皿の上に、イタリア(内田洋子 講談社文庫)
内田さんの作品を読むたび、「これはもしかしてフィクション?」などと思ってしまいます。
そう思えてしまうくらい、多彩で、ドラマのような著者の日常が記録されています。
タイトル通り、イタリア料理を紹介するエッセイ集なのですが、料理とともに登場するお酒(主にワイン)がとてもうまそうで、通勤電車で読んでいると「帰ったらすぐにビールかワインが飲みたい、新鮮な魚のツマミも」と思うことしきりでした。
本書は短いエッセイの集合体で、それぞれ異なるエピソードが語られますが、冒頭に登場するカラブリア出身の屋台の魚屋兄弟3人は何度も登場します。そこで売られている魚もとてもおいしそうなのですが、ハードボイルドな魚屋兄弟3人の描写もまた素敵でした。
いろいろな料理、食べ方が登場しますが、素材のよさがポイントになっていることが多く、同じ料理をつくってみたい、と思えるようなものはあまりありません(詳しいレシピとかも書いてないし)でしたが、オリーブ油にまみれたフォカッチャをコーヒーにどっぷり漬けて食べる、というのはやってみようかな、と思いました。
内田さんの作品を読むたび、「これはもしかしてフィクション?」などと思ってしまいます。
そう思えてしまうくらい、多彩で、ドラマのような著者の日常が記録されています。
タイトル通り、イタリア料理を紹介するエッセイ集なのですが、料理とともに登場するお酒(主にワイン)がとてもうまそうで、通勤電車で読んでいると「帰ったらすぐにビールかワインが飲みたい、新鮮な魚のツマミも」と思うことしきりでした。
本書は短いエッセイの集合体で、それぞれ異なるエピソードが語られますが、冒頭に登場するカラブリア出身の屋台の魚屋兄弟3人は何度も登場します。そこで売られている魚もとてもおいしそうなのですが、ハードボイルドな魚屋兄弟3人の描写もまた素敵でした。
いろいろな料理、食べ方が登場しますが、素材のよさがポイントになっていることが多く、同じ料理をつくってみたい、と思えるようなものはあまりありません(詳しいレシピとかも書いてないし)でしたが、オリーブ油にまみれたフォカッチャをコーヒーにどっぷり漬けて食べる、というのはやってみようかな、と思いました。