テレビを見ていたら、ショパンの「幻想即興曲」が流れてきた。
ふーっと幼い頃の記憶が甦って、また総毛立つ。
連想したからだ。
ショパンの恋人であったジョルジュ・サンドという女性作家が書いた「愛の妖精」という小説が、大人の世界への入り口になったことをはっきり覚えている。
読んだのはおそらく小学校の高学年か中学生になったころ。
思春期の入り口ではあったけど、晩熟の私はまだまだ幼い子どもだった。
私が読んだ「愛の妖精」は子供向けに編集してあるものだったと思う。
でも、人に恋をするとか、愛が人を変えていくということがあるのだ!ということに衝撃を受けたというか、何とも言われぬ感覚を持ったことだけはよく覚えている。
美しい容姿でなくとも愛されることとか嫉妬とか、まだよく理解できないままではあったが、確かに今まで自分がいた世界とは違う世界があるらしい。
この本を読んだとき、私は子どもと大人の間にある河を渡ったのだ。
余談だけれど、ジョルジュ・サンドという女性は激しい人生を送ったことでも有名な恋多き女性だったらしい。
今はその等身大の彼女に心を寄せられる自分になった。
今、また読んでみようと思う。
ふーっと幼い頃の記憶が甦って、また総毛立つ。
連想したからだ。
ショパンの恋人であったジョルジュ・サンドという女性作家が書いた「愛の妖精」という小説が、大人の世界への入り口になったことをはっきり覚えている。
読んだのはおそらく小学校の高学年か中学生になったころ。
思春期の入り口ではあったけど、晩熟の私はまだまだ幼い子どもだった。
私が読んだ「愛の妖精」は子供向けに編集してあるものだったと思う。
でも、人に恋をするとか、愛が人を変えていくということがあるのだ!ということに衝撃を受けたというか、何とも言われぬ感覚を持ったことだけはよく覚えている。
美しい容姿でなくとも愛されることとか嫉妬とか、まだよく理解できないままではあったが、確かに今まで自分がいた世界とは違う世界があるらしい。
この本を読んだとき、私は子どもと大人の間にある河を渡ったのだ。
余談だけれど、ジョルジュ・サンドという女性は激しい人生を送ったことでも有名な恋多き女性だったらしい。
今はその等身大の彼女に心を寄せられる自分になった。
今、また読んでみようと思う。
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