教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

5月の赤

2014年05月31日 | 生き物

先日久しぶりに散歩した近所の公園で
見慣れない蜜柑色の蝶が飛んでいました!
見失わないように目で追っていくと遠くのクヌギの梢に。


ぼけているけれど、まぎれもなくアカシジミです~!
初夏のこの時期にしか出現しないので出会えると嬉しいです。

アカシジミに会えた夕方4時30分ごろはだいぶ日が傾き
チョウたちはこの日のねぐらを探していました。
ちょうど頭上のミズキの葉にテングチョウが飛んできたので見てみると


赤い!こんなに赤いものは見たことがありません。
新種だったりして~と手元にあった蝶の本を見ると
「メスの裏は地色が赤みを帯び中央の暗色条のみ目立つことが多い」
ということが書いてありました。
なるほど、テングチョウの女子らしい女子に会えたのですね。

このほか5月に出会えた赤っぽい生き物を並べてみました。


一時期やけにたくさん見かけたアカハネムシ
朽木を食べるのだそうです。


5月も後半になってからよく見かけるようになった小さな赤い蛾
キベリトガリメイガという名前のようです。


赤いといえばテントウムシのイメージ♪
先日池のほとりで出会ったときも新種?と思ってしまいましたが
ナミテントウの紅紋型、というもの。


一般的なナミテントウはこの黒字に赤点2つの二紋型


小さなヒメカノコテントウも色のタイプがさまざまなようです。

大好きな5月が今日で最後・・・早いものです。
夕暮れ時にアカシジミを探しに行こうかな?


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横浜自然観察の森5月

2014年05月30日 | 散歩

ふりかえれば雨が少なめだったこの5月。


清々しい風が吹く横浜自然観察の森を歩くと生き返るようでした。


今年もたくさんのハラビロトンボに会うことができました。
ただでさえ幅広い腹部が呼吸のたびにさらに広がって
息遣いが伝わってくるようです。


2回しか会えなかったこのサナエ。
クロサナエなのかな?かなり大きい優雅なトンボでした。


いつも飛び回っているモンシロチョウに


アカツメクサにアカタテハ♪
蝶の種類がとても多いこの森の豊かさにはいつも感動してしまいます。


ツルウメモドキにハナカミキリの仲間
花にはアオスジアゲハも夢中になっていました。


いつも声ばかり聞こえるタイワンリス
久しぶりに姿を見ました。

今の時期、小さな生き物が多くて狭い範囲をウロウロするばかり。
まったく散歩にはなりませんが出会いがあるたび元気が倍増します♪

 


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Mさんの新作水彩画

2014年05月29日 | 教室風景

Mさんはまばゆいばかりの春の光景を描かれました。


「春の訪れ」  水彩画  F6

河津桜でしょうか、濃いピンクの花の下には黄色いじゅうたん。
桜と菜の花畑から、喜んで飛び回る蜂たちの羽音が聞こえてきそうです。
青空を映す小川をはさんだ向こう岸にも桜並木が続く光景は平和そのもの。
実際の風景から練り直された色と構図で奥行きと広がりが増しました。

近づいてみました。


やわらかい色と色をにじませ、花の密度を感じさせる表情豊かな染みが
できるように水の量をコントロールしながら筆致を工夫しました。
水彩らしい透明感と瑞々しさがありながら濃厚な味わいもある画面には
Mさんの感じた春の喜びと生気があふれ、見ていると元気をもらえます。

新しいことに挑戦し続けるMさん。次の作品も楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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初めて会ったシジミチョウ

2014年05月28日 | 生き物

ハルジオンとヒメジョオン。とても似ていますね。
子供の頃は無造作にむしって遊びましたっけ。


こんなに濃いピンクのものもあるのですね。

この花畑の中で何かいないかな・・・ぼんやり立っていたら

見たことのない蝶が飛んできました!
一瞬見えた翅の表面は白緑色だったような・・・。帰宅して蝶の図鑑で
調べると裏面の模様はトラフシジミに思えるけれど、色があてはまらない
ので確信はもてません。目撃してからその場所に何度も行っている
けれど会えずじまい。今度は落ち着いて観察したいものです。


よく見られるのはベニシジミやこのコアオハナムグリ


鮮やかなオレンジ色の甲虫。何の仲間なのでしょう?


薄暗いところにいる印象が強いジャコウアゲハも夢中!
ハチ類も多いですし、よっぽど美味しい蜜なのでしょうね。

ジャコウアゲハといえば

幼虫の食草、ウマノスズクサをようやく見分けられるようになりました。
上の葉っぱを裏返してみると


体長6mmほど、ちっちゃな幼虫発見♪
先日目撃した産みたて卵は赤かったけれど幼虫も似たような色です。

蝶の集まるハルジオンにヒメジョオンの花盛りは過ぎようとしていますが
小さな楽しみはまだまだ続きます。


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5月最後の教室日

2014年05月27日 | 教室風景

スケッチしたり構想を練ったり制作したり。絵を描くのはもちろん
何をするにも最高♪な5月が終わろうとしています。


5月の最終回はいずれやってくる梅雨を彷彿とさせるような
湿度の高い南風の吹く一日でした。


午後にMさんが水彩画を完成させました。後ほどご紹介いたします
のでお楽しみに☆
6月は第一金曜日から始まります。

この日は夕方から崩れるという天気予報どおりの曇り空。

乾きがちの森には恵みの雨となりますね。


何か毛虫のようなものをくわえたガビチョウ。子育て中でしょうか。

風は甘酸っぱい香りに満ちています。

駐車場のセンダンの花は満開で


スイカズラも花盛り。クチナシのような濃厚な香りを漂わせていました。


イボタの木にはジャコウアゲハのメス
ハナバチたちもたくさん訪れていました。

ウツギの仲間が咲き乱れて今がいちばん素敵な時期かもしれません。
芽吹きの時期にもそう思いましたが♪
次にこの森を歩く10日後、どのような変化が見られるのでしょうか。


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小さなクモたち5月

2014年05月26日 | 教室風景

五月に入ってから出会うことの多くなった蜘蛛たちを並べてみました。
かわいいサイズのものばかりですが苦手な方はお気をつけ下さい☆

 
孵化したばかりの赤ちゃん蜘蛛たちです。
トベラの花陰に黒い球状のものが見えたので近づくと
ワッと広がりました。離れてしばらくすると再び集合。


金色に輝く蜘蛛の糸の美しさにひかれて立ち止まると
偶然、巣に獲物がかかりました。


瞬時に飛び出してきたのはアオオニグモ!
一度出会いたいと思っていたので小躍りしてしまいました。
獲物をすばやく糸でぐるぐる巻きにしてしまうと、脇の葉裏にある
袋状の巣に戻りました。その行動の速いこと。動画で撮ることも忘れ
ただ見惚れてしまいました。実に美しい蜘蛛です♪


小さくてなかなかピントが合わなかったカラスハエトリさん。
ずんぐりした体が印象的です。


一転、細長~い印象のアシナガグモ


葉の色にそっくりなワカバグモに


このササグモは近所でいちばん多く出会う蜘蛛ですが
見ていると面白く、ついつい撮影してしまいます。

大きなオニグモの類にも会えましたがまたの機会に・・。
これからが本格的なクモシーズン。楽しみです♪


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木陰に入れば

2014年05月25日 | 生き物

いよいよ日の光が強烈になってきて木陰を歩くことが多くなりました。


横浜自然観察の森でイボタの花が咲いていた小道。
木漏れ日のあたる場所でジャコウアゲハのメスが翅を休めていました。


ジャコウアゲハと同じくほの暗いところでよく見かけるコジャノメ
数が多くのんびりしているのでよく撮影させてもらいます。


このヤマトシリアゲもよく見かけるようになりました。
お尻の先端がスッとしているのがメス


お尻の先端がくるりと丸まっているのがオス
変わった形態をしていますね。


実が色づき始めたドクウツギにアカスジキンカメムシの終齢幼虫が。
成虫の姿は本当に美しく、まだ昆虫にまったく興味がなかった頃でも
感激して撮影し、名前を調べたほど。今年も出会いたいものです。

ドクウツギは全草猛毒!ということで誤食対策にロープを張ってあり
やや遠くからの観察となりました。昆虫には影響がないのでしょうか。


もうそろそろカワトンボの季節は終わり・・。

腕章をつけて生き物を調べている方がいたのでお聞きすると
このあたりのカワトンボは“アサヒナカワトンボ”のようだ、とのこと。
ずっとアサヒナカワトンボなのかニホンカワトンボなのか疑問だったので
教えていただいてスッキリしました♪


水辺で素早く飛び回る3頭のトンボがいたので見ていると
さっと2頭が近づきカップル成立♪初めて遭遇することができて
喜んだのも束の間、さらに遠くへ飛んでいってしまいました。

木漏れ日の道は涼しい風が吹きぬけて気持ちいい~!
蚊が出てくるまで、もうすこし楽しめそうです。


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5月四回目の教室日

2014年05月24日 | 教室風景

アトリエには雨上がりの森から甘酸っぱい香りの風が吹いてきて
遊ぶ子供たちの笑い声や小鳥たちの高らかなさえずりが響きます。


早いもので心地よく描くことのできる5月の教室も四回目となりました。


午前も午後もにぎやか♪
作品の大きさもテーマもバラバラなので描き方もそれぞれ。
お互いの制作過程を見るのもよい刺激になりますね。

朝のうちは曇りがちで肌寒いほどでした。


保護されている自生シランは花盛り。


緑濃い自然の中で見るとより華やかに美しく感じられます。


高いところではモンキアゲハが翅を休めていました。
ときおりやってくるカラスアゲハと追いかけあい縄張りを争っている
ようです。そういえば近くにカラスザンショウの大木があります。


今年初めてのラミーカミキリとの出会い。夏のイメージがあります。


大きな薄水色の蝶がのんびり優雅に舞っていました。
アカボシゴマダラの春型・・・4月下旬、エノキの若木に非常にたくさんの
幼虫を見ましたが、そのなかのひとつが羽化したのかもしれません。
在来種のゴマダラチョウはここ何年も幼虫どころか成虫さえ会ったことが
ありません・・。目立つこの蝶を見るたび、複雑な気分になります。


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サイハイラン咲く

2014年05月23日 | 自然

お休みだった日、早起きして森をゆっくり歩いてみました。


こんなところに!
カワトンボを追いかけた水辺でサイハイランが咲いていました。


毎年木陰でひっそり咲いていて、気がついたら花期が終わっていた
ということが多いのです。花弁は細長くやや地味めに感じるランですが
丈が高いので迫力があります。
周りを踏み荒らさないように離れて撮影しました。


綺麗な藤色が見えたので近づくと、タツナミソウでした。
なにか小さい虫がいる・・・


小さな小さなカメムシでした。
ムラサキシラホシカメムシという名前だそうです。
漢字をあてれば紫白星なのかな?確かに紫がかった体色に
白い点々が印象的です。


ヤマボウシも花盛りとなっていました。


中央の黄色い部分が集合花。虫媒花なのでしょうか、小さな甲虫が
たくさん集まってきていました。秋にできる赤い実が楽しみです。


エゴノキの花も見頃でした♪
白い花が増えてきて、もう初夏なのだな~としみじみ・・・
素敵な季節は飛ぶように過ぎていきます。



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いつも近くに

2014年05月22日 | その他

時間を見つけては庭木を刈り込んでいます。先日は花後すぐが剪定の
適期というツツジ、スノーボール、伸びすぎたオウバイにアオキ。


バラもそろそろ終わりです。だいぶ元気がないけれど、今年も咲いて
くれました。


忙しくしていると、野良猫にゃんきち(女子)が大鳴きしながらやってきて


母がホウキを手にした途端じゃれだしました。
足先とゴミの間に入る、これが毎日のことなのだそうです。


そのうちかまってくれないと分かると近くで大人しくうずくまりました。
オウバイの葉っぱ、邪魔じゃないのかな?

北側へ移動すると


あれっ、そんなところに。
そこを掃くんだからどいてどいて!


そこを草むしりするんだからこっちへ来て!
なかなかゆっくりなでてもらえないものだから不満顔のにゃんきち。
これから作業する場所に不思議なほど先回りしているので笑ってしまいます。


先日行った園芸屋さんでこの真っ青なデルフィニウムを購入しました。
今が花盛り♪その他に黄色い小花、ナスにミニトマト、ニガウリに
インゲンの野菜類と、ケイトウの種。
ケイトウの種はミニサイズの花だと思い込んですでに蒔いてしまいましたが
袋の裏の説明文をよく見れば草丈80cm、155本分!どうしよう・・。

毎年夏の庭が寂しいな~と思っていたけれど今年は賑やかになりそうです。


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