岩手県沿岸の防波堤
昨日は大学入試後期日程があり、試験監督をしていました。地震による公共交通機関の乱れで、開始が1時間繰り下がりました。京都大学での事件が影響して、今年から携帯電話の持ち込みは禁止になりました。しかし、試験監督は基本的に受験生が試験に集中できるように配慮しないといけないので、頻回に教室を見回るということは遠慮するようなスタンスになっています。
京都大学の試験監督もそういう意味で教室を頻回に見回らなかったのだろうし、電源を切ってあれば携帯電話の持ち込みを認めながら、「真剣な場であるから、まさかそんなことはしないだろう」という「性善説」で監督に臨み、そんな行為は想定していなかったのだろうと推測できます。
しかし、教室の前と後ろから目配りさえすれば、あのような不正行為は防げたかもしれません。不正行為をしようとするとき、受験生は必ず監督者がどこにいるかを把握するために監督者を見ます。目配りさえしていれば、そのような時に受験生と目があい、その後その受験生を集中して監視していれば抑止力になるはずです。つまり、京都大学の試験監督は「性善説」を信じて、目配りさえもしていなかったと考えられます。
あのような不正行為は、携帯電話の持ち込みを禁止すれば防止できます(厳密にやろうとすれば金属探知機が必要ですが)。ただ、毎年試験監督をしていて感じるのですが、現行の体制では「替え玉受験」は防止できないと思います。
もちろん、試験中に受験票の顔写真と受験生の顔を照らし合わせて確認するのですが、髪型やメガネを変えていたりする場合や、そうでなくても年頃の子供の顔は成長や表情や体重でかなり変わるため、本人だと100%確信できない場合が10人に1人ぐらいはあります。長髪で痩せていたのが、勉強に打ち込むためなのか髪を丸坊主にし、ストレスで少し太って顔が丸くなったような場合です。皆さんも鏡でみる自分の顔と運転免許証の顔写真が別人といってもおかしくない事がありませんでしたか。そんな感じです。それなら一卵性双生児で学力の高い方がもう一人の替え玉受験することも、十分に想定できるわけで、すでに行われているかもしれないということを誰が否定できるでしょうか。思考停止せず、本当に「替え玉受験」を未然に防止しようと考えるなら、生体認証設備が必要です。やはりこれは想定しないといけないことだと思います。
さて、今回の地震による津波の件ですが、先日NHKスペシャルで地震予知を研究している研究者が晴れ晴れしく研究成果を報告していましたが、今回の被害を考えると、一体その研究者は何をしていたのか、こういう被害こそ予知できないのならテレビで晴れ晴れしく言っていたことは何だったのだろうかとも思えるのです。想定外だった?想定することこそがその研究者の仕事なのでは?
原発事故に関しても、震源地として直撃したわけではないのに、一体何を想定していたの?と疑問に思わざるをえませんし、これでは今後の原発建設に懐疑的にならざるを得ません。
あの地方は、これまで何度も津波の被害を受けてきたはずです。以前、私のブログでも「人は低い確率を高く見積もり、高い確率を低く見積もるので、確率を正しく感じなければならない」という記事の中で、新型インフルエンザで騒ぐより、地震に対する対策が大切だと説いてきました。大地震の確率も今後30年で90%とお伝えしてきました。
岩手県沿岸には高さが5mの防波堤があるそうですが、それ以上の高さの津波がきた場合はどうするのか想定していたのでしょうか。防波堤をさらに高くする費用の問題で思考停止に陥っていたのかもしれません。しかし、そのためにその建設費よりも何十何百倍もの費用がかかることになってしまいました。論理的に考えると、行政はそれ以上の高さの津波がきた場合は住民に犠牲者が出ても仕方がないと考えていたともとれます。何らかのそれ以上の対策があれば、せめて避難する時間をかせげたかもしれません。
話は変わって、アメリカの原子力空母が三陸沖に到着しました。陸送が断たれているので沖からの支援は本当に助かります。自衛隊の救助機の給油や支援物資の輸送基地にするなどその価値は測り知れません。日本も空母をもつべきでしょう。空母というとすぐに左翼マスゴミが軍国主義だなどと言い出す短絡的発想は止めてほしいものです。子供手当にかかる費用の半分以下で空母ができるそうです。沖縄近辺に待機させておくと中国の潜水艦も簡単には我が国の領海を侵犯できないはずです。中国が尖閣諸島に上陸することも想定しなければいけないのではないかと思います。
以上のように、あえて想定することの大切さを感じた1日でしたが、とりとめない話で失礼しました。
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昨日は大学入試後期日程があり、試験監督をしていました。地震による公共交通機関の乱れで、開始が1時間繰り下がりました。京都大学での事件が影響して、今年から携帯電話の持ち込みは禁止になりました。しかし、試験監督は基本的に受験生が試験に集中できるように配慮しないといけないので、頻回に教室を見回るということは遠慮するようなスタンスになっています。
京都大学の試験監督もそういう意味で教室を頻回に見回らなかったのだろうし、電源を切ってあれば携帯電話の持ち込みを認めながら、「真剣な場であるから、まさかそんなことはしないだろう」という「性善説」で監督に臨み、そんな行為は想定していなかったのだろうと推測できます。
しかし、教室の前と後ろから目配りさえすれば、あのような不正行為は防げたかもしれません。不正行為をしようとするとき、受験生は必ず監督者がどこにいるかを把握するために監督者を見ます。目配りさえしていれば、そのような時に受験生と目があい、その後その受験生を集中して監視していれば抑止力になるはずです。つまり、京都大学の試験監督は「性善説」を信じて、目配りさえもしていなかったと考えられます。
あのような不正行為は、携帯電話の持ち込みを禁止すれば防止できます(厳密にやろうとすれば金属探知機が必要ですが)。ただ、毎年試験監督をしていて感じるのですが、現行の体制では「替え玉受験」は防止できないと思います。
もちろん、試験中に受験票の顔写真と受験生の顔を照らし合わせて確認するのですが、髪型やメガネを変えていたりする場合や、そうでなくても年頃の子供の顔は成長や表情や体重でかなり変わるため、本人だと100%確信できない場合が10人に1人ぐらいはあります。長髪で痩せていたのが、勉強に打ち込むためなのか髪を丸坊主にし、ストレスで少し太って顔が丸くなったような場合です。皆さんも鏡でみる自分の顔と運転免許証の顔写真が別人といってもおかしくない事がありませんでしたか。そんな感じです。それなら一卵性双生児で学力の高い方がもう一人の替え玉受験することも、十分に想定できるわけで、すでに行われているかもしれないということを誰が否定できるでしょうか。思考停止せず、本当に「替え玉受験」を未然に防止しようと考えるなら、生体認証設備が必要です。やはりこれは想定しないといけないことだと思います。
さて、今回の地震による津波の件ですが、先日NHKスペシャルで地震予知を研究している研究者が晴れ晴れしく研究成果を報告していましたが、今回の被害を考えると、一体その研究者は何をしていたのか、こういう被害こそ予知できないのならテレビで晴れ晴れしく言っていたことは何だったのだろうかとも思えるのです。想定外だった?想定することこそがその研究者の仕事なのでは?
原発事故に関しても、震源地として直撃したわけではないのに、一体何を想定していたの?と疑問に思わざるをえませんし、これでは今後の原発建設に懐疑的にならざるを得ません。
あの地方は、これまで何度も津波の被害を受けてきたはずです。以前、私のブログでも「人は低い確率を高く見積もり、高い確率を低く見積もるので、確率を正しく感じなければならない」という記事の中で、新型インフルエンザで騒ぐより、地震に対する対策が大切だと説いてきました。大地震の確率も今後30年で90%とお伝えしてきました。
岩手県沿岸には高さが5mの防波堤があるそうですが、それ以上の高さの津波がきた場合はどうするのか想定していたのでしょうか。防波堤をさらに高くする費用の問題で思考停止に陥っていたのかもしれません。しかし、そのためにその建設費よりも何十何百倍もの費用がかかることになってしまいました。論理的に考えると、行政はそれ以上の高さの津波がきた場合は住民に犠牲者が出ても仕方がないと考えていたともとれます。何らかのそれ以上の対策があれば、せめて避難する時間をかせげたかもしれません。
話は変わって、アメリカの原子力空母が三陸沖に到着しました。陸送が断たれているので沖からの支援は本当に助かります。自衛隊の救助機の給油や支援物資の輸送基地にするなどその価値は測り知れません。日本も空母をもつべきでしょう。空母というとすぐに左翼マスゴミが軍国主義だなどと言い出す短絡的発想は止めてほしいものです。子供手当にかかる費用の半分以下で空母ができるそうです。沖縄近辺に待機させておくと中国の潜水艦も簡単には我が国の領海を侵犯できないはずです。中国が尖閣諸島に上陸することも想定しなければいけないのではないかと思います。
以上のように、あえて想定することの大切さを感じた1日でしたが、とりとめない話で失礼しました。
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