教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

定点観察

2010年04月30日 | 散歩
横浜自然観察の森を歩くとき
ほぼ毎回撮影するポイントがあります。
「ミズスマシの池」に生えている
メタセコイアを見下ろせるこの場所。




昨年11月初旬
紅葉は始まっていないものの
木々の葉や下草の緑がくすんできています。



昨年12月
気温が下がり森はようやく秋色に。
メタセコイヤの橙色が印象的です。





今年2月
木々はすっかり葉を落とし
冬鳥とタイワンリスの姿をよく観察できます。
ヤマアカガエルが産卵をはじめました。



4月初旬
ヤマザクラが花盛り。
下草も木々もわずかしか芽吹いていませんが
ウグイスが歌いだしました。



4月中旬
ヤマザクラの花がほぼ終わって
木々が新芽をふきだし森が活気づいてきました。



そして4月末!
植物はみな柔らかい葉を展開しています。
近くの池ではシュレーゲルアオガエルが鳴きかわし
虫たちの動きも活発になってきました。

4月の森の変化はめまぐるしいですね。
どの季節もいいけれど春が一番好き!
お休みなのに森の家へ行きたくなってしまいました。








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初!ツマキチョウ

2010年04月30日 | 生き物
モンシロチョウのような蝶が飛んでいました。



横浜自然観察の森で午後4時頃。

追いかけていくと



枯れ枝の先にとまりました。どこにいるかわかりますか?
少し右寄りで白っぽく見えるもの・・



モンシロチョウよりひとまわり小さいようです。
この形は!



ツマキチョウのメスです!
初めて見ました~♪
オスは点線で丸く囲った部分が山吹色。
実は朝、初めてオスに会えたのに
撮り損ねてしまってが~っかりしていたのです。
同じ日にどうしても会いたかったツマキチョウの
オスメス両方に会えるなんてかなりラッキーです!



印象的な黄茶緑の模様をもっています。
草むらに入ってしまったらすぐ見失ってしまいますね。



拡大してみると、眼は美しい黄緑色!

ツマキチョウのこの姿が見られるのは春だけ。
近いうちにオスの姿も撮影できるといいのですが。




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春の妖精たち

2010年04月29日 | 自然
この冬
ミソサザイやルリビタキや水鳥たちに会うために
足しげく訪れた泉の森公園。



しばらく行かないうちに
春の花々で彩られていました。

広葉樹の林床には
春の限られた時期にしか見られない花たち
(スプリング・エフェメラルというそうです)がたくさん!
なんとか間に合いました♪



さまざまな色のエビネ



ハート型の葉がかわいいイカリソウ



ひかえめなヒトリシズカ



ムラサキケマンの間にイチリンソウ



大好きなエンゴサク
これはジロボウエンゴサクのよう



ユキザサでしょうか。



ヤマブキソウのお花畑

雨上がりで濡れた葉に木漏れ日がきらきら光って
夢の中にいるようでした。



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仲良し

2010年04月29日 | 生き物
雨上がりで地面は濡れているけれど



公園売店前のテーブルは快適な場所のよう。



ノラたちに日本語の注意書きが読めるはずはありませんね。



仲良くそろって



伸び~!



嬉しそうに楽しそうに
いつまでもゴロゴロ転がっているのでした。
動画を撮ればよかった~。
息ぴったりの仲良しぶりに
ほのぼのさせてもらいました♪


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この時期ならでは

2010年04月28日 | 自然
上郷森の家本館へバスを使い徒歩で向かうのに
バス停「上郷」で降りて少し急な坂をのぼる道と
「上郷森の家前」から少し緩やかな坂をのぼる道が
ありますが、そのどちらの道でもよく見られるのが



このウラシマソウです。



この長い紫色のヒモ状のものを
浦島太郎のたれる釣り糸に見立てるとは。
ウラシマソウと名づけた方のセンスは素晴らしい♪



暗紫色に黄緑色の線・・
独特の色あいがなんとも魅力的です。
もうそろそろ見頃が過ぎようとしています。

その点サルトリイバラの花は長持ち



つぎつぎと咲く雄花



雌花には小さな実ができていました♪

しょうこりもなくルリタテハの幼虫を探して葉裏をのぞくと



2cmほどの赤い甲虫がいました。
家のスノーボールを穴だらけにしたクロウリハムシに似ているので
ハムシの仲間に違いない!と思い調べると
ありました。
名前はアカクビナガハムシ
漢字をあてれば赤首長ハムシですね、
ウラシマソウほどではありませんが覚えやすいです。
サルトリイバラやシオデが好物、とあります。

サルトリイバラは蛾の幼虫もよくいて葉は穴だらけ。
よっぽどおいしいのでしょうね。



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新緑の森

2010年04月28日 | 自然
晴れた朝、横浜自然観察の森を歩いたら
樹上でヤマガラとウグイスが歌っていました。




足もとの小さな池には成長したヤマアカガエルの
おたまじゃくしが元気に泳いでいます。
少し離れた大きな池からはシュレーゲルアオガエルの
大合唱。ヤマアカガエルから2ヶ月遅れて恋の季節です。
新緑が目にまぶしい♪

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Oさんの日本画新作

2010年04月27日 | 教室風景
Oさんは東京銀座の歌舞伎座を描きました。
さよなら公演の千秋楽直前に完成!



「さよなら歌舞伎座」  日本画  F10 

力強く明快で華やか、Oさんらしい歌舞伎座に仕上がりました。
主役の周囲はあえて柔らかく表現し
60年の歴史を持つ歌舞伎座は堅牢な線で描きこんであります。
制作に当たって人と車の波を避けながらスケッチされたそう。
とても臨場感がありますね。「さよなら公演」に押し寄せた人々が
おおぜい描きこまれ、名残を惜しむ気持も表現されています。

Oさんの他の作品も、緻密なスケッチをもとにした
説得力のあるものばかり。
HP「上郷の森 日本画教室」のなかの
“作品集”のなかのOさんのページもぜひご覧下さい。




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嬉しい出会い

2010年04月27日 | 教室風景
4月最後の教室日は
爽やかに晴れ上がりました♪



なんて気持ちがいいのでしょう。
こんなに輝く池を見るのは久しぶりです。



素晴らしい光線が岩絵の具の重なりを味わい深く見せ
日本画を描いていて良かった~と感じさせてくれます。
OさんがF10号の日本画を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに!

森をぶらついた昼休みが終わりに近づき
近道をして教室へ向かう途中



小道の真ん中に
親子でしょうか、三羽のコジュケイが
身を寄せ合って座っていました。日向ぼっこ?
いつもコジュケイたちのほうが先にこちらに気がついて
飛び去る、または走り去るのですが
この日はこちらの発見が一瞬先。
あわてすぎて一枚目はピンボケだったものの



2枚目はしっかり捉えることができました。
初めてです~♪



美しい!
鮮やかで目立つ体色ですね。
このコジュケイが一番冷静でした。お母さんでしょうか。



9月の作品展を見すえて制作に気合いが入る皆さん。

午後、HP「上郷の森 日本画教室」
ご覧になって興味を持ってくださったNさんが
見学にいらしてくださいました。
なんと5月から参加されるとのこと、嬉しいです!
ゴールデンウィークがはさまり
来月5月教室の一回目は7日(金)。
また少し間隔があいてしまいますね。皆様お忘れなく☆

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イタリア山庭園へ(その2)

2010年04月26日 | その他
石川町の小高いこの地は1880~1886年まで
イタリア領事館がおかれたことから“イタリア山”と呼ばれ、
現在ブラフ18番館と外交官の家が移築されています。

いただいたパンフレットによると
「ブラフ18番館」は
大正末期に建てられた外国人住宅で
平成3年までカトリック山手教会の司祭館として使われ
平成5年に今のイタリア山庭園内に移築復元された、
とあります。



木造2階建て
フランス瓦と窓枠の青緑の組み合わせが美しい・・



どこを見ても絵になります



艶の出た木の階段は狭くてすれ違うのが大変ですが
広すぎず素朴な感じがしてとても落ち着きます。



うっとり・・・優しく懐かしい雰囲気です。

ついブラフ18番館でのんびりしてしまいました。
日が翳ってきたので急ぎ隣の「外交官の家」へ。



平成9年に渋谷区から移築され、国の重要文化財に指定されたそう。
名前の由来は明治政府の外交官・内田定槌邸だったため。
アメリカン・ヴィクトリアン様式の建物ということですが
思わず吸い寄せられてしまうような外観をしています。



重厚な色合いの室内にはステンドグラスが配され



軽やかな彩りを添えています。



1910年に建てられて以来
たくさんの国内外の要人がここを訪れたのでしょう。
古い本が納められた棚を眺めていたら
夢見心地になりました。



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イタリア山庭園へ(その1)

2010年04月25日 | その他
少し前お知らせしたSさんが出品されている作品展
に行ってきました。会場はイタリア山庭園のブラフ18番館

根岸線「石川町駅」の南口(元町口)を出ると左手に
坂道が見えます。



その“大丸谷坂”を上がっていくとすぐ


雰囲気のある素敵な門灯のついた
ブラフ18番館の入り口があります。



さらに階段を上がるとブラフ18番館が見えました!
絵画作品展は本館の隣のガラス張りの建物です。



目の前には庭が広がり
スケッチする人、散歩する人、写真を撮る人・・
気持ちよさそうに過ごす人でにぎわっていました。



春の光が差し込む会場の様子。
お一人4~5点出品されているそう。さまざまな画材で
描かれた力作ばかりで見ごたえがありました。
会期は4月25日(月)15時まで!



ブラフ18番館の外観はこんなにかわいらしいのです。
室内のご紹介はのちほど♪

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