教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

大粒の雨が降りだす夕暮れ

2020年07月30日 | 生き物

ずっと座り込んで引っ越しの荷物を箱に詰めていました。
身軽に移動するには物と煩悩が多すぎる。。

現状を一瞬忘れたくて梅雨空の下、散歩に出かけました。


湿った路面でお尻は濡れないのかな~可愛い後ろ姿です♪

池からはモーモーとウシガエルの声


近づくと大きな水音をたてて飛び込みました。


ザリガニはお腹に卵を抱えているのかな?


のぞこうと近づいたら思いきり威嚇されました。
子供のころ飼っていたあのコを思い出す。。


クヌギの樹液には久しぶりのアカボシゴマダラそれにカナブンたち


竹にもカブトムシの雌とカナブン!
以前白いものに覆われていた竹の切り株。
酵母により樹液が醗酵し、すえたにおいを放っていたのは4週間前。

雨に洗われたのか竹らしい色をとりもどしていました。
切り口に塩麹のような名残りがたまっています。


4週間前と同じカブトムシだったりして?
斑模様の小さな甲虫もたくさん集まってよほど美味しいものが出ているようです。


柵の向こうのキノコを見ていたらトラさんがやってきました。


しょんぼり顔の彼に会ったのは久しぶり♪

歩いたのは短時間だけれど元気回復!
足取りも軽くゴチャゴチャ空間に帰りました。

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イヌビワとアブラチャンの実り

2020年07月28日 | 自然

梅雨の晴れ間、イヌビワらしき木に違和感を感じよく見てみました。


木の姿は似ているけれど葉が厚く感じられて


鈴なりの実は見慣れたまん丸の実よりは長く


やけにたくさん落ちている。
イヌビワの実は黒く熟した途端リスに食べられる印象だったし時期は今だっけ?

真ん中の赤いものを手で割ってみると


イチジクっぽい。ずいぶん乾燥したイヌビワだな~と思い
帰宅してから検索してみました。

とても分かりやすかったのが「皿倉山ビジターセンター」内の記事。
イヌビワは雌花をつける雌株と両性花をつける両全性株がある雌性両全性異株
なのだそう。知らなかった。。

受粉に欠かせない共生関係のイヌビワコバチの産卵と子育ての場所が両全性株、
受粉、結実、種子散布が雌株の役割。


こちらがイヌビワの雌株の実。ころんとまん丸、10月撮影。


何者かに食べられた雌株の実は汁気たっぷり。
食べた動物のフンによって種は森中に広まっていくのですね。

イヌビワコバチが滅んだらイヌビワもなくなる。
どんな生き物も重要な役割を持っていてそのバランスは危ういもの。
年々静かになる森にどんな変化が起きているのだろうと時折不安になります。


イヌビワはイシガケチョウの幼虫の食草でもあります。
関東地方では見られない南方系のチョウでこれは以前石垣島で撮影したもの。
皿倉山に見に行ってみたいなぁ。北九州市。。


今、小川の近くには緑色の実が多く見られます。


アブラチャンの実です。


3月頃見られた花。雌雄異株。

来春こそ雌花雄花両方をしっかり観察しよう!
その頃には普通に旅行できる平和な日常が戻っているとよいのですが。


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川沿いで美しい生き物に会う☆

2020年07月26日 | 生き物

前夜はどしゃ降り。まだ乾ききっていない川沿いの道をゆくと


腰から下がびしょ濡れになってしまいました。
増えてきた蜘蛛の巣を壊すのも悪いし、そろそろこの道は歩けないかな。。

6月、地際まで草刈りされたのに今は虫の楽園♪


何年も過ごしていた地中から出てきたもの


今年生まれのカメムシたち


大きくて優雅なジャノメチョウ
近くの森から飛んできたのかな?


ここで卵を産んでも近いうちにすべての草が刈りとられてしまうよ。

ハグロトンボもジャノメチョウも以前よりかなり数が減りました。


若いトンボが舞い降りました。
アキアカネの未成熟のオスのようです。


体長7-8mm、極小のハチが脚に花粉をつけていました。
眼も体も金属光沢で綺麗!アカガネコハナバチでしょうか。

この道を通る時いちばん会うのを楽しみにしているヘビに会えました。
苦手な方はどうぞ以下をスルーしてください。。





ハグロトンボがいないかと川をのぞき込んだら足元にいました。
130cmくらいでしょうか、まだ若いアオダイショウです。


きらきらの瞳。。姿も動きも美しい。

いつもならもっとしつこく撮影、余裕があれば動画まで録るのですが
散歩途中の方に話しかけられました。
その方からこの川で子供のころ遊んだこと、この辺りは水田だったこと、
川の流れが工事で変えられ環境が悪くなったこと、昔の地名とその由来など
興味深いお話をたくさん伺うことができ感動しました。

その間にアオダイショウは草むらに身を隠しましたがヘビがよくいるという
新たな場所まで教えていただきました。

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梅雨明け間近 近所のいろどり

2020年07月25日 | 散歩

なかなかすっきり晴れません。
雨のぱらつくなか近所の生き物を探してみました。


アガパンサスにきていたのは後ろ翅が傷ついたクロアゲハ


羽化したてのようなピカピカさんも


花から花へ忙しそうなクマバチ
水際にあったこの花はボックセージ(サルビア ウルギノーサ)。
湿ったところが好きな植物なのだそうです。


キキョウに腹部の長いツチバチの仲間


小さなハムシに小さなハチ


テントウムシまでいました。アブラムシがいたのかな?
キキョウの花には虫たちをひきつける魅力があるようです。


綺麗なピンク色のキノコが出ていました。


裏から見たヒダはこんな感じ。
本で見るとニオイコベニタケというものに似ています。


こんなものも出ていました。
近所では初めて♪カレエダタケのようです。

湿っている地面にはいろいろなキノコが出ていて見るたび新顔が。
毎日歩きたいけれど引っ越し日が迫りいよいよ焦りだしました。
転居先は3日で決めたけれど交渉、契約は直感というわけにはいかず
気の抜けない日が続きます。

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Iさんの新作日本画(043)

2020年07月24日 | 教室風景

I さんははじめて日本のお城を描かれました。


「お城めぐり」 日本画 M10

徳川家康が天下統一の礎を築いた場所で出世城とも呼ばれる浜松城。
野生的な野面積みの石垣などを堅実に生き生きと表現されました。
平和な親子の姿が対照的に戦国時代の殺伐とした空気を想像させます。

近づいてみました。

湿度が高く気温の上下する梅雨時の膠加減は難しく多くのことを
学ばれました。岩絵の具の重ねに苦心するうち幅広い表現となり
次作への足掛かりをつかまれたのを感じます。迫力ある作品です。

日本のお城シリーズが始まる予感☆これからの作品も楽しみな
Iさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
の“作品集”の中のIさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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ホタルの池の小さな生き物たち

2020年07月23日 | 生き物

久しぶりに晴れた朝。
ホタルの池まで足をのばしました。


上陸の遅れたヤマアカガエルの赤ちゃんはいないか探したけれど
今年の産卵は早かったためかさすがにいませんでした。


クサレダマの株は以前より増えていました。


水辺の夏を感じます。


飛び回っていたトンボはオオシオカラトンボたち


脚の長~いクモはアシナガグモでしょうか?


数多く見られるのはコシロカネグモ


この食痕は♪

葉を裏返すと

いました、クロコノマチョウの幼虫です。
まだまだ小さい♪脱皮するところを見たいな。。


成虫も見られました。
地味な色合いだけれど大きく迫力があります。

やっぱり水辺は楽しい!夜にはタヌキやウサギが来ているのかも。
想像するだけでワクワクします。


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Tさんの新作日本画(045)

2020年07月22日 | 教室風景

Tさんは旅先での淡彩スケッチを日本画作品にされました。


「斑鳩 法輪寺」日本画 P20

1400年前,政治と文化の中心地であった斑鳩の里。輝ける時代と
遥かな時の流れを黄金色の大気に込め今も漂う雅な雰囲気を確かな
筆致で表現されました。描き込まれた古刹は重厚で心が休まります。

近づいてみました。

画面の多くを占める緑。種により異なる質を描きわけつつ寺社と
調和させることに長い時間をかけました。暮れゆく里に懐かしさと
緑と土の匂いのする風、響く鐘の音が感じられる穏やかな作品です。

大らかにじっくり大作に取り組まれるTさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の作品集のなかの
Tさんのページに掲載されています。
TさんのHP「水彩スケッチ紀行」とあわせてご覧ください。


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7月四回目の教室 久しぶりの晴天☆

2020年07月21日 | 教室風景

木漏れ日のみちを歩くのは何日ぶりだろう


湿気が多く辺りはふんわりとかすみ
緑の香りも濃厚で森は活気に満ちていました。

4か月間の休みを経て7月から始まった絵画教室。
雨続きでしたが四回目にしてようやく晴れました。


大きくあけた窓から清々しい風。
色がよくわかり乾きも早く気持ちまで明るくなります。


お昼頃、体が黒く翅の茶色い大きなトンボが飛び込んできました。
逃がすのに必死で撮影しそびれましたが何トンボだったのだろう?

午前中Iさんが、午後にTさんがそれぞれ日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

森では夏らしい彩りが見られました。

丈高いシソ科の花にハナバチが


アキノタムラソウかな?

この道沿いで大好きな生き物に出会えました。


ハンミョウ♪久しぶりです。


近づこうとするといつもは1m先に逃げるのに
この時はとどまってくれました。


虹色の小さな体に大きな眼、立派な顎!
会うたびに感動します。


満開のネムノキの花にモンキアゲハが飛びまわっていました。
コクサギのまわりでは何頭ものカラスアゲハ。
他にもクロアゲハ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハなど
黒いアゲハたちをたくさん見かけました。


ガガイモの花が咲いていました。


今年も種子が見られるかな?
その頃には新型コロナの流行がおさまっていますように。





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7月三回目の教室 雨宿りする生き物たち

2020年07月18日 | 教室風景

風が涼やかな朝


咲き残るヤマユリも降り続く雨にうなだれていました。

7月三回目の教室日☆
久しぶりにお会いできた方もいて相変わらずの笑顔にほっとしました。


作品と向き合い集中していると時間はあっという間。
ふたたび感染拡大している新型コロナの不安を一瞬忘れます。


雨が降っても窓全開、暑くてもマスク着用、アルコール消毒、フェイスシールド
などコロナ対策はしていますが人と人との距離を保つことを忘れがち。
時間終わりに気づき、意識して気をつけねばと反省しています。

かなりの雨が降る朝の森では人に会うこともなく
マスク無しで歩くことができました。


ジンガサハムシがたくさんいたヒルガオも一緒に刈り取られてしまった。。


今年はシオデの実があちこちで見られます。


しずくにとじこめられた森☆

雨宿りする生き物を探すと


葉裏にキタキチョウ



笹にハラビロトンボ


クワの葉裏に会いたかった生き物が!


大きさ10mmほど、オオトリノフンダマシのメスです。
近くに卵のうや極小だというオスを探しましたが見つかりませんでした。

毎年この森では梅雨時期に会える印象のトリノフンダマシ類。
図鑑には成体の出現時期は7~10月となっているのでこれからも楽しみ♪

今年の梅雨はなぜか長く感じます。

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田んぼまわりの生き物たち

2020年07月15日 | 生き物

歩いた川のそばには田んぼがあり
何か生き物でもいないかと水をのぞきました。


魚が浮いてる?

隣の田んぼの水が出ているところにも


アユ?
この魚は口をパクパクさせていたので思い切って手づかみし
用水路に放すと元気にさかのぼっていきました。
今考えればちょっと距離はあるけれど川に投げてやればよかった。。


まわりの植物には今年生まれの小さなアマガエルがたくさん♪


ベニシジミを撮りながら反射でつい四つ葉を探してしまう。。
幸せは探さなくても内にある☆


キタテハを追いかけていたら低いうなり声。


目があった途端、長~い紐につながれたコが吠えだしました。
怪しい人間とみなされたようです。


ビニールハウス前の洋ナシはだいぶ大きく


まだあどけなさの残るキジトラさんにも会いました。


足長さんでかなり痩せてる。。チーターみたい☆


シッポをたてて突進してきてくれました。

触らせてもらったら、熱い!こんなに体温の高い猫は初めてです。
のどをゴロゴロ鳴らして機嫌はよいですがかなりの高熱。
首にはシュシュをつけていて飼い主はいると思うけれど心配になりました。

ここで時間切れとなりキジトラさんとはお別れ。
てのひらには長いあいだ熱くて柔らかい毛の感触が残っていました。





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