おじさんはどう生きるか(松任谷正隆 中央公論社)
冒頭に、(著者が)70歳になろうとしているのでタイトルは「おじさん」ではなく「おじいさん」であるべきなのでは?とある。松任谷正隆といえば、おしゃれでモテて音楽センスもあって・・・というイメージしかないので、その人が70歳というのは、けっこうインパクトがあった。
このサイトで昔、著者が連載しているJAFメイトのエッセイを絶賛?したことがあった。おしゃれなイメージの著者の赤裸々な?失敗談にギャップがあって面白い、といったことを書いたのだが、本書でもその手の話が多い。本書の中で明かしているのだが、どうもそういう露悪的なネタを取り上げるのが本当に好みみたいだ。
本作を読むと、著者が相当に神経質で潔癖症なのがわかる。例えば、コロナで家事分担をして炊事を担当してから台所は水垢一つないように磨き上げないと気がすまない、とか。
そういった性癖がもとで奥さん(ユーミン)と喧嘩になることも多いそう。
そうでなくてもプレイボーイのイメージが強かった著者と売れっ子で超多忙そうなユーミンが40年も夫婦でいて、著者のエッセイを読む限り今でも仲睦まじそうななのは(失礼ながら)とても意外だ。
私の若い頃(バブル前後)、”大人のモテ男”というと松任谷さんと伊集院静さんという感じだったので、その二人ともが実は無類の愛妻家だった、という結果を見ると、マスコミとかが作る虚像(とそれに踊らされている私のような大衆)が、いかにいい加減なものかがわかる。
冒頭に、(著者が)70歳になろうとしているのでタイトルは「おじさん」ではなく「おじいさん」であるべきなのでは?とある。松任谷正隆といえば、おしゃれでモテて音楽センスもあって・・・というイメージしかないので、その人が70歳というのは、けっこうインパクトがあった。
このサイトで昔、著者が連載しているJAFメイトのエッセイを絶賛?したことがあった。おしゃれなイメージの著者の赤裸々な?失敗談にギャップがあって面白い、といったことを書いたのだが、本書でもその手の話が多い。本書の中で明かしているのだが、どうもそういう露悪的なネタを取り上げるのが本当に好みみたいだ。
本作を読むと、著者が相当に神経質で潔癖症なのがわかる。例えば、コロナで家事分担をして炊事を担当してから台所は水垢一つないように磨き上げないと気がすまない、とか。
そういった性癖がもとで奥さん(ユーミン)と喧嘩になることも多いそう。
そうでなくてもプレイボーイのイメージが強かった著者と売れっ子で超多忙そうなユーミンが40年も夫婦でいて、著者のエッセイを読む限り今でも仲睦まじそうななのは(失礼ながら)とても意外だ。
私の若い頃(バブル前後)、”大人のモテ男”というと松任谷さんと伊集院静さんという感じだったので、その二人ともが実は無類の愛妻家だった、という結果を見ると、マスコミとかが作る虚像(とそれに踊らされている私のような大衆)が、いかにいい加減なものかがわかる。