7月から事業所契約をして、週に一回、プロのガイドヘルパーさんにお迎えをお願いして4か月になります。
この日だけは、帰り道に駅中のコンビニでお茶のペットボトルを買うことになっています。
「お買いもの」をすることで、余暇活動として認められるのです。
トシヤはほとんど物欲がないので、特に買い物が好きというわけでもなく、滅多にスーパーなどにもついて来ようとはしません。
お金というものにも、まったく興味がないようです。
ところが、この「お買いもの」を始めてから、ちょっとした変化がありました。
毎週、前日の月曜日になると、私がお茶代の小銭を小さながま口(乗車券のパスと一緒に首から下げてる)に入れることにしていますが、傍を通るたびにパコパコと指でがま口を押して、お金が入れてあるか確認しているのです。
コンビニのレジでお金を渡しておつりを受け取ると、好きなお茶のボトルが手に入る。
きっとそれが楽しくなったのだと思います。
福祉サービスを有効に使わせてもらうための方便でしたが、瓢箪から駒でした。
ちょっとしたことでもよいから、楽しいと思えることがあるのは、生活の質を上げます。