いちよう:二千和会だより

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第41回 馬込文士村と池上本門寺のお会式 

2008年10月18日 | 会報お役立ち
 二千和会(東京文学歴史散歩)も9月に開講だったので9年目になって、41回目を数える。
 今日はJR大森駅を基点に山王・馬込界隈から池上本門寺へと巡るコース。

 文士村と称する山王地区から馬込そして、上の写真はお会式で賑わう池上本門寺。夕方6時から万灯行列がある。見てみたいが、その時間まで残っていられるだろうか?
 
  
  
  
 電車の中で今日の散歩に期待して、前回6月下旬の皇居散策から、4ヶ月ぶりの再会を喜びつつ電車内でのしばしのおしゃべりも楽しそう…。目的地まで約1時間の道程、大森駅で何人かのメンバーが待っていてくれることになっている。
  
  大森貝塚跡を見てから、いよいよ文士村と呼ばれる地区へ。
 しかし、会長からのご挨拶のなかで、「これから回るところは期待するほどのものは残っていない。単に案内の立て看板があるだけなどですから、想像力を膨らませて歩いて欲しい。」との心得を伺った。
  
  
 うむ、うむ…なるほど!立て看板には、それぞれ原稿用紙状に線を引いた上にかつてここに住んでいたという文士の代表と思われる作品一部とその方の似顔絵が書かれ紹介している。
  
 結構急な坂が多くて、ここに住む方たちの生活を思いやるとなかなか大変なことだろうと考えが及んだが、若い方たちはあまり感じないだろうか?でも、若くても自転車は下りも上りも嫌になるよ、きっと!
 
 楽しそうに笑っているのはなぜ?それは…↓ 
  
Chiekoさんの「アッカンベェ」リュックは傑作だね!  お会式で賑わう池上本門寺


 みんなで揃って記念写真。いつも思うのだけれど、皆さんのこの時、この姿はたった一瞬のものなんだけれど、きっといつまでも心に残る画像なんだろうな…と。
 そう思ってみると、「二十四の瞳」の最後の方の1シーンが思い出される。大石先生を迎えてのクラス会。戦争で盲目になったソンキ(ニックネーム)が、見えない目で、「これが松ちゃん、ここで泣きべそ顔の○○、大石先生は松葉杖を…」と、心に残っている画像をまるで見えているように指差す。
 まあ、そんな昔の写真もあまり撮らなかった時代とは違うのだけれど、何だかいつかは私の心の中に大事にしまわれていくのだろうな…なんて想像してしまうのである。(万福寺で)