光ファイバーに切り替えて、少しトラブル…まあ、予想してはいましたが、癪に障ることです。今まで順調だったのに、全くインターネットは繋がらないし、メールは出来ないしで、私自身も切り替えてしまいました。
編集の方に目を向けて、先日の観桜会の紙上吟行会の募集などに興味を注いでいました。 でも、やっぱりブログって楽しい!
…という訳でインターネットの宇宙に戻ってきました。メールなどはまだトラブル未解決状態ですが、何とか通ずるようになっています。
5月18日まで千葉市美術館で池田満寿夫―知られざる全貌展を開催中です。
満寿夫の奥様、佐藤陽子さんの「トーク&ミニコンサート」があるというので応募しました。美術館1階さや堂ホールで150名が、満寿夫とのことや絵に関すること、交友関係やその楽しさを拝聴し、彼女のバイオリン演奏に陶酔しました。勿論池田満寿夫展を見てからの、午後2時から始まりました。
芸術家同志のご夫婦は、個性が強いはずですから、円満に長く続かないとか個性のぶつかり合いが激しく、傍から見ているよりは難しいのだというのが通説です。
おそらくそんな面もあったのでしょうが、池田満寿夫との思い出は「良い事しかありません…10年経ってようやく涙無しで語れるようになりました…」と語っておられました。池田の絵を拝見しても陽子夫人をモデルにしていると思われる作品が何点かあり、充分に幸せだったろうと受け取れました。
版画の分野で、リトグラフ、ドライポイント、エッチング、メゾチントなど、その技法はいまいちはっきり掴めてはいませんが、芸術も模倣から始まり自分なりの世界、誰も入り込めない「池田は池田の持ち味(個性)」に確立していくまでの過程は凄まじいものが伴うこともよく分かりました。今回の展示では、その辺が如実に現れているように感じました。
そして後半は音楽家、佐藤陽子のミニコンサート。しばしの間うっとりと聴かせて頂き、至福のときを持てたことは私自身にとって大変豊かな満たされた気持ちで、すぐには帰りたくないと思いました。
コンサートも終わって、陽子さんの若い頃に演奏されているCDを求めました。CDとその解説パンフレットにサインを書いてくださっているところを、カメラで撮らせて頂きました。
大沢さんにも会場を出て、信号待ち時にバッタリ会いました。
しばし帰りたくない……と思ったのに、終わるとすぐ現実が待ち構えていました。現実には走って帰ったのでした。
一緒にお誘いした友達には駆け足の伴走です。折悪しく雨も降って来たので、まあ仕方なかったのですが…! ご一緒にコーヒーの清しい香りのなかでその余韻を楽しめたのに…ネ。残念……。