毎朝の朝礼時に朗読している職場の教養からの抜粋です。
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朝礼時に自分が行っている発声や姿勢は、周囲の人たちの目には、どのように映っているのでょうか。
P社では週に1回、基本姿勢の実習をしています。Sさんは「気をつけ」の号令と同時に、
自分なりに美しい姿勢を意識して立ちました。
しかし、リーダーのMさんから「背筋を伸ばして、顎を引いて」との指摘を受けたのです。
即座にその通りに修正すると、美しい姿勢を保てるようになりました。
ところが隣に目をやると、リーダーから指摘を受けたことで、
不服そうな顔で姿勢を正す同僚の姿がありました。
「自分は正しい姿勢だ」と言わんばかりの態度です。自己の認識と他者の視点には差があるものです。
例えば、鏡に映る姿は左右逆転していて、自己と他者の見る姿は実際には違うことからもわかるでしょう。
自己を客観視するのは難しいものです。
朝礼での基本実習を通して、<本人以上に、周りには自分の姿が見えているのだな>
とSさんは実感しました。そして何らかの指摘を受けたなら<まずは素直に受け止めよう>と決意したのです。
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また自分が「これでいい」「正しく行っている」と思っている場合に指摘されるとなおさら
不満をあらわにすることもあるかもしれません。
指摘されたときに素直に受け止めるというのは意外と難しいもの。
私もついつい「ムッ」としてしまうことがあり、己の未熟さに嫌気がさすことがあります。
これまで何度も素直になることの大切さを認識してきたつもりですが本当に難しいことです。
素直な人はアドバイスを受けると素直に実践するので伸びますし、成長します。
受け入れられない人は人のアドバイスを受け入れられないのですから、
自分だけの考えだけでは限界があり成長は限られてしまいます。
またアドバイスを受けて不服そうにしていたのでは周りの人が次のアドバイスをしにくくなりますから、
だんだん人のアドバイスがもらえなくなってしまいます。
こうして考えてみると、

人から指摘されたりアドバイスされたら実はラッキー!ありがとう!ってことですね。
素直になりましょう

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。


