ヒマジンの試行錯誤

パソコンライフを楽しむ!

俳句サークル(’24.03)

2024年03月16日 10時01分01秒 | 俳句
 2024年3月の俳句会は、3月15日(金)に行われた。
なお、わたしの3月の宿題5句は次の通り。

(原句) 杉の花目薬さしてマスクして

(コメント) 語順を変えるとよい。
       
(添削例) マスク常用目薬さして杉の花

     
(原句) 飲み過ぎて久しぶりなり蜆汁

(コメント) 飲み過ぎて、蜆汁は当たり前。例えば、上五を「妻やさし」とする。

(添削例) 妻やさし久しぶりなる蜆汁


(原句) 牡蠣フライ忘れられない能登の味

(コメント) 語順を入れ替えるとよい。

(添削例) 能登の味とて牡蠣フライ忘れまじ


(原句) 啓蟄や虫に冷たき雨の降る

(コメント) 啓蟄に虫は含まれるので、言わなくてもよい。              
       
(添削例) 啓蟄や冷たき雨の降りにけり


(原句) 平穏な植物園へ梅見かな

(コメント) 植物園へわざわざ梅を見に行く特別な梅見とは・・・。

(添削例) ペンディング


以上
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俳句サークル(’24.02)

2024年02月17日 10時01分29秒 | 俳句
 2024年2月の俳句会は、2月16日(金)に行われた。
なお、わたしの2月の宿題5句は次の通り。

(原句) 公園の散策楽し梅の花

(コメント) そのまま。
       
(添削例) 公園の散策楽し梅の花

     
(原句) 豆撒きや小袋入りの豆のまま

(コメント) 語順を入れ替えるとよい。

(添削例) 小袋に入るまま豆の撒きにけり


(原句) 春愁や修理中なる露天風呂

(コメント) 語順を入れ替えるとよい。

(添削例) 露天風呂の修理中なり春愁い


(原句) 春光の白き立山輝けり

(コメント) そのまま。              
       
(添削例) 春光の白き立山輝けり


(原句) 春めくやショートメールで投句する

(コメント) 記念の句。そのままで残す。

(添削例) 春めくやショートメールで投句する


以上
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俳句サークル(’24.01)

2024年01月20日 10時01分16秒 | 俳句
 2024年1月の俳句会は、1月19日(金)に行われた。
なお、わたしの1月の宿題5句は次の通り。

(原句) 願い事心に秘めて初詣

(コメント) 「願い事心に秘めて」は季語「初詣」のこと。思い切って「大旦」と転換する方がよい。
       
(添削例) 願いごと心に秘めて大旦

     
(原句) 空晴れて桜並木に雪の花

(コメント) ここでは「桜並木に」は、季語ではないが、詠み手に何かひっかる。ペンディング。

(添削例) ペンディング


(原句) 元日や震度5強の恐ろしき

(コメント) このままでよい。

(添削例) 元日や震度5強の恐ろしき


(原句) 堤防はるか銀嶺ひかる冬の町

(コメント) 「銀嶺」は、季語では・・・。冬の町の冬を削除する。               
       
(添削例) 堤防のはるか銀嶺ひかる町


(原句) 年賀状去年の返信そえてあり

(コメント) 下記のように変換するとよい。

(添削例) 一年の去来を添えて年賀状


以上
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俳句サークル(’23.12)

2023年12月16日 10時01分22秒 | 俳句
 2023年12月の俳句会は、12月15日(金)に行われた。
なお、わたしの12月の宿題5句は次の通り。

(原句) 冬晴や耳をつんざくヘリの音

(コメント) 季語「冬晴」よりも目に見える「雪嶺」の方がよい。
       
(添削例) 雪嶺や耳をつんざくヘリの音

     
(原句) 山茶花の赤き一輪すずめ来る

(コメント) 山茶花が一輪のみ咲いたのであれば、「一輪のみ咲けり」とした方がよい。

(添削例) 山茶花の赤き一輪のみ咲けり


(原句) 雪支度タイヤの重さ身に沁みて

(コメント) 下五「身に沁みて」は秋の季語とのこと。「身に堪え」とするとよい。

(添削例) 雪支度タイヤの重さ身に堪え


(原句) 思い出の写真を添えて賀状かく

(コメント) 「・・・添えて賀状かく」の間に切れを入れるとよい。               
       
(添削例) 思い出の写真も添えり賀状かく


(原句) 新聞の数独楽し冬籠り

(コメント) そのままでよい。

(添削例) 新聞の数独楽し冬籠り


以上
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俳句サークル(’23.11)

2023年11月25日 10時01分12秒 | 俳句
 2023年11月の俳句会は、11月17日(金)に行われた。
なお、わたしの11月の宿題5句は次の通り。

(原句) コンビニへ逃げ込む客や初時雨

(コメント) 中七「逃げ込む客や」は、「客と逃げ込む」とするとよい。
       
(添削例) コンビニへ客と逃げ込む初時雨

     
(原句) 家庭菜園葱がきれいに並んでる

(コメント) 下五「並んでる」は、「並ぶ畝」とするとよい。

(添削例) 家庭菜園葱がきれいに並ぶ畝


(原句) 付かず離れず走る兄弟うろこ雲

(コメント) そのまま。

(添削例) 付かず離れず走る兄弟うろこ雲


(原句) 紅葉燃ゆ称名滝で握り飯

(コメント) 上五「紅葉燃ゆ」は、単純に「紅葉の」でよい。              
       
(添削例) 紅葉の称名滝で握り飯


(原句) 炊き立ての新米美味し里帰り

(コメント) 下五「里帰り」は、「故郷なり」とするとよい。

(添削例) 炊き立ての新米美味し故郷なり


以上
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俳句サークル(’23.10)

2023年10月21日 10時01分16秒 | 俳句
 2023年10月の俳句会は、10月20日(金)に行われた。
なお、わたしの10月の宿題5句は次の通り。

(原句) ゲレンデのコスモス見上げ車椅子

(コメント) 作者と車椅子の人との立ち位置がわからない。
       
(添削例) 車椅子のコスモス原を見上げをり

     
(原句) 持ち寄りて無花果妻の里の家

(コメント) 上五「持ち寄りて」はみんながそれぞれ無花果を持ち寄ったと誤解される。

(添削例) 無花果や久々に寄る妻の里


(原句) 路地裏にいつの間にやら彼岸花

(コメント) 上五「・・・に」は説明になる。

(添削例) 路地裏をいつの間にやら彼岸花


(原句) 霧はれし散歩の犬の衣裳着て

(コメント) 上五「霧はれし」は、「霧晴れや」と詠嘆するとよい。
       下五「衣裳着て」は「服着せて」で十分。               
       
(添削例) 霧晴れや散歩の犬に服着せて


(原句) 名月や汚しちゃならぬ月の海

(コメント) 下五「月の海」は月が既に出ているので、「この海を」とするとよい。

(添削例) 名月や汚しちゃならぬこの海を


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俳句サークル(’23.09)

2023年09月23日 10時01分24秒 | 俳句
 2023年9月の俳句会は、9月22日(金)に行われた。
なお、わたしの9月の宿題5句は次の通り。

(原句) ウォーキング小蔭をひろい夏の朝

(コメント) 三段切れ。上五に「の」を入れる。
       
(添削例) ウォーキングの小蔭をひろい夏の朝

     
(原句) 何もせず暑さのやまを越えて来し

(コメント) 下五「超えて来し」を「越えにけり」とする方がよい。

(添削例) 何もせず暑さのやまを越えにけり


(原句) 雨上がりの歩道を抜ける風涼し

(コメント) 下五「風涼し」では、七・八月頃の句になる。上五の後に切れを入れて、下五「秋の風」とする。

(添削例) 雨上がり歩道を抜ける秋の風


(原句) 吉永小百合の新作萩日和

(コメント) 今時の記録の句。そのまま句帳に留めておくとよい。                
       
(添削例) 吉永小百合の新作萩日和


(原句) 雨脚は洗車機のごと驟雨なり

(コメント) 上五・中七「雨脚は洗車機のごと」は、下五「驟雨なり」の季語と同じこと。季語をかえるとよい。

(添削例) 雨脚は洗車機のごと台風来


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俳句サークル(’23.08)

2023年08月19日 10時01分57秒 | 俳句
 2023年8月の俳句会は、8月18日(金)に行われた。
なお、わたしの8月の宿題5句は次の通り。

(原句) 押入にねむる座布団虫干す

(コメント) 自分で全部言うと、その句は広がらない。上五「押入に」の「に」は説明になる。
       
(添削例) 押入の座布団縁へ虫干す

     
(原句) 息子らの積もる話や鰻食う

(コメント) 中七「積もる話や」は、「話も弾み」とするとよい。

(添削例) 息子らの話も弾み鰻食う


(原句) 清流の涼しき音や河童橋

(コメント) 中七「涼しき音や」は、「音の涼しき」とするとよい。

(添削例) 清流の音の涼しき河童橋


(原句) 朝起きのドローン散布や青田原

(コメント) このままだと上五「朝起きの」は、「朝起きのドローン」とも読める。
       また、「朝起きの」は「早起きの」とする。                
       
(添削例) 早起きのドローンで散布青田原


(原句) 公民館に明るさ戻る納涼祭

(コメント) 上五「公民館に」の「に」は説明になる。語順を逆さまにするとよい。

(添削例) 納涼祭明るさ戻る公民館


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俳句サークル(’23.07)

2023年07月22日 10時01分06秒 | 俳句
 2023年7月の俳句会は、7月21日(金)に行われた。
なお、わたしの7月の宿題5句は次の通り。

(原句) 父の日や愛でる花なきスマホの世

(コメント) そのまま。
       
(添削例) 父の日や愛でる花なきスマホの世

     
(原句) 物故者の欄に友の名夏の雷

(コメント) そのまま。

(添削例) 物故者の欄に友の名夏の雷


(原句) 紫陽花や明るくなりて通学路

(コメント) 「紫陽花や・・・」は、「紫陽花が咲いて・・・」とする。

(添削例) 紫陽花の咲いて明るき通学路


(原句) 七夕や昭和の夜空懐かしむ

(コメント) もっと具体的に・・・例えば、
       
(添削例) 天の川昭和の夜によく見えて


(原句) 木道の丸き迂回路菖蒲園

(コメント) 中七「丸き迂回路」は、「迂回路丸き」とする。

(添削例) 木道の迂回路丸き菖蒲園


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俳句サークル(’23.06)

2023年06月17日 10時01分10秒 | 俳句
 2023年6月の俳句会は、6月16日(金)に行われた。
なお、わたしの6月の宿題5句は次の通り。

(原句) 囀りは小鳥の会話峠道

(コメント) 中七「小鳥の会話」は、季語“囀り”の説明である。中七に峠道の状態を入れるとよい。
       
(添削例) 囀りや晴れ渡りたる峠道

     
(原句) コンサートの余韻にひたり夕若葉

(コメント) 下五「夕若葉」は、「若葉風」とするとよい。コンサートの余韻が若葉風に乗って来る。

(添削例) コンサートの余韻にひたり若葉風


(原句) 薔薇咲いて白の明るきお宅かな

(コメント) 下五「お宅」は、具体的な家にするとよい。

(添削例) 白薔薇を咲かせ明るき医師の家


(原句) 梅雨晴れ間歩数を稼ぐ万歩計

(コメント) 上五「梅雨晴れ間」は、当たり前の季語、季語は「薔薇園に」とするとよい。
       中七は「歩数をのばす」とする。

(添削例) 薔薇園に歩数をのばす万歩計


(原句) 休日のあさ車道はまばら遠郭公

(コメント) 文字数が全部で19文字。上五「休日のあさ」は、「休日の」にする。中七「車道はまばら」は、
       「車はまばら」とする。

(添削例) 休日の車はまばら遠郭公


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