蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ミルク味のカップ麺

2019年11月24日 | Weblog
セブ●のPBのカップ麵には、定番の醤油味やカレー味の他に、企画モノ?のやや特殊な味付けの商品もあります。

企画モノには大きく分けて2種類あり、
一つは、有名ラーメン店などが監修したもので、こちらはお値段が少々高い。
もう一つは、お値段は普通の定番モノと同じくらいで、たいがい定番モノと同じ棚で販売されるものです。製造メーカはサン●ー食品かエー●コックが多いようです。
ここで取り上げるのは後者の方です。

商品名はよく覚えていないのですが、最近だと、トマト味の酸辣湯麵、オクラ入りウドン、つみれ入り鯖だし味、などがおいしかったと思います。
一番印象に残っているのは、確か昨年(2018年)の冬?頃に販売されていた、ほうれん草入りミルク味です。
ミルク味のカップ麺とは、チャレンジングというか、味を想像すると買うのを躊躇してしまいそうな組み合わせでしたが、食べてみると、マイルドな口あたりでとてもおいしかったのです。
何個か買い込んで食べていましたが、割合とすぐに店頭に並ばなくなってしまいました。そもそもはじめから置いていないお店もあったりしたのは、やっぱり「ミルク味のカップラーメンなんて売れないだろう」と思った発注者が多かったせいでしょうか?
(セブ●のホームページの商品紹介にもこのミルク味はすでに掲載されていませんでした)

ミルク味に限らず、こうした特殊?商品が店頭に並ぶのは1~3カ月程度のようで、人気がでなかったというよりも、最初から期間・数量限定のスポットなのだったのかもしれません(それにしても大人気になれば継続販売されるでしょうけど)。
そういう、スポット生産という前提だからかなり冒険的な味付けが可能ともいえましょう。
この冬は、ミルク味の復活をお願いしたいのですが・・・



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スターリンの葬送狂騒曲

2019年11月24日 | 映画の感想
スターリンの葬送狂騒曲

スターリンが急死した後、その葬式までの間のソ連政府内の権力闘争をコミカルに描く。
スターリン亡き後の序列NO.1のマレンコフが仮のトップとなるものの、フルシチョフ-モロトフラインと秘密警察を指揮するベリヤが激しく実権把握を争う。スターリンの娘(スヴェトラーナ)と息子(ワシーリー)もからめて権力闘争が面白おかしく語られている。

この映画を見る限り、本当の決定権を持っていたのは赤軍を掌握するジューコフ(よく見る実物の写真のように、勲章をこれでもか!というくらいぶら下げた衣装がおかしかった)のようで、自ら表に出る気はない彼をとりこんだフルシチョフが、ベリヤを追い詰めて勝利を得たようです(現実では、フルシチョフが政権につくとジューコフは追放(後に復権)されてしまったはずですが)。

ベリヤは、フルシチョフとジューコフにより、即席裁判を形式的に行われ、葬儀の裏で銃殺されてしまいます。秘密警察のヘッドだった彼は、FBIのフーバーのように高官たちの秘密を握っていたはずで、それを漏らす前に抹殺してしまったのでしょう。このあたり、映画の中ではとぼけた爺さん位にしか見えず、冷戦時代にあっては(相対的に)穏当であったフルシチョフも相当に冷酷な権力主義者だったようです。

今となってはなじみが薄れてきた人たちの複雑な人間関係をうまく消化して、知識がない私がみても十分に権力闘争の滑稽さが理解できるような良い作品でした。
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