似ているな~と思わず見比べた花木2組を並べてみました。
一組目はナツツバキとヒメシャラ。
ナツツバキの花
花びらにしわが入っていて、葉も花びらも大きめで厚め。
コアオハナムグリが来ていました。
ナツツバキの樹皮はよく剥がれており迷彩柄のように見えます。
ヒメシャラはというと
とても控えめな印象。
ナツツバキよりも花・葉ともに小さく表面は滑らか。
ヒメシャラの樹皮は赤茶色でサルスベリのようにつるっとしています。
樹皮をしっかり撮影しておけばよかった。。
二組目はフウとアメリカスズカケノキ。
フウの葉は3裂。樹皮は縦に裂けている部分があるようです。
フウの若い実が落ちていましたがまだ柔らかかったです。
アメリカスズカケノキはというと
樹皮はところどころ剥がれており迷彩柄。
葉に切れ込みが多く大型。若い実は綺麗な球形ですでに硬い。
大きな葉に丸っこい実をつける大木。似ているように思えましたが
よく見れば多くの違いがあり、調べれば科も違う。
アメリカスズカケノキはよい樹液が出るのか、夏場甲虫が集まって
いるのを見たことがありますが、フウはどうなのかな?
季節を変えて見に行きたいと思います。
今が盛りの花園で出会ったチョウたちと花々を並べてみました。
バーベナにピカピカのキアゲハ
この蜜が美味しいらしく何度も同じ場所に帰ってきました。
ブロンズフェンネルにいたキアゲハの幼虫
マツバギクにはスジグロシロチョウ
産卵に来ていたのか、ギシギシから離れなかったベニシジミ
丈高いキツネノテブクロ
この花を見るとビアトリクス・ポターの絵本、
「あひるのジマイマのおはなし」の象徴的な場面を思い出します。
毒にも薬にもなる植物として、アガサ・クリスティーの物語にも
登場していましたっけ。いろいろな品種があるのですね。
シモツケに
スモークツリーもふわふわ
アガパンサスの向こうに見えるのは「墨田の花火」でしょうか。
素敵な組み合わせです。
花のある処にはチョウあり♪6月の花園は見飽きません。
先日歩いた水辺で、今年もハンゲショウが繫茂していました。
ハンゲショウの周りではトンボやヒメギスなどバッタの仲間や
トカゲなど生き物がよく見られるのですが、この時はさっぱり。
ヤブカンゾウがひっそりと。
曇って風がある日は生き物との出会いが少ない。。
少し前の晴れた日。
小さな池の周りではトンボが飛びまわっていました。
ノリウツギがだいぶひらいていました。
ノリウツギの樹皮は和紙のネリとして使われます。
トロロアオイの根よりも粘度が低く使い分けているのだそうです。
和紙のできる過程を知るとほんとうに大事に無駄なく良さを生かして
使わなければと気持ちが引き締まります。
この花が満開になるとコガネムシなどの甲虫が集まるのですが
このときはヤブキリが潜んでいました。
真っ赤っか!ショウジョウトンボのオス
ショウジョウトンボよりも数が多く気が強いオオシオカラトンボ
オタマジャクシたちは姿を消したけれど皆森へ帰ったのかな?
この時期の水辺は楽しい♪生命感に満ち溢れています。
夕暮れ。公園の気になっていた木を観察しに行きました。
まず駐車場で出迎えてくれたのが
とろっとワラビ餅♪
白茶の猫さんが誰かを待っていました。
横にそーっと回りこむと
もう眠いのに!
仕方ないな~という感じで伸びをしながら起き上がりました。
尻尾の動きが綺麗です。
あ~かゆいかゆい!
この後、掻いていた耳の後ろや頭頂部を私の脛にこすりつけました。
いきいきした表情をみせてくれる白茶さん。
突進してくるのでとうとう金色の瞳を撮影できませんでした。
目的のクヌギ林はもう薄暗い。でも昨年この場所でヤマトタマムシに
出会えたのでキョロキョロしながら歩きます。
夕方17時。樹液レストランではこのカナブンやヨツボシオオキスイ、
ヒカゲチョウも数頭きていましたがハエが多いです。
ここの樹液は昨年までは出ていませんでした。
地面に近いところの樹液レストランはモンスズメバチもいました。
日中は大型のスズメバチがやってきているのでちょっと怖い。
この光景を見るとワクワクします。これからが楽しみです♪
Hさんは感銘を受けた瞬間を描かれました。
「神宮の朝」 パステル画 F20
伊勢神宮の鳥居から望むご来光。神々しい光が祈りをささげる
人々を包み込みます。輝きを強調する濃い陰色がはりつめた空気
をも表し、あたたかく魅惑的な空色が特別な瞬間にぴったりです。
近づいてみました。
主役の光をより輝かせるためにどのような演出をするか。構想を
しっかり練り一筋に仕事を重ね、清々しさと深さと力強さが表れる
まで時間をかけました。古に思いを馳せることのできる作品です。
大きな作品に次々と挑戦しているHさん。次作も楽しみです。
Hさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
中のHさんのページに掲載しています。ぜひこちらもご覧下さい。
横浜自然観察の森で毎年リスと一緒に撮影していたヤマモモの実。
あてにしていた木は今年に入ってから伐採されてしまいました。
観察しやすい木を探していたところ近所の公園にありました。
鈴なりです!
大きな飴玉みたい♪
色とりどりですが食べて美味しいのはもっと赤黒くなったもの。
タイサンボクの花も見られました。
だいたい大木で花を間近で見られることはめったにありませんが
脇から出た枝がしなり、低い位置に咲いていました。
何もかもが大きく香りも強い♪
実ができた頃また観察したいな~。
近くに花々が咲き乱れるハーブ園があったのに
ヒメジョオンの蜜に夢中だったアオスジアゲハ
ひと目みたときハナバチだな、と思ったこの甲虫。
初めて会ったのかな?ヒメトラハナムグリという名前でした。
次々昆虫が訪れるヒメジョオンはよい蜜源なのですね。
地面で吸水?アゲハが何度も同じ場所に帰ってきました。
このところあわただしく落ち着かない日が続いているのですが
チョウの舞う姿、懸命に生きる姿を見ていると心が安らぎます。
晴れて蒸し暑かったので、今年初めて扇風機をまわしました。
でも自然の風を受けたくなって近所をぐるっとひとまわり。
するとよい出会いがありました。
ぴっかぴかのモンキチョウ
ツバメシジミのカップル
チョウたちに会えたのも良いけれどさらに嬉しかった出会いが
アオオニグモです♪
アオオニグモは葉に住居をつくって潜み、近くにはった網に
呼び糸をつなぎ、脚をかけて獲物がかかるのを待っています。
なので獲物を捕らえている時でなければ姿が見れないのですが
この時は幸運なことに獲物がかかったばかりのようでした。
体長10mmくらいでしょうか、美しいクモです。
名前の通り腹部が青緑色です。
アオオニグモの網。
糸ははじめ無色透明、時間がたつと黄金色に光るそうです。
この時期よく見られる美しい網といえばこの水平にはられた円網。
コシロカネグモがつくったものだと思います。
先日、古書店の前を通りかかったら、学研の図鑑「クモ」が
なんと100円で出ていたので迷わず購入♪
クモを探すのがさらに楽しくなりました。
朝、草むらをかきわけていくと
ネジバナが咲いていました。下になにかいる?
ネジバナの茎に似た幼虫が花を夢中で食べていました。
6月最後の教室日も朝から晴天♪
アトリエは涼やかで心地よく描くことができました。
皆さんそれぞれ全く違うテーマを描いており、進め方も異なるため
お互いの世界が刺激になりますね。
午後の部の制作風景は暑さにボーっとしたのか撮り損ねてしまいました。
お昼は暑すぎてどの蝶も狂ったように飛びまわっていましたが特に
キタキチョウとベニシジミとムラサキシジミに会いました。
なかなかとまらず、翅も広げてくれないムラサキシジミ
そのムラサキシジミがカシのひこばえに
産卵したようです!小さな蜘蛛が見ていますね。
直径1mmくらい。産みたて卵を斜め上からパチリ。
ムラサキシジミのお母さん。
木陰で小休止ののち産卵を再開しました。
クサカゲロウの仲間がハタハタ飛んで
トウキョウヒメハンミョウが出現していました!
このハンミョウを見ると、真夏だ~と思います。
とても小さくて体長8mmくらいなのでハエのように見えます。
うっそうとした緑、木漏れ日の道、飛び回る鳥や昆虫。
活気に満ちた森を歩いていると元気が出てきます。
6月に入ってから出会った赤×黒色の甲虫を並べてみました。
嬉しかったのがこちら。
竹の上を歩いていたベニカミキリ。
幼虫は竹を食べて育つ、ということなので羽化したばかりなのか
卵を産みに来たのかもしれません。竹の害虫、パンダの敵ですね。
成虫になれば花粉を食べるのだそう。真紅で綺麗☆
スジグロベニボタル
ベニボタル
栗の花にたくさん飛来していました。
~ボタルと名前にホタルがつく似たものをたくさん見かけます。
なので赤い色の甲虫をたくさん集めて並べてみよう、と思った
のでしたが今年は期待していたほどの出会いはなく
黒色の方が多いけれど。。キノコシデムシ
ちっとも珍しくないけれどナナホシテントウはやっぱり可愛い♪
とまっていた植物はボタンクサギ。思い出すのに時間がかかり
名前が判明したときは本当にスッキリしました。花はこれからですね。
少々華やかさにかけるので先日出会った紅色のユリも並べてみました。
夏至を過ぎて、これから少しずつ昼間の時間が短くなるのか。。
毎年のことながらさみしく思い、時の流れの速さに驚きます。
Kさんは朝の散歩で印象に残った光景を描かれました。
「冷却現象」日本画 F6
初冬の朝。霧が辺りをふんわりと包みこんでいます。手前にある
小川からあがる水蒸気も、のぼり始めた太陽に照らされ輝いて
います。明るい一日を予感させるあたたかく力強い作品です。
近づいてみました。
あずまやのまわりには秋の華やかないろどりが残っています。
植生を意識しながら伸びやかな筆致で描かれた山と草むらは
生命力にあふれ根気よく重ね続けた色は深く、響きあっています。
いつも元気なKさんの作品には創作の喜びがあふれています。
過去の作品群はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Kさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。