カブスカウトの普段の積極的な取り組みのおかげか、カブ隊リーダーのくじ運が良いのか…企業とのタイアップによる数量限定の新チャレンジ章「フォレストガーデン」に取り組むことが出来ることになりました
チャレンジ章は5つの分野で全40種類が設定され、自分の興味があるものや得意なものから自由に取り組んでいけるのですが、今回の新チャレンジ章はカブブック「チャレンジ章」には載っていませんし、今年度限定のチャレンジ章なのです。
今回の「フォレストガーデン」はFSCジャパンとのコラボレーションで、この組織は森の動物や植物、そこで働く人たち、暮らす人たちに配慮し豊かな自然を維持できているかなどを国際的な厳しい基準で審査しているそうです。
まずは森について考えてみましたよ
スカウト達に「森って何? 森ってどんな働きをしているのかな?」と聞いたところ、
森は木がたくさんはえているところなんだそうです。
札幌市内では藻岩山や原生林が森になるのかな?
森の働きは
1.降った雨水が一気に川や海に流れ込まないようにためている天然のダム
2.水をろ過してくれる場所
3.きれいな空気を作ってくれる
ととっても知的な回答が返ってきて質問したリーダーはビックリ でも、動物や昆虫・植物のことは出てこなかったな…
では、木でできた身の回りの物って何かな?
1.紙(ノート・牛乳パックなど)
2.家(柱・窓枠・家具など)
3.食器(お皿・お箸)
他にもたくさんの木からできているものを答えてくれました。見渡すと柱や窓枠などが木でできているって直ぐにわかりますが、紙類が木からできていることをみんな知っているのですね
森と生活が結びついていることは十分理解しているのですが…
ではでは、ただ水をためて置いたり、ろ過してくれたりだけだったら森が無くてもダムや浄水場などがあれば十分だし、森は広いし世界中にあるから、どんどん木でできた製品を使ってもみんなは困らないのでは?きれいな空気は草や公園などに生えている木が行ってくれるし…
どうして森を守らなくてはいけないのかな
世界の自然の森はどのくらいのスピードで減少しているのかな?の質問では、サッカー場1面分の面積の森が数年や数か月で減少していく、と答えたスカウトが多かったけど、答えはたった数秒なんですて
木を1本切るのには数分あれば十分だけど、大きく育てるには何十年もかかるからこんなに早く森が減少していったら森がなくなっちゃいますね
森で暮らしている生き物は?
A オラウータン B ぞう C 人間 D 昆虫
1番多かった答えは、どれも違う でした
普段の野外活動で、自然は身近な物に感じているはずなのですが、室内でこのような学習を行っていると自然特に「森」は遠くに感じてしまうのでしょうか?
どれも森で生活していることを説明したらみんな「そっか~」と納得してくれました
森が減少したら様々な生き物が生活する場所がなくなってしまうのですね。
では、私たちが生活していく中でどうしても必要な「森」をどうしたら守ることが出来るのか考えて発表してもらいました。
木を植える活動に参加してみる
ごみをきちんと分別してリサイクルできる紙はリサイクルに出す
新しい家具やノートなどをどんどん買わないで、大事に使う
なるべく割りばしを使わない
一人一人がとっても真剣に考えて宣言してくれました。
では組織として森を守る活動を行っている「FSCジャパン」が認証している製品に付けられている「FSCマーク」を実際に探しに行ってみました。
集会場所から歩いて行ける「コープさっぽろ 北12条店」で探索です。
コープのオリジナル商品にもばっちり「FSCマーク」は付けられていましたし、大手企業の商品に付けられていました。そしてこのマークを見たスカウト達が
「家で使っているノートにもついているよ」
と教えてくれました。
なので早速近くの文房具を売っているお店にの商品も見てみましたが、残念ながらこのお店の商品ではマークを見つけることが出来ませんでした。しかし、「再生紙を使用しています」「間伐材を用いています」など記載された商品を数多く見つけることが出来ました。
小さなことの積み重ねで大きな「森」を守り、自分たちの生活を守ることが出来ることを理解するいいきっかけになりました。
番外編
前回挑戦した新チャレンジ章「セーフティエキスパート」で学習したことを意識して道路を歩いてみました。
障害物は安全を確認してから避けて…
街中で文化遺産を発見
北海道で最初の中学校跡地
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