高村薫さん、今一番好きな作家さんかも・・・
1~2年前に読んで、
全く理解できなかった、この本を再読しました。
2度目も完璧理解とはいきませんでしたが、
なんとか内容はつかめたような。
「太陽を曳く馬」は、
前にご紹介しました、「晴子情歌」「新リヤ王」に続く三部作の
最後となる小説です。
この小説は前の二つとは違って、警視庁勤務の
合田雄一郎が主人公。
前作二つと同じく、上下巻の長い小説でした。
大まかな内容ですが、
上巻は福澤彰之と杉田初江の息子、福澤秋道の犯した殺人事件と
その公判、死刑執行にまつわるお話です。
秋道にはどうやら精神障害があるようで、殺人の状況は極めて不可解。
独特の芸術論もあるらしく、それも一般人には理解しがたい。
下巻は赤坂にあるお寺の雲水が交通事故に遭って亡くなったのは
お寺の責任になるのでは?という事件を合田雄一郎が追っていくというもの。
福澤彰之を含めたお寺の幹部たちが戦わす、宗教論が圧巻です。
作者は何が言いたかったのかな~と考え考えしながら読みました。
人間の生と死、人は何のために生きるのか・・・
最終的には「人間の業」でしょうか、と、私なりの結論。
下巻の宗教論が難しくて、5p読んでは眠くなり・・のありさまで
読み終わるのに3週間以上かかってしまいました。
それほど難しいのに、
不思議なことにまた読み返したくなる本でした。
1~2年前に読んで、
全く理解できなかった、この本を再読しました。
2度目も完璧理解とはいきませんでしたが、
なんとか内容はつかめたような。
「太陽を曳く馬」は、
前にご紹介しました、「晴子情歌」「新リヤ王」に続く三部作の
最後となる小説です。
この小説は前の二つとは違って、警視庁勤務の
合田雄一郎が主人公。
前作二つと同じく、上下巻の長い小説でした。
大まかな内容ですが、
上巻は福澤彰之と杉田初江の息子、福澤秋道の犯した殺人事件と
その公判、死刑執行にまつわるお話です。
秋道にはどうやら精神障害があるようで、殺人の状況は極めて不可解。
独特の芸術論もあるらしく、それも一般人には理解しがたい。
下巻は赤坂にあるお寺の雲水が交通事故に遭って亡くなったのは
お寺の責任になるのでは?という事件を合田雄一郎が追っていくというもの。
福澤彰之を含めたお寺の幹部たちが戦わす、宗教論が圧巻です。
作者は何が言いたかったのかな~と考え考えしながら読みました。
人間の生と死、人は何のために生きるのか・・・
最終的には「人間の業」でしょうか、と、私なりの結論。
下巻の宗教論が難しくて、5p読んでは眠くなり・・のありさまで
読み終わるのに3週間以上かかってしまいました。
それほど難しいのに、
不思議なことにまた読み返したくなる本でした。