「クローズド・ノート」

雫井 脩介著
本を買っていたことを忘れて、その前にCATVでやってたのを見ちゃいました
映画は沢尻エリカが問題発言で非難されてた分ですよね

TVで見てしまってイメージが固まっちゃって、
なんかコレって昭和？って感じの雰囲気で、
純愛物語で、スローな進行
ファッションもレトロでセリフも
それに小道具がマンドリンやし

で、彼の原作とは気付かず

この作家さんの本は「火の粉」「犯人に告ぐ」を読んだだけですが
ミステリーだったのと全然ちがってて・・・

主人公香恵が引っ越した家の戸棚に、先住者のノートが残ってて
それを読んでしまう

小学校の先生だった伊吹さんが新任の学校で４年生を担任するとこから始まり、
終業式まで、
伊吹先生の子どもたちに対するまごころと
片思いかもしれない隆への切ない思いが綴られて

登校拒否の君代ちゃんに向かうやさしさや
隆へのアプローチはあくまで謙虚で

こんな人おらんやろって、そんなやさしい女性

で、たまたま同じ部屋に住むようになった香恵の視線の中へ
追憶の目で眺めていた隆の姿があって、
香恵は恋をする

映画でも、最後君江ちゃんの手紙や
伊吹先生のポートレートのくだりは泣いたし
本でもヤッパリ泣いてしまいました

まぁ、モチロン脚色されてる部分もあったけど
ロマンティックなセンチメンタルなストーリーでしたね
「日本国憲法」を読んだ後だったんで、心に潤いができた感じ(^^)

で、またFさんからかた～い本が回ってきてるんですが、
今は、石田衣良「エンジェル」を読書中やし
友人から「IQ８４」も借りてるし、それと
チャールズ・ディケンズ「オリバー・ツィスト」と「大いなる遺産」も今日届くし

読書の秋～年内たっぷり持ちそうや！？