Mさんは上高地の風景を描かれました。
「焼 岳」 水彩画 F8
麓は深い緑に、中腹はやわらかな色で覆われた春の終わり。
空は爽やかに晴れわたり、水にはその快さが映りこんで
深く神秘的な色をたたえています。その場に流れる清涼な風をも
感じさせる、生き生きとした美しい作品です。
近づいてみました。
水を多めにしてといた鮮やかな色をリズミカルに少しずつ重ね
微妙に変化する岩肌の表情や重なり合う木々のボリュームを
優美に描きだされました。迫力のある山と水面の強さが調和し
気持ちよく響きあい、その透明感とともに作品の魅力となっています。
清々しい雰囲気が持ち味のMさん。どの作品もそよ風が吹いて
いるようです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。
風のあまりの心地よさに木陰で佇んでいた日
ぼんやり見やったハルジオンの花に見慣れない蝶が。
えっ青い!まさかっ!
とりあえず一枚撮影してから近づいて撮ろうと思ったら
弾丸のように飛び去ってしまいました。
どきどきしながら画像を見直すと・・憧れのアオバセセリ~♪
唯一の画像のピントがかろうじて合っていて良かった。
こんな身近に生息しているとは、嬉しいです。
近くでコチャバネセセリにも会えました。
小さくって可愛らしい。
薄紫の花はトキワハゼでしょうか。
その蜜を吸っていたキチョウを観察していたら
産卵しました!
幼虫の食草であるマメ科の葉っぱですね。
目印でもつけたいところでしたが、草むらを立ち上がった途端
もう何処だかわからなくなってしまいました。
いろいろと目に飛び込んでくる日で
シロバナハンショウヅルの若芽にアンパン?
腹部が親指の爪ほどもあるオニグモの仲間でした。
けっこう大きい・・・足をひろげた姿を想像すると少し
ぞくっとするけれど、活動しているところを見てみたい♪
ぼんやり歩いているほうが生き物との出会いがあるような。
見つけるぞーというこちらの邪念が虫にも伝わるのですね。
Nさんはうららかな春の世界を描かれました。
「梅にウグイス?」 日本画 M6
苔がつき、細い葉の植物が出ている梅の古木。
その咲きはじめた花の蜜をもとめてメジロの番が訪れています。
背景には熊笹が配され、美しく仕上げられた金箔地も
晴れ晴れしく、みやびやかな作品となりました。
近づいてみました。
胡粉と墨をたらしこんで大胆に表現し変化に富んだ
梅の木に対し、驚くほど細い線で緻密に描きこまれた
メジロや梅の花や笹の表情が好対照です。
さまざまな光景を想像させる象徴的な金地もあわさった
幅広い表現すべてが作品の奥行きと趣になっています。
作品の力強さと輝きがさらに増してきたNさん。次の作品も
楽しみです☆過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のNさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
4月最後の教室日は朝から暖かく爽やかで
最高の制作日和となりました。
心地よく課題に向き合うことができて
下地作りも描きこみも箔おしも効率よく進みます♪
午前中Nさんが日本画作品を、Mさんが水彩画作品を
完成させました。順次ご紹介いたしますのでお楽しみに☆
この日は連休前のためか道路が渋滞。
いつもより朝の散策時間が短かったのですが
嬉しい出会いがたくさんありました。
前日できた水溜りに映る新緑のケヤキ
どこを見ても清々しいなぁ・・・と
ぼんやり佇んでいたら
すぐ目の前の木にアオゲラが飛んできました!
キョッキョッキョッと大声でさえずったあと、
すぐ去ってしまいました。
道の行く手からのんびりコジュケイたちが
こちらにやってきます。つがいのようです。
変な落ち葉の固まりだな~と見つめたところにも
コジュケイ2羽。これから家族が増えるのかもしれませんね。
脇のこみちには猫。何を狙っているのでしょうか?
この日は初夏のような陽気でたくさんの蝶を見たのですが
その中で驚きの出会いがありました。のちほどご紹介いたします。
いつもの小さな公園では
牡丹が素晴らしい花を咲かせていました。
葉はつやっつやで虫一匹いない!
職員の方の愛情の賜物ですね。
前日の雨にも負けていません。
他にも薄桃色や淡黄色に白の花がありました♪
元気をもらえる太陽みたいなキンセンカ♪
ムベの花も満開♪アケビの花より1ヶ月近く遅いのですね。
目の高さにあった小枝を見たらシャクトリムシにゾウムシ。
三つに分かれた葉脈・・トウカエデでしょうか?
コデマリの花にハムシの仲間
花期を過ぎたカラスノエンドウには
アブラムシとナナホシテントウとアリの攻防が見られました。
花に蝶、のシーンも見たいな~・・。これからの楽しみです☆
雨が降りそうで降らなかった午後
傘と防水カメラを持って近所を歩いたら
嬉しい!コミスジです~♪
この春初めて出会いました。
強風なうえ日差しもなかったので人も虫も少なく
いつも歩かないところまで探索すると
小さなライラックの木がありました。清々しい香りの白花♪
なかなかピントが合わず苦労しました。
近くにあったコデマリもふわふわ揺れていました。
このコデマリはバラ科だけれど
名前に同じ「手毬」がつく、このオオデマリはスイカズラ科
横浜自然観察の森で先日見たこのヤブデマリも
上のオオデマリと同じスイカズラ科ガマズミ属
上郷森の家別館近くに咲いていたこの可愛らしい花は
カマツカ。コデマリと同じバラ科なのだそうです。
あれっ、ミズキ!こんなに大きな木だったんだ~・・。
いつも通っているほの暗い場所が華やいでいてビックリしました。
遠目は似たように見える白い花は初夏に多くて
じっくり見たり香りをかいだり覚えようとするけれど
すぐ忘れてしまって同じことの繰り返し・・。
いつも新鮮でそれもまた良いかな~☆
先日歩いた雑木林は爽やかな色に染まっていました。
木の花でしょうか、いろいろな甘酸っぱい香りがただよっています。
ノウサギがいないかな~?
ニシキギの花が咲き始めていました。
コナラの若葉にはかなりの確率でこの小さなゾウムシがいました。
クチブトゾウムシの一種でしょうか。
この日は風が冷たかったので翅をひろげて体をあたためていた
ヒメウラナミジャノメ
シロコブゾウムシを期待してのぞいたクララの葉にいたのは
ウスチャコガネ。普通種のようですが初めて見たような・・。
小さすぎて今まで気がつかなかったのかもしれません。
ホタルの池をのぞくと
ヤマアカガエルのおたまじゃくしたちがたくさん♪
立派に成長していました。水中にカメラを入れると、
当然ながらみな目の前からいなくなりましたが
目がきらりん!のんびりさんが写っていました。
ウサギには会えなかったけれど、立ち止まれば
何かしら出会いがある♪歩くのが楽しみです。
前日までの冷たい雨がうそのように朝から晴れあがりました♪
強烈な光が天窓から降り注ぎまぶしいほどです。
制作中の作品の岩絵の具の粒子がよく見えます。
小鳥のさえずりを聴きながら静かに絵を描くおだやかなひととき。
体と心がすっきりと健康的になりますね♪
一歩外に出ると北風が吹いていてまだちょっと寒い・・。
それでも季節は確実に進んでいて
淡い紫色が瑞々しい木々の緑色に混じっていました。
フジの花です~♪初夏も間近ですね!
シュレーゲルアオガエルの美声に引き寄せられ
池端に佇むと目の前に
カワトンボがいました~♪
ニホンカワトンボでしょうか。うっとりするほどのきらめき!
蚊のようなものをむしゃむしゃ・・。
ちょっと変わったピッピッというさえずりが聞こえたので
木のてっぺんを見てみると、シメのような鳥がいました。
これから涼しい地方へ渡っていくのでしょうか?
この春初めてカワトンボに出会い、元気すぎて一枚も撮影することが
できなかったけれどたくさんの黒いアゲハたちを見かけました。
ますます早起きに気合いが入りそうです♪
昨日は雨の中買い物に出たとたん震え上がり
冷えてしまったのでストーブを引っ張り出しました。
濡れながら生き物を探す元気も無かったので
教室日に撮影した画像を見直して温まることに。
4月12日
上郷森の家本館近くから森を見下ろした光景
芽吹きの森、最高です!
一週間後の4月19日
ほぼ同じ場所をヨコ構図で。
若葉色の中にミズキの花の白が光っています。
木々の新芽には赤ちゃん虫がいるかも。
特に蝶の幼虫希望!ということで手に届く範囲の
若葉を観察してみると
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以下小さな蜘蛛が続きます。苦手な方ご注意ください☆
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またまたガザミグモのメスに会えました。
エノキの若枝にはガザミグモのオス!
メスよりも小さくて黒い。頭からお尻まで1cmほどでしょうか。
アラカシの花にまぎれてオニグモの仲間
クヌギの若葉にもオニグモの仲間
両方とも小指の爪ほどの大きさで可愛らしいのです。
このムベの葉にいたハエトリグモだけは家の近くで遭遇。
体長1cm強というところ、特徴的な扁平体型♪
どうやらカラスハエトリのメスのようです。
皆、新芽を食べる蛾の幼虫でも狙っているのでしょうか。
小さな小さな生き物だけれどじっくり見るとかなり面白い♪
昔は蜘蛛が苦手だったのに今は会えると嬉しいのが不思議です。
う~寒い!ニカワはすぐ固まるし胃の調子は悪いし
暑いほど暖かかった少し前の日が恋しくなってしまいます。
つい数日前訪れた公園では
リキュウバイがいよいよ満開で
青空を背景に見上げていると時を忘れましたが
ぶ~~~ん・・・
目の前にやってきたクマバチのオスの大きな羽音で
我に返りました。
カメラのレンズを向けるとさらにせまってきました!
縄張りに侵入した不審者を警戒しているようです。
他の虫も追い払わないといけないから大忙しの
この姿を見ると、今年の春も終わりだな~と思います。
ムラサキケマンにはヒゲナガハナバチの仲間が。
モフモフなうえに長い触角、愛らしいハチです~♪
先日歩いた横浜自然観察の森では
ちらほらミズキの花が開いていました。
この花には様々な甲虫が訪れているのを見たことがあるので
葉を引き寄せてみると、細い腰を持った
白っぽい黄色のハチがとまっていました。
帰宅してから調べたら、このハチの名前は
ムモンホソアシナガバチ。攻撃的な性格なのだそうです。
気温が低くて良かった・・・。接写しようとしたら
威嚇してくるなぁと思っていたのです。
ハチも種類が多くて習性もさまざまで興味深い♪
今年はどんな新しい出会いがあるのか楽しみです。