教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

アケビの実がわれる頃

2020年10月31日 | その他

家のアケビの実がいっせいにわれました。


今年も袋がけをしなかったけれどご近所Iさんのおしべが効いて
数はたくさんできました。ご協力に感謝です♪


コロナの自粛期間に頑張った剪定のおかげで日当たりが良くなったのか
アーチのものは鈴なりです。お父さん、見てるかな?

爽快な青空が広がったこの日は父の13回忌でした。


実に7か月ぶり!海沿いの134号線は恐れていたほどではないものの
助手席から江ノ電を落ち着いて撮影できるほどの混み具合でした。


シラス漁かな、それとも釣り船?
静かな海に多くのサーファーが漂っていました。

今回は家族だけの法要です。


法要の後のご住職のお話がいつもながらあたたかく涙が出てきました。
12年前まで仏壇のないような家でしたがお話は心にすっとしみわたる。
このお寺にご縁ができてほんとうに良かったと心から思います。


久しぶりにお墓を綺麗にできて気分晴れ晴れ!
掃除のあいだ淡いクチナシのような良い香りが漂っていたので見回すと
ギンモクセイの花が満開となっていました。


いま江の島は混んでいるかな。


帰り道立ち寄った公園で大王松の松ぼっくりを拾って母もご機嫌♪

帰宅すると


持ち上げるのに気合いが必要なほど大きな花籠に


カラフルで愛らしい花籠が相次いで届きました。
Yさん、Kさん、ありがとうございました。

何だかこの日から内なるエネルギーが増えたような気がする。
いつも近くで見守ってくれているように感じられて嬉しくなります。


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アマチャヅルとテイカカズラの実り

2020年10月30日 | 自然

森にカラスウリの実の赤が目立つようになりました。


高いところにたくさん!
目の高さだとあっという間になくなってしまいます。

最近、ようやく名前を覚え見分けられるようになった植物があります。


葉を見た時ヤブカラシかと思ったのですが緑色の実がぶら下がっている。
ヤブカラシの花とつき方が違うし葉もツルも華奢な印象。


帰宅して調べると、これはアマチャヅルという植物でした。
カラスウリと同じウリ科。
いつもの散歩道にも生えており、たいして珍しい植物ではないようです。


実には横線が入り、葉の表面に毛が生えています。


馴染み深いヤブガラシはこちら。葉の形はアマチャヅルに似ていますが
葉はつるつるとして厚く、ブドウ科なのだそうです。


ブドウの仲間といえばこのノブドウ。
見れば丈夫そうなツル、実の付き方がヤブカラシの花の付き方に似ています。

今の時期、見ておかなければと思う実はいろいろあって
その一つがテイカカズラです。


少し前まで足元が悪く近づけなかったところに、あった♪
正常な実は2個で対。

もう少しすれば


外皮がはじけて種が飛び出します。

ここの株はこのような正常な実りの方が少なく


多くがテイカカズラミタマバエに寄生されてこのような形に。
この虫こぶはテイカカズラミサキフクレフシと呼ばれるそうです。
今年は特に多いような気がします。


5月初旬に見られたテイカカズラの花
花の形を見るとキョウチクトウの仲間というのも納得です。

アマチャヅルの花は来年に期待ですが、今会ってみたいのは同じウリ科の
ゴキヅル。もしかしたら面白い実が見られるかもと水辺を探しています。



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身近なマメ科の野草たち

2020年10月29日 | 自然

先日森で美しい紫色のサヤを見かけました。


ノササゲです。サヤがはじけて青い実が見えるまであと少し。


9月末に咲いていたノササゲの花


葉も花も大きめです。

同じ頃咲いていたマメ科の花は他にもあって


初めて撮影したヤブツルアズキ。すでに細長いサヤができています。


近所の水辺に生えていましたが数は多くありません。
葉も花も特徴があって目をひきました。

森でよく出会うのはこちら


トキリマメです。それともタンキリマメなのかな?
検索するとかなり似ていていまだに違いがわかりません。


花はノササゲよりずっと小さく


晩秋に赤いサヤがはじけて黒い実がとびだします。


赤紫色の花のこちらはツルマメ


葉は大きめ、花は小さなスイートピーのようです。


いちばん数が多く感じられるのがこちら


ヤブマメです。

似た姿、似た名前。すぐに忘れ調べ直すことの繰り返しですがいつも新鮮♪
知らない植物ばかりで楽しみはつきません。


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秋に出会ったイソウロウ

2020年10月28日 | 生き物

雨上がりに蜘蛛の網に雫がついているのを見るのが好きです。


ジョロウグモの網は大きいものが多く目立ちます。


体は極小サイズなのに立派な網をつくっていたのはギンメッキゴミグモ
この時は風が強くてどうしても蜘蛛にはピントが合わず。


ひと月ほど前だったでしょうか、早朝の野原でこんな美しい網によく出会いました。


この網の作成者にはなかなか会えなかったのですが


この朝は中心にいたのでじっくり観察。コガネグモダマシのようです。

家にある図鑑には「コガネグモダマシは夜行性のクモで、夕方円網をはり
朝になるとたたむ。昼間は葉の裏でじっとしている」とありました。
毎日たいへんな労力ですね。


綺麗な円網に明るい体色のコガタコガネグモ♪
敏感なのであまり近づけません。


この大きな網の作成者はナガコガネグモ


近くにいた5mmほどの赤いものが気になり近づいてみると


クモだ!


図鑑を見ると、アカイソウロウグモという名前のようです。
コガネグモ、ジョロウグモ、オニグモなどの網に多く、かかった獲物を
網の主の反対側から食べるのだそう。派手な色の居候ですね。

後日再び見に行くと網がなくなっておりクモの行方はわからずじまい。
秋も深まってきて目立つのはジョロウグモの網ばかりですが
小さな居候を探す楽しみが増えました。

コメント (4)
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ミゾソバ咲く水辺

2020年10月27日 | 自然

気持ちよく晴れた日の午後、西の森を歩くと


久しぶりにホウキタケの仲間に出会いました♪


焼きたてパンのようなノウタケも


満開を過ぎたカシワバハグマの


1つの株の花にガガンボの仲間が群がっていました。


オレンジ色の胸部をもつこのガガンボはヤクシソウの花にも。
調べると種類が多いようで検索は断念。

ガガンボは積極的に撮る虫ではありませんが数年前に出会って興奮したことがありました。
その珍しいガガンボが潜んでいた木はすでに伐採されており残念です。


ミゾソバの咲く水辺に行くとキチョウが舞っており


オオアオイトトンボもいました。


嬉しかったのはこちら


半透明でもちもち、黄緑色の求肥みたい♪
クロコノマチョウの蛹です。


近くのクヌギで樹液を吸うクロコノマチョウの成体にも会えました。
越冬前に栄養を蓄えているのでしょうか。

センチコガネの類が飛びまわっているはずと楽しみにしていたのですが
まったくおらず。冬が来る前にもう一度確かめに行きたいと思います。


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Sさんの日本画初作品(036)

2020年10月25日 | 教室風景

Sさんは咲きはじめた薔薇を描かれました。


 日本画 F4

11年間にわたり緻密な水彩画を描いてこられたSさんの記念すべき
日本画一作目です。岩絵の具ならではの鮮明で強い色を背景に選び
華やかに描き上げました。端正な中に温もりの感じられる作品です。

近づいてみました。

画材は変わっても画面が光を放射するような明るい彩りと細やかな
筆遣いは変わらず醸し出される優美で清々しい味わいはそのままです。
入念な準備、一筆一筆の丁寧さが凛とした雰囲気をつくっています。

日本画材との出会いでまた新たな世界が広がりますね。
Sさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のSさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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10月最後の教室 イヌセンブリ咲く

2020年10月24日 | 教室風景

歩けば暑く感じられた朝で久しぶりに森で蚊に刺されました。


そろそろかなと思って足元を探すとイヌセンブリが咲きだしていました。
今年は特に少ない。年々株が減っています。

早くも10月最後の教室でした。


午前中は明るい曇りで快適に描き進めることができました。
近くから見たり遠くから見たり。作品とじっくり対話します。


午後は雨が降ってきためKさんの完成作品を撮影することができず残念。
来月はカラッと晴れる日が多いとよいのですが。

野原はセイタカアワダチソウの黄色で染まっているのに花に虫がいない。
小さな蛾やアブは時々いるけれどこの時期にしては静かすぎる。。


何だか怖くなって懸命に探すとようやく休んでいる蝶に出会いました。


成虫越冬するというキタテハ。
この広い原のどこかにもっと仲間がいるのかな。


チカラシバの先端にウラナミシジミ


赤色の実が目立つガマズミに狂い咲きの白い花が少し。


ガマズミミミケフシと呼ばれる虫こぶがたくさん見られました。
ガマズミミミケフシタマバエによって寄生されているのだそうです。


よく出会ったのがタイワンリス。
早くも地面に降りて必死に食べ物を探しているように見えました。

秋もまだ中盤、雨も降っておらず虫媒花がたくさんあるというのに
飛ぶ虫がごくわずか。カマキリもクモも本当に少ない。鳥も少ない。
今年が特別というより森の生き物が年々減っているのを感じて空恐ろしくなります。

コメント (2)
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Hさんの新作日本画(041)

2020年10月22日 | 教室風景

Hさんは旅の思い出を描かれました。


「夏の山」 日本画 P8

夏を迎え芽吹く森、雪を残す穂高連峰。山と空を映す水面は静かで
清涼感にみちています。現地で感動し心に残った全てを表現するべく
時間をかけて細部まで描き込みました。晴れ晴れとした作品です。

近づいてみました。

穂高連峰の山頂付近は何度も胡粉の上ずみをかけ、霧のような雲を
表しました。一心に表現された細部は味わい深く輝き澄んでいます。
見ていると心が洗われるよう。清々しい香りが漂ってきそうです。

どの作品も粘り強く取り組み近作ますます彩りが豊かになったHさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のHさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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里山10月のいろどり

2020年10月21日 | 散歩

久々に晴れの予報♪
お休みだったので母を誘い里山を歩きました。


こんな爽やかな秋空を見たのは何日ぶりだろう?


日光の力が弱まり気温が下がると同時に食欲が落ち元気がなくなる母。
歩いて気分転換になるとよいのですがすぐ疲れてしまいます。

水辺のあずまやでコンビニのおにぎりとおでんを食べながら
目の前の緑を見ていたら、あっアサギマダラが飛んだ~!

あわてて数枚撮影し追いかけたけれどすべてピンボケ。


このフジバカマに舞い戻ってくるのではと待ったけれど再会ならず。
それでも優雅に滑空している姿を見れただけでもよかったなぁ♪

名残り惜しくて水辺をもう一周したら

セイタカアワダチソウにモンシロチョウとウラギンシジミのペアが。


上がオスで表翅はオレンジ色、下はメスで表翅は水色。
よく見かける蝶ですがペアの状態は初めて見ました♪

水辺から離れ森の中に入ってしばらくしてから
日の当たる一角にトンボがたくさん集まっていました。


ホソミイトトンボの未成熟・越冬型のようです。


夏に出現したホソミイトトンボは未熟のまま越冬するそう。
これから冬の間どこで過ごすのだろう?

いろいろなキノコが出ていて美しかったのがこちら


チシオタケなのかな?


裏から見ても紅色。
傷つけると赤い汁が出てくるはずですが確かめるのを忘れました。


真っ赤なカエンタケも出ていました。森には確かにナラ枯れの木が多かった。。

注意を促す黄色いテープが周囲に張られ、猛毒で触れるだけでも危険、
神奈川県では準絶滅危惧種に指定されていると説明書きもありました。

歩くスピードがますますゆっくりな母。途中本当に疲れ果ててしまって
「ここには二度と来ない」宣言をしましたがいつもの調子に戻ったよう。
この日撮影したアオサギの幼鳥を上機嫌で見直していました。


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10月四回目の教室 吐く息が白い朝

2020年10月20日 | 教室風景

お昼から雨が降るという予報で曇りがちでしたが
朝早いうちは青空がのぞいていました。


吐く息が白くてびっくり。
秋虫の声はほとんど聞こえず森は小鳥とリスの声ばかりでした。

10月四回目の教室日でした。


開放した窓から入ってくる風がひんやりと肌寒いので少し暖房を。
これからの季節が思いやられますが換気はとても大切ですね。


午後には予報通りしとしと雨が降りとても静か。集中して制作できました。
15時を過ぎるとぐっと暗くなり季節が進んでいるのを感じました。

秋の彩りを探し歩いた朝の森


ホウジャク類が来ないかと期待しましたが飛ぶ虫は皆無

あっ蛾がとまっている!とアザミに近づくと


ハナグモに捕らえられていました。


セイタカアワダチソウには十字架みたいなトリバガの仲間


チカラシバの先端にツバメシジミ
気温が上がるのをじっと待っています。


ヌルデの実に白い塊がついていました。
これはリンゴ酸カルシウムの結晶で舐めると塩辛いのだそう。
昔は塩の代用とされていたとか。


出会ったキノコはピンポン玉大。
ホコリタケの幼菌でしょうか。

目の前に生き物が飛んでくる楽しい季節が過ぎ探し歩く季節へ。
木々も冬支度をはじめました。


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