桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
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山口晃展 2013山愚痴屋澱エンナーレ

2013-05-08 16:23:02 | 日々のこと



5月5日子どもの日。体調イマイチでしたが、せっかくのお天気なので、美術館へ行ってきました。

朝、NHKの日曜美術館をたまたま見ていたら、現在開催中の山口晃展をフューチャーしていて、なんだかとっても面白そうだねという話になって、お昼に出かけてきました。

山口晃さんという画家の名前を初めて知ったので、まずはネットでプロフィールなどを調べて行きましたが、69年生まれの若手現代美術家ながら、2012年に平等院にある養林庵書院に襖絵が奉納されたという経歴の方です。

さて、その展覧会ですが、本編プラス<一人国際展>なる山愚痴屋澱エンナーレ2013の、もの凄いボリュームのもので、非常に面白かったです。

が、非常に目が疲れました。

行ってご覧になれば分かりますが、油彩でありながら日本画に見える緻密な細密画の数々が、間違い探しか?ウォーリーを探せか?みたいな、ユーモアたっぷりの絵画を見続けるのは、なかなか骨が折れます。楽しいですけど。

私が一番気に入ったのは、五木寛之氏の新聞小説「親鸞」の挿絵(原画)の数々でした。
真面目な画風があるかと思えば、漫画チックな笑えるものも数多く、豊かな表現力をまざまざと感じさせるものです。
挿絵は、澁澤龍彦の「菊灯台」も展示してありましたが、挿絵を見て本を読んでみたいと思わせる技量はさすがだと思います。

横浜のそごう美術館で今月19日まで開催です。