教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ふわりとしたもの2月

2012年02月29日 | その他

2月もとうとう最終日。
本格的な春が到来する前に、今月森の家周辺で出会った
真冬のふわふわさんをご紹介♪



松ぼっくり中の種子を食べに訪れていたヤマガラ。
可愛らしいです~!



さえずり、しぐさ、お尻のふわふわその他
キュートなヤマガラにまったくひけをとらないメジロ。
カラスザンショウの実がお気に入りでした。

本館まわりでたびたび見かける茶トラさん。
足が太くて真っ白な胸がふわふわのきりょうよし♪



たびたび見かけるこ艶やかな糸で編まれたこのマユは
クワゴのものかな?



越冬しているムラサキツバメを探していたら見つけました。
この赤いつぶつぶは・・ジョロウグモの卵のうですね♪


 
ツルウメモドキの残った葉っぱについていたもの。上部のねじりんぼうが
興味をそそります。糸が強くて強風にも負けないのですね。
何かのマユかクモの卵のう?
中から何が出てくるか楽しみに待っています。



大きな綿毛をつけた種は冬の光を受けて虹色に輝いていました。
何の子孫なのでしょう。

並べてみれば寂しかった厳冬の森でもけっこう楽しんでいました。
ふわふわしたもの、探せばまだまだありそうです。


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Oさんの新作水彩画(その三)

2012年02月28日 | 教室風景

Oさんの新作水彩画をご紹介いたします。



「小坪漁港」  水彩画  八ツ切

静かな漁港、穏やかな海に碇を下ろした船。座っているのは漁師さんでしょうか。
雑然とした陸地から隔絶された海原にひとり。
作品中の人物がうらやましくなるような平和で開放感のある作品です。



「逗子マリーナ1」  水彩画  八ツ切

逗子マリーナにぴったりの素敵なヨットが浮かんでいます。
絶妙なタッチで表現された水面もヨットの繊細な線も美しく軽快。
いつまでも見ていたいさわやかな潮風が流れる作品です。




「逗子マリーナ2」  水彩画  八ツ切

端正にならんだ街路樹の線や色の強弱にまで気を配り
陰影の細かな違いまでよく観察され、自然な奥行きのある作品です。
Oさんの過去のページを振り返ってみると逗子マリーナや小坪漁港は
2010年5月にも描いていらっしゃいます。その作品から
この作品までの間に約90点!スケッチした季節が違うことを考慮しても
最近作は確実に透明度が高く、色に濁りがなく、線が表情豊かで
作品がより優しく穏やかに変化されたのがわかります。


新作が作品ページのtopにくるよう並べなおして、より見やすい作品ページに
したいと考えておりますが、今しばらくお待ち下さい☆
Oさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”内の
Oさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。




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タテハチョウ出現!

2012年02月27日 | 生き物

2月最後の教室日は風が春めいて
森が目覚め始めているように感じました。



お昼休み、ススキの原でヘクソカズラの実がキラリ。
しゃがんで撮影していたら、視界の端を何かが飛んでいきました!

あわてながらも静かに後をおうと



おおっ!今年はじめての!



キタテハです~♪
はじめ見つけたのは1頭だったのですが、追っているうちに
枯れたススキからもう1頭飛び出してきて、2頭がもつれるように
飛んだ後地面に降り立ちました。

手前のキタテハが顔で奥のキタテハの羽をぐいぐい押していました。
調べるとこれがキタテハの求愛行動なのだそうで、押している側がオス
らしいです。



上の画像だと左がオス、右がメスとなりますが
見ただけでは違いはわかりませんね。



近くでお弁当を食べ、戻って来てもこの状態でした。
よくよく見ると美しいチョウです♪背中の毛がふわふわとそよいでいるのを
見ていたらほのぼの・・・何とも嬉しくなりました。



乾いたこのススキの原には他にもたくさんの命が眠っているのですね。



なんとアカタテハも飛んでいました!傷だらけですね。
このチョウもキタテハと同じく成虫越冬だそうです。

短時間に2種のタテハチョウに会えるなんて幸先よい滑り出し♪
この春は新しい出会いがたくさんあるかもしれません☆




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Oさんの新作水彩画(その二)

2012年02月26日 | 教室風景

Oさんの新作水彩画の続きをご紹介いたします。



「円覚寺」  水彩画  八ツ切

北鎌倉駅からすぐ、紅葉の名所としても知られる古刹 円覚寺。
真っ赤に染まった木々越しに空を映す池、奥へ奥へと続く道が見え
境内の広々とした様子が伝わってきます。
やわらかく微妙な色合いの暗部とさまざまな緑が紅葉をより美しく
輝かせています。




「本覚寺」  水彩画  八ツ切

鎌倉駅近くの人気のお寺、本覚寺。美しく整えられた境内が美しいですね。
水を多く使った透明感のある絵肌がお寺の清々しさにぴったりで
静かで凛とした佇まいをみごとに表されています。

近くによってみました。



濃淡、肥痩のある線は自在で勢いがあり、作品の魅力のひとつ
となっています。淡い色をため、にじませることを繰り返した
背景の緑はまるで色のついた薄紙を重ねたよう。
透明水彩絵の具の特性を楽しみ味わっていらっしゃいますね!

枚数を重ねるごとに線も色も洗練されて軽やかさが増してきた
Oさん。過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のOさんのページにたくさん掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。








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2月最後の教室日

2012年02月25日 | 教室風景

2月最後の教室日は暖かく穏やかな一日でした。
駐車場から教室まで1分弱の距離ですが、それでも
花粉症の症状が出てつらそうな方も・・・。春がやってきましたね。

絵の具の乾きは早いしドーサもよくきいてありがたい♪けれど
皿の上のニカワはまだ固まりやすいので気がぬけません。

同じ画材を使っても、描くテーマや進め方、進行度、絵肌などすべてが
作者によって違います。休憩がてら時々メンバー同士お話ししたり
制作途中の画面を見たり。よい刺激が得られますね♪


朝、森の家に着くとガビチョウの高らかなさえずりが
あたりに響いていました。

森にオニシバリが咲いていました!上の画像の株は毎年実がついている
ので咲いているのは雌花だと自信アリ♪



近くにあったこの株は毎年実がついてなかったはず・・・
おそらく雄花です。とても沈丁花に似ていますね。

前日の雨でヤマアカガエルがまだ池に残っているかも!
期待してそっと水辺に近づきました。



こんなところに新しい卵塊が。池の水が道まであふれた時に
岸辺に打ち上げられてしまったのかもしれません。
安全な水中に戻してあげたいけれどスコップが必要です。



何もすることができないので観察しました。



フルフルゼリーの中の黒い卵を拡大してみたら
十字に薄くスジがついていました。このまま無事オタマジャクシに
なれますように!近くのぬかるみにはアライグマの足あとがあって
かなり心配です。アライグマにとっては貴重な早春の食料なのでしょうが。

森の家別館通路の手すりには



大きな美しい蜂が!調べたらキアシナガバチのようです。
冬眠から目覚めた女王バチでしょうか?
教室内にはカメムシが歩いていたし、いよいよ昆虫たちが♪

お昼休みに行った野原で心待ちにしていた嬉しい出会いがありました。
のちほどお伝えします☆


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ふっくりシロハラ

2012年02月24日 | 生き物

冷たい雨・・・本格的な春はまだでしょうか!



キク科植物のロゼットに雨の名残り



クリスマスローズも寒さに震えているようです。



珍しい!なかなか表に出てこないシロハラが目の前に♪
ガサッガサッと落ち葉をひっくり返しながら進んでいます。
旅立ちの前にしっかり栄養をとってね☆



シロハラみたいにふっくりしたこの後ろ姿は・・・



ツグミです♪毎冬よく見かける鳥なのであまり注目してきませんでしたが
いざ撮影しようと思ったら大変でした。今年は数が少ないように感じます。
右下の小鳥はシジュウカラ☆



ふと通りかかった小さな橋の手すりに
何かがちらちら風に揺れているのが見えました。



あっ蛹の抜け殻!長さ2cmぐらいでしょうか、とても小さい♪
抜け殻でもチョウの痕跡だと思うとワクワクします。

早くチョウに会いたいな~。啓蟄まであと10日です☆


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Oさんの新作水彩画(その一)

2012年02月23日 | 教室風景

Oさんの新作水彩画をたくさん撮影しました♪
4回にわけてご紹介いたします。

「大通り公園」  水彩画  F6

美しい黄色に染まった木々と左からのびる枝の流れが
画面の奥へ奥へと視線をいざないます。
繰り返される円のリズムが楽しく色の響きあいも美しい
神経の行き届いた見ごたえのある作品です。




「三渓園」  水彩画  八ツ切

池に浮かんだ小船に柔らかな空。美しく整えられた庭園は
広がりと奥行きがあり、見ていると心が安らぎます。
作者の穏やかで平和な心持ちが反映されているような静かな作品です。




「三渓園 D51」  水彩画  八ツ切

園内に保存してあるという蒸気機関車D51。
艶やかな黒い車体には周囲の色が反映されています。
重厚な中にどこかあたたかみと懐かしさを感じるのは
透明感のある塗り方とD51の年季の入った優しい表情のためでしょうか。



「三渓園」  水彩画  八ツ切

水を多く含んだ筆で軽やかに置かれた色は澄んで
秋らしい清々しさがただよっています。動きのあるタッチは
木々の間を吹き抜ける爽やかな風をも感じさせ
細く力の抜けた線はのびやかで何とも心地よい素敵な作品です。

描き続けた水彩スケッチは短期間で膨大な数になり
その成果は昨年から描き始めた日本画作品に表れています。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のOさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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花粉飛ぶ

2012年02月22日 | 散歩

久々のポカポカ陽気でした♪



上を向いて歩こう~♪



近所内では早咲きの梅が4分咲きに。



なんと!可愛らしいミスミソウが咲き始めていました♪



広い公園で2株だけの早起きさん。
春らしくて嬉しいけれど、冬鳥たちの旅立ちが間近なのですね。



水辺でまたジョウビタキちゃんに会えました♪
もうすぐお別れなんて寂しい・・



コサギは足でじゃぶじゃぶと川底を探り



メジロは葦原で食べ物探し。
何となく嬉しくて長時間歩いた後、気がついたらのどがかゆい。
しまった!くしゃみが出るし頭も痛い・・マスクもしないで
思いっきり花粉を吸い込んでしまったようです。
春がやってきた証拠だと思えばそれほど嫌でもない♪・・かな?



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2月3回目の教室

2012年02月21日 | 教室風景

2月3回目の教室は朝から快晴ですがすがしい一日でした♪



低温で固まってしまうのでニカワ加減に注意しつつ、よい発色が得られるまで
岩絵の具をしっかり塗り重ねていきます。
少々寒くても光があふれていると気持ちまで明るくなりますね♪



完成したOさんの水彩画作品をまとめて11点ほど撮影しました。
のちほど少しずつご紹介いたしますのでお楽しみに!

朝8時半頃。



横浜自然観察の森から見えた富士山は白く輝いていました。



寒さが和らいで前を行く野良ミケさんの足取りも軽く



黄色が華やかなカワラヒワはのんびり



ハシブトガラスもほのぼのと暖かさを感じているようでした。



樹皮を無残にかじり取られた枝の白が青空に際立っていましたが



下手人はタイワンリス!
いよいよ食べ物が少なくなったためか被害を被る木が増えたよう。
本格的な森の目覚めはいつになるのでしょう?


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寒空の小鳥たち

2012年02月20日 | 生き物

陽だまりに黒猫ちゃん。



寒いね~!と話しかけたらこちらをチロリ。

キランソウが咲きだしていました。葉っぱがふわふわですね。

聞きなれないさえずりが遠くから・・・



集団で移動するカワラヒワでした♪



珍しくない小鳥なのでしょうけれど、この冬初めて撮影できました。



よく会えるのは忙しないコゲラや



おしゃべりのシジュウカラ♪

可愛らしい小鳥たちの仕草を見ていると時を忘れます。


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