開店休業(吉本隆明・ハルノ宵子 幻冬舎文庫)
吉本さんが料理雑誌に連載した食事にまつわるエッセイに、吉本さんと同居して家での食事作りを担当してきたハルノさんが追想を書き足したもの。
ハルノさんが指摘しているが、さすがの吉本さんもトシのせいで同じような話題が出てきたり(事実関係の内容がすこしずつズレているのがまた微妙なのだが・・・)してきてエッセイとしてのキレみたいなのが衰えてきているのと対照的にハルノさんの追想部分が大変面白い。
命の粉(味の素のこと。吉本さんは味の素が大好き?で何にでもてんこ盛りにかけたそうだ)の話、飼いネコの“フランシス子”(吉本さんの“愛人ネコ”で、この猫が死んでから吉本さんは急速に衰えたという)の話、熱狂的なファンであるタイガースの話とかが特によかった。
吉本さんが料理雑誌に連載した食事にまつわるエッセイに、吉本さんと同居して家での食事作りを担当してきたハルノさんが追想を書き足したもの。
ハルノさんが指摘しているが、さすがの吉本さんもトシのせいで同じような話題が出てきたり(事実関係の内容がすこしずつズレているのがまた微妙なのだが・・・)してきてエッセイとしてのキレみたいなのが衰えてきているのと対照的にハルノさんの追想部分が大変面白い。
命の粉(味の素のこと。吉本さんは味の素が大好き?で何にでもてんこ盛りにかけたそうだ)の話、飼いネコの“フランシス子”(吉本さんの“愛人ネコ”で、この猫が死んでから吉本さんは急速に衰えたという)の話、熱狂的なファンであるタイガースの話とかが特によかった。