過去に何度か歩いた道だから、道はよく分かっていた。
ところが、昼食にままごとや、いもうとや等をあてにしていたのだが、完全に休みだった。
沢の井の庭も売店が閉じている。
残念。
平日に行くと、こんなこともあるんだ。
茗荷谷から
とまりぎ
東京メトロ丸の内線に乗る。
地下鉄だから暗かった車窓に、後楽園遊園地の景色が入る。
庭園の後楽園も目に入る。
まもなく茗荷谷駅だ。
駅前の春日通りを越えると、文京区の名前に相応しい地域に入る。
銅(あかがね)御殿がある。
中へは入ることができなくなているので、入り口の門を見る。
もう何年か以前に、ここから入って建物の中も説明してもらったことがあった。
神田近くで見る銅葺きよりも大規模だった。
向かい側に筑波大学と放送大学がある。
下の方に森があって、中へ入る。
池もあって、大きな鯉がいる。
加納治五郎の像がある。
こんな森の中に忘れられた様にたっている。
東京教育大学が、筑波大学になって様変わりしたようだ。
下へまっすぐ行くと、小石川植物園と簸川(ひかわ)神社がある。
秋祭りのようなので、簸川神社へ入る。
本殿は高台にあり、右手の脇から千石町内を歩く。
白山通りへ出て、巣鴨駅を通過する。
その先にはとげぬき地蔵があり、人通りの多い地蔵通商店街を都電庚申塚停留所まで歩く。
御幸通りの地下から、左右に丸ビルと新丸ビルへ抜ける道がある。
左右に対称になっているようでいて、そうなってはいない。
新丸ビルへの道が後からできたからか、きれいだ。
丸の内が新しい観光の地になりつつある。
聖跡から乗ったバスは、急坂を曲がりくねって登っていく。
上の台地が、桜ヶ丘の町になっている。
亡くなった宏さんが長峯公園からの帰りに、この坂道を通りたいと言っていたが、近道を歩いてしまったためにそれも実現できなかった。
吉祥寺の町にも、井の頭公園へも最近は行っていない。
人気があって、人が多く集まりすぎるからだ。
恒少し季節外れの時期を待ってからにしよう。
池袋から大塚、巣鴨と行って、また池袋へ戻ってゴールだった。
よく歩いた。
東池袋の大勝軒へは、昔も行ったものだ。
場所が少し変ったが、綺麗な店になった。
弟子が各地で開店している。
同じ大勝軒の名前で出ているが、それぞれ違いがあっても許容されているようだ。
清水さんも一緒だった。
5人でゆっくり歩いた。アケビの花は色が濃い。
農村風景の道も良かった。
残念だが、その話をしようと思っても清水さんはもういない。
青山墓地は古くからこの地にあって、何度か通り過ぎることがあった。
西麻布が低いところにあるから、坂を下りるような感じで歩くとそう遠くない。
中華料理の北海園があって、人通りは少ないがいいところだ。
麻布まで抜けるのもいいかもしれない。