目の教室日でした。
まん延防止等重点措置期間に入りました。換気、体温計測、度々消毒、
もちろんマスク着用と今まで通りのコロナ対策を続けています。
午前中は隣の体育館から小学生たちの歓声が聞こえてきましたが
午後は静か。チラチラ揺れる木漏れ日を味わいながら制作しました。
小鳥たちの多くが他の森に移動したのかと心配するくらい
生き物の気配がすくなく、立ち止まって耳をすますと
囁くように チッ チッ チッ ・・・
暗いところからクロジが出てきました。
アオジよりもおとなしやかで敏感。久しぶりに会えました。
丸い実がたくさんついた丈高い木があったので近づくと
イヌビワの木でした。直径12mmほどの実をつまむととても硬い。
イヌビワは雌雄異株でこれは雄株。イチジクに似たこの果のうの中で
花を咲かせ、イヌビワコバチが入り込んで受粉させます。
雌株の果のうでは種子ができ、雄株の果のうではイヌビワコバチが育つ
という共生関係があるそうです。
この木でたくさんのイヌビワコバチの幼虫が育っているのでしょうか。
羽化した成虫が一斉に飛び立つ日に遭遇できればよいのですが。
別館まわりにはノシランの株が多く毎年冬の実を楽しみにしています。
うっかりしていて見頃は終わっているかもしれない!
あわてて探すと
まだ残っていました♪
ノシランの実の色は藍色、瑠璃色、空色、群青色、紫紺色・・
株によってさまざまな青色が見られてうっとりします。
実の大きさはアオキの実ぐらいと大きいので
食べるとしたらこのヒヨドリくらいでしょうか。
ヒヨドリがアオキの実を食べるシーンは見たことがありますが
ノシランの実を食べる鳥はまだ見たことがありません。
森はカラカラに乾燥していて昨年よりもずっと寒い。
どの生き物にとっても厳しい冬です。
Aさんは水辺のひとときを描かれました。
「水面」 日本画 F10
水滴をのせた蓮の葉とあめんぼう。鯉もふわりと浮かぶのどかな
光景です。絵の具をこすりだしで複雑な色や手触りを出すと決め
時間をかけて取り組みました。静かで熱い魅力あふれる作品です。
近づいてみました。
擦りだす色を逆算して下地の岩絵の具を選びドーサで固着させつつ
厚く塗り重ねました。程よく擦り落とした後に加筆し葉の脈や縁、
水際など気迫を込めて描き込み生命力に満ちた世界となりました。
様々なモチーフを描きながら新しい技法に挑戦し続けるAさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のAさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
前に、火山活動が盛んな白煙をあげる富士をはるかに望む構成です。
万葉集に親しむNさんならではの風趣に富む味わい深い作品です。
冬の引き締まった空気が感じられます。当時の装束などを考察し
歌の文字も雅やかに墨に雲母を混ぜ美しく仕上げました。
朝の森。
うっすら霜のおりた草原の真ん中で耳をすますと
ガサガサ… こそこそ‥ ガリッガリッ‥
小鳥、リス、それともウサギ?タヌキ?
だれが何をしているのか想像するのも楽しい音が聞こえてきます。
1月二回目の教室日でした。
本館が臨時休業だったこともあり周囲は静か。集中して制作することができました。
前回よりもやや気温が低く膠などの管理にも気をつかいました。
午後には見学の方もお越しになってにぎやかに。
皆さんの制作風景や画材等をご覧になってワクワクされていました。
年が明けもうすぐ春。新しいことを始めるのによいタイミングですね♪
彩りのさみしい森で鮮やかな色を見るとハッとします。
サルトリイバラの赤に嬉しくなって撮影しようとしゃがんでいたら
コッ コッ コッ
すぐ近くをコジュケイの家族が通りすぎてゆきました。
派手な体色に思えますが枯色の森で見事に馴染んでいます。
にっこり顔のタイワンリスにもたびたび遭遇
ホオジロにもまた会えました。
つんざくような声に驚いて主を探すと
木の上の方にアオゲラのオスが。
木をつつくことなくこのポーズを繰り返していました。
水辺に行くと
帽子を脱いだイヌコリヤナギのフワフワ花穂がひとつだけ♪
すこしずつすこしずつ。春が近づいてきています。
年明け初、3週間ぶりに歩いた森の朝
以前より明るくなったクヌギコナラ林で
気配を感じ、振り返ると
目の前の梢にモズが!
つぶらな瞳と愛らしい仕草に癒されます♪
今年最初の教室でした。
膠がかたまってしまうので電熱器との往復が忙しいのは冬ならでは。
一年前は緊急事態宣言の為お休みでしたからそんなことも久しぶりです。
談笑し制作する時間を共有できることのありがたみをあらためて感じます。
午前にNさんが、午後にAさんが日本画作品を完成されました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
霜がおりた早朝のこみちは
虹色にきらめいていました。
その横で食事をするホオジロたちはとても静か
コナラが落葉するまで気づかなかった古い小鳥の巣。
細い茎や苔が使われたこの小さな巣は
このメジロのもの?
わずかに残るサザンカの花にメジロたちが集まっていました。
ハラビロカマキリの卵のうがこんなところに。
無事冬が越せますように。
お昼には気温があがりましたが小鳥たちに遭遇できるのはやはり朝。
懸命に活動する姿を見ていると寒さを忘れます。
一昨日降った雪は日当たりの悪い所でまだ残り
滑るので足元注意☆
なんだか癒される。。
雪の日は、お休みだったはずなのにうっかり教室に行ってしまい
そのまま帰宅するのは悔しいので写真を撮ろうと少し歩きました。
元気だな~!今年はじめての雪にはしゃぐ子供たち
健気に咲く黄色い薔薇はうなだれて
くちなしの実にも雪の綿帽子
公園まで行こうか迷ったすえ体とカメラに悪いと思いなおしました。
穏やかに晴れた今日は嬉しい出会いがありました。
お久しぶり!木の上にシロハラ
今年も会えて嬉しいジョウビタキ♪
会うたび鮮やかな黄色に感動するキセキレイ
なかなか近づかせてもらえません。
キィ~エ~!
甲高い声に驚いて見上げると
ワカケホンセイインコたちがいました。
声も体も大きくとても目立ちます。
インド南部、スリランカあたりが原産地、1960年代から野生化したそう。
日本の冬にも適応しているのですね。
近所でよく見かけますが同じく賢いオナガやカラスなどと競合するのでは。
そんなことを考えていたらオナガに会いたくなって、よく現れる梅林へ。
梅の花を期待していましたが蕾はかたく鳥も猫もおらず。
暖かかった昨冬とはいろいろ違います。
例年通り元旦からお詣りがてら近所を歩きました。
綺麗に草刈りがなされ寒々しいほどに整えられた川沿い
人とすれちがう時は転がり落ちないよう気をつけねばなりません。
カルガモの家族を追い越すように猛スピードでカイツブリがやってきました。
カイツブリ好きの母は新年早々大喜び♪
神社の境内からうすぼんやりと富士山が見えました。
畦道を横切るダイサギを見守っていると
用水路の脇で動かなくなりました。
この小さな水辺では子供の頃ザリガニをとりましたっけ。
今では水が綺麗になってモクズガニやシジミや川魚の稚魚がいてびっくり。
ハクセキレイは目の前まで来てUターン♪
桜の枝の先端にはカワラヒワたち
ほっぺが可愛い♪
マサキの実ははじけて
モチノキの実も真っ赤
畑で栽培されていたこの幼木はクロガネモチでしょうか。
穏やかな年の初めです。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平和で笑顔あふれる年となりますように。
新年らしくにぎやかに♪
今年は姉の友人が作ってくれた虎の編みぐるみも仲間入りしました。
庭の梅の木に三毛猫がやってきました!
はじめまして~
とても愛らしい女のコ。
また会えるといいな♪
穏やかに晴れた元旦、これから初詣です。