教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

9月末アサギマダラとキノコ

2021年09月30日 | 自然

顔まわりにまとわりつく虫を両手で払いながら森を行くと
枝先にピカっと輝く大きな蝶がとまっていました。


アサギマダラだっ!
お、落ち着いて・・嬉しさに興奮しながら一枚♪

南下の旅の途中でしょうか。この夏も高原に行くことができなかったので
アサギマダラに会うのは難しいかな~と思っていました。


近づく前に飛び立ち、辺りを優雅に舞いはじめました。
幼虫の食草のキジョランやイケマが近くにあるのかもしれません。
キジョランは常緑ということなので寒い時期に探しに来よう!
アサギマダラの幼虫も見てみたいな。。

初秋の花に他の蝶たちも訪れていました。


今が盛りのオトコエシにはアオスジアゲハ


シラヤマギクにミドリヒョウモン


フジバカマにはキタテハと


ツマグロヒョウモン
昨年この場所でアサギマダラを見たのでしばらく待ちましたが
この時はやってきませんでした。

アサギマダラに出会った森では素敵なキノコも出ていました。


おおっ大きい!カラカサタケです。


一昨年この場所で見たカラカサタケは丈が20cmほどありましたが
今回見たものはひとまわり小さめ。


黄色いタマゴタケに似たキノコがありました。
全身黄色、ツボがあります。


ヒダも黄色いのでキタマゴタケなのかな?
似たものにタマゴタケモドキという毒キノコがあるそうです。


数多く出ていたのがこちら、裏も鮮紅色のヒイロチャワンタケ

近くでは崖が崩れ大木が倒れたということで長期工事中。
辺りには枯死したコナラやカシも多く親しんだ森の環境が変わりつつあるようです。


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藪のヤンマと日向の赤とんぼたち

2021年09月28日 | 生き物

ほぼ一年ぶりに思い出の森に行きました。
行く毎にヘビやカエルに会えるのでワクワクした場所でしたが
ここ5年、全体に乾燥しナラ枯れ病のまん延で動植物が激減したように
感じていました。でもじっくり見て歩くと


大きなヤンマがいる!
日のあたらない低い場所をゆっくり飛び、アオキにとまりました。


カトリヤンマです♪


美しい。。
見失ったと思ったらフワ~っと視界に入ってくるので数頭いたのかもしれません。
ここには春夏秋冬何度も来ていますが会ったのは初めて。
まだまだ探索が足りないようです。


木陰でよく会ったのはこのイトトンボ。
ホソミイトトンボだと思います。


日当たりのよいところではコノシメトンボのオスに


コノシメトンボのメス


マユタテアカネのオス


マユタテアカネのメス
マユタテアカネにはこの翅の先が茶色いタイプがいるそうです。


翅の脈が赤いタイリクアカネ、かな?


ナツアカネのメス


ごく小さなアジアイトトンボもいました。

目当てのミヤマアカネには会えなかったもののなんだかほっとした森散歩でした。


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2種のアブにキノコ薄暗い道で

2021年09月24日 | 自然

近所の公園の端っこコースは陽射しと人を避けるにはうってつけ。
はじめは生き物の気配が薄くつまらないなと思っていましたが
度々通るうち日向コースとは異なる味わい深さに気づきました。


今のいろどりはヤマジノホトトギス


ノダケの花にヤブミョウガの実


杉林ではお尻をぐりぐり地面にこすりつけているアブに出会いました。

産卵しているように見えたけれど礫の詰まった場所にするわけがない、
と不思議に思い帰宅してから調べると、名前はスキバツリアブ。
腹端に砂粒を取り込み産卵の際、卵にその砂をまぶしカムフラージュするのだとか。

初見のアブと言えば、同じ公園のクヌギ上で


こんなアブにも出会いました。触覚がかわいらしい☆
名前はハチモドキハナアブ。ハチに擬態しているようです。

真夏の暑い時期に減ったように感じたヒカゲチョウ。
今が2回目の発生時期なのか綺麗な個体が見られるようになりました。


笹の葉裏に産卵☆
次の産卵場所を探しフワフワ飛ぶ母蝶を追っていたら、足元に


今年も出ていました!
杉と笹の生える薄暗い場所に昨年もあったウラムラサキシメジです。


傘の表は栗色、裏は綺麗な紫色、ヒダは密です。


発生が進みちょっと乾燥しているよう。
ヒカゲチョウが教えてくれなければ見逃すところでした。

同じ公園でハンバーガーのようなキノコもまとまって出ていました。


ここはカシやコナラや杉も混生している暗い場所


裏から見ると赤褐色でスポンジのよう。
本を見るとイグチ科のイロガワリの仲間なのかなと思えますが
傷をつけて確かめることまで思いつかなかった。。
素敵なキノコに出会うたびHさんがいればな~と思います。

いつも同じに思えた薄暗い端っこコースにもナラ枯れ病は広がっていて
環境は変わりつつあり漠然とした不安を感じます。



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黒いアゲハ舞う里山

2021年09月23日 | 自然

朝からスッキリ晴れた日、久しぶりに里山を歩きました。
ここで毎年咲いているコスモスを期待していましたが
花茎は間延びしており、ヒガンバナは見頃を過ぎていて


花周りで黒いアゲハたちが飛びまわっていました。


翅がかなり擦れていたけれどカラスアゲハかな?

一緒に歩いていた母が「大きなアゲハが地面にとまったよ!」


二人で興奮し近づくと、大きい!モンキアゲハのオスでした。


翅を動かし始めたのであわてて側面もパチリ。
久しぶりにモンキアゲハを間近で見ることができました。


草原にはツルボの花


爽やかなシオンに


今が盛りのシュウメイギク


小さなハチやセセリを集めていたシモバシラの花
もう秋が始まっているのですね。。

田んぼのまわりには様々なトンボが飛び交っていて
悠然としたオニヤンマや俊敏なギンヤンマに見とれました。


ようやくとまってくれたのはシオカラトンボ
こちらはメス


足元の水草にシオカラトンボのオス

撮影していた時は気が付きませんでしたが帰宅して画像を見直すと


シオカラトンボがとまっていた茎にもう一頭のトンボが。オオアオイトトンボでしょうか。
シオカラトンボは他のトンボも狩るはずですから
この後観察を続けていたら攻防が見られたのかもしれません。

坂道もある広い公園をよろめきながらも歩ききった母。
おしゃべりしながら嬉々として虫や花を撮影する姿に安堵しました。


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弱肉強食☆トカゲがトカゲを

2021年09月20日 | 生き物

数日前に作品展が終了し先日2回目のワクチンを接種できました。
今月に入ってから生活リズムが乱れ散策までお休みしていましたが
窓の外の素晴らしい青空を見て我にかえりました。


清々しい♪のんびり近所を歩くのは何日ぶりだろう。


目の前にセミが飛んできました。ツクツクボウシのようです。
数は減ったけれどアブラゼミもヒグラシも鳴いている。
汗も流れてきたし夏の名残りを感じられて良かった~。


クヌギの樹液にはアカボシゴマダラとサトキマダラヒカゲ


ジニアにはツマグロヒョウモン
花色は他にもあるのにオレンジの花がお好みのようでした。


小さな草色のイトトンボがふわ~っと視界を横切りました。
アジアイトトンボでしょうか。

しゃがみこんだ足元でチョロチョロする尻尾の青色が美しいニホントカゲの幼体が♪
一瞬喜びましたが


横から大人のニホントカゲがさっと現れ


ショック。。幼体の頭を咥えているようです。
ニホントカゲ同士で命をかけた争いがあるのですね。

少し遠くまで足をのばすと


まだ幼いキジトラに出会いました。
しばらく来ないうちに新顔さんがちらほら


木漏れ日の道をまっすぐ馴染みの黒白さんがやってきました。
ぶれてしまったけれど可愛い♪年を重ねてもずっと可愛い!

ワクチン接種の影響は一回目と同様、腕が少し痛んだくらいで発熱等はなく
ホッとして前より元気になったくらい。
ようやく平常運転、残暑を楽しめそうです。


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夏の終わりのキノコとトンボ

2021年09月05日 | 自然

先月末はほぼ晴れ続きでちょこちょこ散策することができました。
短時間でも同じ場所を通るとちょっとした変化が気になるもの。


夕暮れ、こんなキノコがでていました。


キノコが出ていた木はこちら。フウの木でしょうか。


傘のおもては白に近いベージュ、表面は少しひび割れ模様。


裏から見ると薄い膜が綺麗にはっていました。
隙間からのぞくヒダはピンクがかった淡い茶色。
ハラタケ科なのかな~と思い帰宅してから本を見ましたが
はっきりした名前はわからず。

三日後また見にいってみました。


表面はこんがりキツネ色、少し乾燥しているようです。


裏から見ると、三日前にあった薄い膜はなくヒダはコーヒー色、
もう胞子を飛ばし終わったのかボロボロでした。
毎日通えば微妙な変化がわかったのかもしれないけれどこれも面白い♪


丈高いノダケに


ノシランも咲き始めていました。
花にはごく小さなアリやクモが集まっていました。


木漏れ日コーナーではコノシメトンボのメス


ハグロトンボのメスにも出会えました。
振り返ればこの夏はほとんどハグロトンボに会えませんでした。

9月に入って早々、雨続きで気温も急降下。トンボたちはどうしているだろう?
やっぱり暑い方が好きだと思いながら分厚い靴下を探しました。

☆しばらくコメント欄はお休みいたします


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