息子が二十歳になった日なので、ただメデタイと言ってるだけではもったないので、ちょっと独り言を書かせてもらおうと思う。
20年と一口に言っても、それはそれは長かったようにも思うし、あんなことやこんなことがたくさんたくさんあったというのに一瞬だったようにも感じる。
生まれてから12歳(小学校卒業あたりまで)までのことは、著書『わたしは息子から世界を学んだ』にも書いたのだけど、一番私がもがいていたのは小学校就学前後だったように思う。
自分の今までの価値観を崩して、新しい生き方(人間観や世界観)を得るための苦しみというか、崩壊と再構築の痛みがすごかった。
ただ、それがあったから今の自分がいるのだから、ほんとに人生には無駄な苦しみはないんだと思う。
まわりのたくさんの方に助けられたし、学ばせていただいて、幸運だったと思う。
さらに12歳以降から今までというのは、今度はまた別の意味で想像を絶する苦しみを味わってきた。
息子自身の自我の確立のための嵐をまともに受けたからだ。
言葉で表現できない部分をすべて暴力としてぶつけられたわけだから、冗談じゃなく命がけだった。
このときも、陰ながら支えてくれた友人の存在は大きかった。
私の泣き言を夜中でも聞いてくれ、学校にも一緒に来てくれた友達もいる。
ありがたかった。
ついこの前、久しぶりに電話した別の友人に「あの頃は傷だらけだったもんねー」と言われて、そうだったなーと思い出したくらい今の生活は落ち着いたものになっている。
私も息子も、今までよく生きてたなと思う。
私も殺されるかもしれんと何度も感じたし、殺してしまうかもしれんと思ったことも一度ではない。
自閉症の子を育てるのは並みの苦労じゃ済まない。
たとえ家族の協力があっても大変だと思う。
私がほとんど独りで向き合ってきたことは、決して威張れることではないけれど、誇ってもよいことのように、少なくとも自信のひとつとして捉えても構わないと考えている。(決してお勧めはしませんが^^;)
これからも息子を見守りながらの人生を歩くわけで、それはある意味私にとって「足かせ」なのかもしれない。
それでも、奇跡というのは宿命というものから逃げた時でなく、がっぷり組み合ってとことん向き合った時にこそ起こるもののように思うのです。
女優の桃井かおりさんが何かのインタビューで言ってましたけど、彼女は自分のピークを70歳だと考えていらっしゃるそうで。
そう、私もスロースターターだったので、ピークを70歳にもって行きたいと思っておるのです。
息子が二十歳を迎えたのを区切りに、私も新しいスタートを切りたいと思うのです。
20年と一口に言っても、それはそれは長かったようにも思うし、あんなことやこんなことがたくさんたくさんあったというのに一瞬だったようにも感じる。
生まれてから12歳(小学校卒業あたりまで)までのことは、著書『わたしは息子から世界を学んだ』にも書いたのだけど、一番私がもがいていたのは小学校就学前後だったように思う。
自分の今までの価値観を崩して、新しい生き方(人間観や世界観)を得るための苦しみというか、崩壊と再構築の痛みがすごかった。
ただ、それがあったから今の自分がいるのだから、ほんとに人生には無駄な苦しみはないんだと思う。
まわりのたくさんの方に助けられたし、学ばせていただいて、幸運だったと思う。
さらに12歳以降から今までというのは、今度はまた別の意味で想像を絶する苦しみを味わってきた。
息子自身の自我の確立のための嵐をまともに受けたからだ。
言葉で表現できない部分をすべて暴力としてぶつけられたわけだから、冗談じゃなく命がけだった。
このときも、陰ながら支えてくれた友人の存在は大きかった。
私の泣き言を夜中でも聞いてくれ、学校にも一緒に来てくれた友達もいる。
ありがたかった。
ついこの前、久しぶりに電話した別の友人に「あの頃は傷だらけだったもんねー」と言われて、そうだったなーと思い出したくらい今の生活は落ち着いたものになっている。
私も息子も、今までよく生きてたなと思う。
私も殺されるかもしれんと何度も感じたし、殺してしまうかもしれんと思ったことも一度ではない。
自閉症の子を育てるのは並みの苦労じゃ済まない。
たとえ家族の協力があっても大変だと思う。
私がほとんど独りで向き合ってきたことは、決して威張れることではないけれど、誇ってもよいことのように、少なくとも自信のひとつとして捉えても構わないと考えている。(決してお勧めはしませんが^^;)
これからも息子を見守りながらの人生を歩くわけで、それはある意味私にとって「足かせ」なのかもしれない。
それでも、奇跡というのは宿命というものから逃げた時でなく、がっぷり組み合ってとことん向き合った時にこそ起こるもののように思うのです。
女優の桃井かおりさんが何かのインタビューで言ってましたけど、彼女は自分のピークを70歳だと考えていらっしゃるそうで。
そう、私もスロースターターだったので、ピークを70歳にもって行きたいと思っておるのです。
息子が二十歳を迎えたのを区切りに、私も新しいスタートを切りたいと思うのです。