蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義(藤野英人 PHPビジネス新書)

2011年02月11日 | 本の感想
ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義(藤野英人 PHPビジネス新書)

本書によると、日本の歴史には、盛んに海外と交易・進出しベンチャー精神にあふれる時代と、その反対に巣篭もり志向で国を閉ざして国内インフラの整備に精力を傾ける時代が交互に出現するという。(本書では、前者をウミヒコ、後者をヤマヒコと呼んでいる)

これ、日本に限ったことではないような気もするが、私にとって目新しく感じられたのは、次の点だった。

日本の海外雄飛が盛んになるのは、中国に漢民族が支配する強力な政権(王朝)が現れた時である・・・との説。

天平期=唐、平氏の時代=宋、室町前期=明、あたりはあてはまる。ただ、いずれも短期間だったし、因果関係の説明もないので、単なる偶然にすぎないような気もする。
で、今は(漢民族かどうかはさておき)中国が強盛になりつつあるので、海外進出志向が強くなっていくのでは?というのが著者の見立てである。

ただ、「ヤマヒコ」時代にあたる、平安・鎌倉・江戸期の方が、社会としては安定し平和な時代であったとも言え、「ウミヒコ」時代が、そこで暮らす人々にとって幸せな環境といえるかどうかは微妙だと思う。

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珍しく雪が降った積もりそうにはないけれど。

新聞のスポーツ面には、毎日プロ野球のキャンプ情報がそれなりのスペースが割かれて掲載されている。それなりのニーズがあるということで、プロ野球が今でも日本を代表するスポーツであることは間違いない。
この季節になると「球春」という言葉が盛んに使われる。誰が考えたのか知らないが、プロ野球ファンにとってはワクワクさせてくれるような語感があって、うまいなーといつも思う。

相撲が日本の国技というのは、蔵前の試合場を「国技館」と命名した知恵者がいたためとも聞いたことがある。

ちょっと気の利いたコピーやキャッチフレーズがマーケティングの大きな力となるよい例だと思う。(2011.2.11)
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2011.2.6.平和島 GI 56周年トーキョーベイカップ  優勝戦

2011年02月11日 | 競艇
2011.2.6.平和島 GI 56周年トーキョーベイカップ  優勝戦

1.中島 2.原田 3.赤岩 4.福島 5.真庭 6.烏野

おお、さすがにGⅠだと全員知ってる選手だ。

節一宣言の中島には逆らえそうにないが、真庭が気になるし、赤岩も好きな選手。
福島はエース機で地元だけど、過去あんまりいい印象がない。

ということで、真庭2着を期待して1-5、2-5に2-3、3-2も少々。

結果1-4

真庭は3着。一時2位だったが、3周1マークで福島に差された。機力差が明白。
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