偽画(松下麻理緒 角川文庫)
学芸員の園田由紀は、世界的大家の抽象画家山岡の主要作品を集めた企画展の担当者として美術館に臨時採用されていた。山岡は企画展に出す秘蔵の傑作があるとの言葉を残して急死し、この傑作を預けていた著名コレクターの医師も死亡する。いずれも死の直前に会っていたのは山岡の妻だった・・・という話。
画家と画商、美術館、学芸員の関係がわかりやすく描かれていて、主筋の部分は面白かった。
ただ、動機がいかにもありそう、というもので、トリックも平凡な感じで、ミステリとしてはイマイチかな・・・という感じだった。
学芸員の園田由紀は、世界的大家の抽象画家山岡の主要作品を集めた企画展の担当者として美術館に臨時採用されていた。山岡は企画展に出す秘蔵の傑作があるとの言葉を残して急死し、この傑作を預けていた著名コレクターの医師も死亡する。いずれも死の直前に会っていたのは山岡の妻だった・・・という話。
画家と画商、美術館、学芸員の関係がわかりやすく描かれていて、主筋の部分は面白かった。
ただ、動機がいかにもありそう、というもので、トリックも平凡な感じで、ミステリとしてはイマイチかな・・・という感じだった。