教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Mさんの新作水彩画

2013年04月30日 | 教室風景

Mさんは上高地の風景を描かれました。



「焼 岳」    水彩画   F8

麓は深い緑に、中腹はやわらかな色で覆われた春の終わり。
空は爽やかに晴れわたり、水にはその快さが映りこんで
深く神秘的な色をたたえています。その場に流れる清涼な風をも
感じさせる、生き生きとした美しい作品です。

近づいてみました。



水を多めにしてといた鮮やかな色をリズミカルに少しずつ重ね
微妙に変化する岩肌の表情や重なり合う木々のボリュームを
優美に描きだされました。迫力のある山と水面の強さが調和し
気持ちよく響きあい、その透明感とともに作品の魅力となっています。

清々しい雰囲気が持ち味のMさん。どの作品もそよ風が吹いて
いるようです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。





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憧れのセセリに出会う♪

2013年04月29日 | 生き物

風のあまりの心地よさに木陰で佇んでいた日
ぼんやり見やったハルジオンの花に見慣れない蝶が。



えっ青い!まさかっ!
とりあえず一枚撮影してから近づいて撮ろうと思ったら
弾丸のように飛び去ってしまいました。
どきどきしながら画像を見直すと・・憧れのアオバセセリ~♪
唯一の画像のピントがかろうじて合っていて良かった。
こんな身近に生息しているとは、嬉しいです。



近くでコチャバネセセリにも会えました。
小さくって可愛らしい。



薄紫の花はトキワハゼでしょうか。
その蜜を吸っていたキチョウを観察していたら



産卵しました!
幼虫の食草であるマメ科の葉っぱですね。
目印でもつけたいところでしたが、草むらを立ち上がった途端
もう何処だかわからなくなってしまいました。

いろいろと目に飛び込んでくる日で



シロバナハンショウヅルの若芽にアンパン?



腹部が親指の爪ほどもあるオニグモの仲間でした。
けっこう大きい・・・足をひろげた姿を想像すると少し
ぞくっとするけれど、活動しているところを見てみたい♪

ぼんやり歩いているほうが生き物との出会いがあるような。
見つけるぞーというこちらの邪念が虫にも伝わるのですね。

 


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Nさんの日本画完成

2013年04月28日 | 教室風景

Nさんはうららかな春の世界を描かれました。



「梅にウグイス?」   日本画    M6

苔がつき、細い葉の植物が出ている梅の古木。
その咲きはじめた花の蜜をもとめてメジロの番が訪れています。
背景には熊笹が配され、美しく仕上げられた金箔地も
晴れ晴れしく、みやびやかな作品となりました。

近づいてみました。



胡粉と墨をたらしこんで大胆に表現し変化に富んだ
梅の木に対し、驚くほど細い線で緻密に描きこまれた
メジロや梅の花や笹の表情が好対照です。
さまざまな光景を想像させる象徴的な金地もあわさった
幅広い表現すべてが作品の奥行きと趣になっています。

作品の力強さと輝きがさらに増してきたNさん。次の作品も
楽しみです☆過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のNさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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4月最後の教室

2013年04月27日 | 教室風景

4月最後の教室日は朝から暖かく爽やかで
最高の制作日和となりました。



心地よく課題に向き合うことができて
下地作りも描きこみも箔おしも効率よく進みます♪



午前中Nさんが日本画作品を、Mさんが水彩画作品を
完成させました。順次ご紹介いたしますのでお楽しみに☆

この日は連休前のためか道路が渋滞。
いつもより朝の散策時間が短かったのですが
嬉しい出会いがたくさんありました。



前日できた水溜りに映る新緑のケヤキ

どこを見ても清々しいなぁ・・・と
ぼんやり佇んでいたら



すぐ目の前の木にアオゲラが飛んできました!

キョッキョッキョッと大声でさえずったあと、
すぐ去ってしまいました。



道の行く手からのんびりコジュケイたちが
こちらにやってきます。つがいのようです。



変な落ち葉の固まりだな~と見つめたところにも
コジュケイ2羽。これから家族が増えるのかもしれませんね。



脇のこみちには猫。何を狙っているのでしょうか?

この日は初夏のような陽気でたくさんの蝶を見たのですが
その中で驚きの出会いがありました。のちほどご紹介いたします。


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初夏の花たち

2013年04月26日 | 散歩

いつもの小さな公園では
牡丹が素晴らしい花を咲かせていました。



葉はつやっつやで虫一匹いない!
職員の方の愛情の賜物ですね。



前日の雨にも負けていません。
他にも薄桃色や淡黄色に白の花がありました♪



元気をもらえる太陽みたいなキンセンカ♪



ムベの花も満開♪アケビの花より1ヶ月近く遅いのですね。



目の高さにあった小枝を見たらシャクトリムシにゾウムシ。
三つに分かれた葉脈・・トウカエデでしょうか?



コデマリの花にハムシの仲間



花期を過ぎたカラスノエンドウには
アブラムシとナナホシテントウとアリの攻防が見られました。

花に蝶、のシーンも見たいな~・・。これからの楽しみです☆


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春の終わりの白い花々

2013年04月25日 | 散歩

雨が降りそうで降らなかった午後
傘と防水カメラを持って近所を歩いたら

嬉しい!コミスジです~♪
この春初めて出会いました。

強風なうえ日差しもなかったので人も虫も少なく
いつも歩かないところまで探索すると



小さなライラックの木がありました。清々しい香りの白花♪
なかなかピントが合わず苦労しました。

近くにあったコデマリもふわふわ揺れていました。
このコデマリはバラ科だけれど



名前に同じ「手毬」がつく、このオオデマリはスイカズラ科



横浜自然観察の森で先日見たこのヤブデマリも
上のオオデマリと同じスイカズラ科ガマズミ属



上郷森の家別館近くに咲いていたこの可愛らしい花は
カマツカ。コデマリと同じバラ科なのだそうです。



あれっ、ミズキ!こんなに大きな木だったんだ~・・。
いつも通っているほの暗い場所が華やいでいてビックリしました。

遠目は似たように見える白い花は初夏に多くて
じっくり見たり香りをかいだり覚えようとするけれど
すぐ忘れてしまって同じことの繰り返し・・。
いつも新鮮でそれもまた良いかな~☆


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春の森で育つ

2013年04月24日 | 自然

先日歩いた雑木林は爽やかな色に染まっていました。



木の花でしょうか、いろいろな甘酸っぱい香りがただよっています。
ノウサギがいないかな~?



ニシキギの花が咲き始めていました。



コナラの若葉にはかなりの確率でこの小さなゾウムシがいました。
クチブトゾウムシの一種でしょうか。



この日は風が冷たかったので翅をひろげて体をあたためていた
ヒメウラナミジャノメ



シロコブゾウムシを期待してのぞいたクララの葉にいたのは
ウスチャコガネ。普通種のようですが初めて見たような・・。
小さすぎて今まで気がつかなかったのかもしれません。

ホタルの池をのぞくと



ヤマアカガエルのおたまじゃくしたちがたくさん♪
立派に成長していました。水中にカメラを入れると、
当然ながらみな目の前からいなくなりましたが



目がきらりん!のんびりさんが写っていました。

ウサギには会えなかったけれど、立ち止まれば
何かしら出会いがある♪歩くのが楽しみです。


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4月四回目の教室

2013年04月23日 | 教室風景

前日までの冷たい雨がうそのように朝から晴れあがりました♪



強烈な光が天窓から降り注ぎまぶしいほどです。
制作中の作品の岩絵の具の粒子がよく見えます。



小鳥のさえずりを聴きながら静かに絵を描くおだやかなひととき。
体と心がすっきりと健康的になりますね♪

一歩外に出ると北風が吹いていてまだちょっと寒い・・。



それでも季節は確実に進んでいて
淡い紫色が瑞々しい木々の緑色に混じっていました。



フジの花です~♪初夏も間近ですね!

シュレーゲルアオガエルの美声に引き寄せられ
池端に佇むと目の前に



カワトンボがいました~♪

ニホンカワトンボでしょうか。うっとりするほどのきらめき!
蚊のようなものをむしゃむしゃ・・。



ちょっと変わったピッピッというさえずりが聞こえたので
木のてっぺんを見てみると、シメのような鳥がいました。
これから涼しい地方へ渡っていくのでしょうか?

この春初めてカワトンボに出会い、元気すぎて一枚も撮影することが
できなかったけれどたくさんの黒いアゲハたちを見かけました。
ますます早起きに気合いが入りそうです♪


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若葉で待つ作戦

2013年04月22日 | 自然

昨日は雨の中買い物に出たとたん震え上がり
冷えてしまったのでストーブを引っ張り出しました。

濡れながら生き物を探す元気も無かったので
教室日に撮影した画像を見直して温まることに。



4月12日
上郷森の家本館近くから森を見下ろした光景
芽吹きの森、最高です!



一週間後の4月19日
ほぼ同じ場所をヨコ構図で。
若葉色の中にミズキの花の白が光っています。

木々の新芽には赤ちゃん虫がいるかも。
特に蝶の幼虫希望!ということで手に届く範囲の
若葉を観察してみると
    :
以下小さな蜘蛛が続きます。苦手な方ご注意ください☆
    : 
    :


またまたガザミグモのメスに会えました。



エノキの若枝にはガザミグモのオス!
メスよりも小さくて黒い。頭からお尻まで1cmほどでしょうか。



アラカシの花にまぎれてオニグモの仲間



クヌギの若葉にもオニグモの仲間
両方とも小指の爪ほどの大きさで可愛らしいのです。



このムベの葉にいたハエトリグモだけは家の近くで遭遇。
体長1cm強というところ、特徴的な扁平体型♪
どうやらカラスハエトリのメスのようです。

皆、新芽を食べる蛾の幼虫でも狙っているのでしょうか。
小さな小さな生き物だけれどじっくり見るとかなり面白い♪
昔は蜘蛛が苦手だったのに今は会えると嬉しいのが不思議です。


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さまざまなハチ

2013年04月21日 | 生き物

う~寒い!ニカワはすぐ固まるし胃の調子は悪いし
暑いほど暖かかった少し前の日が恋しくなってしまいます。

つい数日前訪れた公園では



リキュウバイがいよいよ満開で
青空を背景に見上げていると時を忘れましたが

ぶ~~~ん・・・



目の前にやってきたクマバチのオスの大きな羽音で
我に返りました。



カメラのレンズを向けるとさらにせまってきました!
縄張りに侵入した不審者を警戒しているようです。
他の虫も追い払わないといけないから大忙しの
この姿を見ると、今年の春も終わりだな~と思います。



ムラサキケマンにはヒゲナガハナバチの仲間が。
モフモフなうえに長い触角、愛らしいハチです~♪

先日歩いた横浜自然観察の森では



ちらほらミズキの花が開いていました。
この花には様々な甲虫が訪れているのを見たことがあるので



葉を引き寄せてみると、細い腰を持った
白っぽい黄色のハチがとまっていました。



帰宅してから調べたら、このハチの名前は
ムモンホソアシナガバチ。攻撃的な性格なのだそうです。
気温が低くて良かった・・・。接写しようとしたら
威嚇してくるなぁと思っていたのです。

ハチも種類が多くて習性もさまざまで興味深い♪
今年はどんな新しい出会いがあるのか楽しみです。


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