蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

春に散る(映画)

2025年02月04日 | 映画の感想
春に散る(映画)

ボクサーとして輝かしい経歴を持つ広岡(佐藤浩市)は、年老いて心臓病を抱えていた。かつてのジムの仲間だった佐瀬(片岡鶴太郎)と同じ家で暮らし始める。不可解な判定で試合に負けた現役ボクサーの黒木(横浜流星)は広岡にトレーナーになってほしいと頼み込むが・・・という話。

原作は沢木耕太郎。ノンフィクションやエッセイはどれもほぼ例外なく傑作なのだけど、どうも小説は私の肌?にあわず、本作も小説は読まないまま映画を見た。

黒木とチャンピオンの中西(窪田正孝)の試合シーンはよくできている(横浜流星と比べると窪田の動きが見劣りしてしまうのは仕方ないが)ものの、必殺技?がクロスカウンターというのは、ちょっと古めかし過ぎるかも・・・

広岡は、どう見てもトレーナーには見えない。一方、佐瀬の方は仕草とか試合中の声掛けとかが本物っぽい。まあ鶴太郎は本物の経験者だからなあ(今となってはその過去を知る人もすくなそうだが)。しかし、いっそ片岡鶴太郎が広岡役の方がよかったかも・・・

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