愛、アムール
主人公と妻はともに引退した音楽家で、二人だけで広壮なアパートに暮している。
妻は病気で麻痺が残ってしまい介助なしに生活できなくなるが、入院を嫌い、自宅で主人公が介護にあたる。次第に妻の病状は悪化し・・・という話。
この話の展開や結末は、ある意味ありきたりです。
しかし、衰えていく妻を目の当たりにする主人公の苦しみや実の娘をはじめとする周囲の人々から次第に孤立していく様が、時間をかけて丁寧に描かれているので、主人公の行動は必然であったのかもしれない、と考え込まざるをえなくなりました。
そういう本筋のシリアスな面をちょっと脇にのけると、夫妻の自宅のセットや普段の生活ぶりが、質素でありながらそこはかとない優雅さや豊かさが感じられるように描かれていて、「こんな環境での生活(老後に限らず)っていいな」なんて、ちょっとだけ、思いました。
あと、外国の人って自宅でのリラックスタイムでも靴履いてるんだな(冒頭のシーンで、主人公がコンサートから帰ってきて上着をぬいで靴を履き替えるのですが、ここで私は、革靴からサンダル・スリッパ系の履物にするのかなと思っていたら、スニーカー的な靴をしっかりと履いていた)、なんて当たり前のことにいまさらながら感心?しました。(私は靴の圧迫感がとても苦手で、すぐにぬぎたくなるため)
主人公と妻はともに引退した音楽家で、二人だけで広壮なアパートに暮している。
妻は病気で麻痺が残ってしまい介助なしに生活できなくなるが、入院を嫌い、自宅で主人公が介護にあたる。次第に妻の病状は悪化し・・・という話。
この話の展開や結末は、ある意味ありきたりです。
しかし、衰えていく妻を目の当たりにする主人公の苦しみや実の娘をはじめとする周囲の人々から次第に孤立していく様が、時間をかけて丁寧に描かれているので、主人公の行動は必然であったのかもしれない、と考え込まざるをえなくなりました。
そういう本筋のシリアスな面をちょっと脇にのけると、夫妻の自宅のセットや普段の生活ぶりが、質素でありながらそこはかとない優雅さや豊かさが感じられるように描かれていて、「こんな環境での生活(老後に限らず)っていいな」なんて、ちょっとだけ、思いました。
あと、外国の人って自宅でのリラックスタイムでも靴履いてるんだな(冒頭のシーンで、主人公がコンサートから帰ってきて上着をぬいで靴を履き替えるのですが、ここで私は、革靴からサンダル・スリッパ系の履物にするのかなと思っていたら、スニーカー的な靴をしっかりと履いていた)、なんて当たり前のことにいまさらながら感心?しました。(私は靴の圧迫感がとても苦手で、すぐにぬぎたくなるため)