「1Q84 BOOK1 前編・後編」 村上春樹著 (新潮文庫) 定価:各590円
「1Q84」はずーと気になっていた本だ。
単行本は今から3年も前の2009年5月~2010年4月に発売された。
“「1Q84」の世界に、もし愛があるなら、それは完璧な愛かもしれない――。刊行以来、日本で、世界で、空前の話題を呼んでやまない長編小説。(毎日出版文化賞 受賞)”
“日本でミリオンセラーを記録し、世界各国でもベストセラーとなった村上春樹の最高傑作が、いよいよ文庫で登場します!”
(上記は村上春樹1Q84の新潮社HPより引用)
この度、文庫本になって登場してきたので購入した。
ただし、私は村上春樹の作品は今までに読んだことがない。
そのため、村上春樹及びその作品については全く無知である。
前編の帯の宣伝文句は、
“Qへの階段
見かけにだまされないように。
現実というのは常にひとつきりですーーー。
ここは1Q84年、謎に満ちた物語が降りてくる世界。”
後編の帯の宣伝文句は、
“Qにひそむ謎
リトル・ピープルは
深い知恵と大きな力をもっているーーー。
現代の呪いの根源を照らし出す「壮大な物語」!”
BOOK1の前編、後編のストーリーは宣伝文句の通りだった。
ただ、二人の主な登場人物“青豆”(女性)と“天吾”(男性)の話が1節毎に交互に組まれているので、あたかも2つの小説を同時に読んでいるみたいだった。
特にセックス・シーンが両方の話に頻繁に出てくるが、
これは読者を飽きさせずに惹きつけておく手段なのだろうか(?)。