増上寺
とまりぎ
15人が都営地下鉄三田線の御成門駅に集った。会合の前に増上寺見学をしようということで事務局が申し込んでくれた。
幼少の法然上人 大きな三門(三解脱門)から入ると正面に大殿があり、その左の増上寺会館へ入る。

徳川家墓所
和宮には菊の紋 資料をいただいてから、大殿、その裏手の徳川家墓所へ入る。普段は鍵が閉まっていて見ることができないところだ。徳川二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂とその正室である皇女和宮の墓がある。
初代家康は日光東照宮、三代家光は日光輪王寺に、十五代慶喜は谷中墓地に、歴代のうちの6代と厚姫は上野寛永寺に眠るとのこと。江戸城の鬼門に寛永寺、裏鬼門に増上寺がある。

次に千四百もある地蔵菩薩、鐘楼、三門を見てから最後に経蔵。ここも鍵のかかったところだが、開けてくれて内部にある八角形の重い輪蔵を廻す。中の経典を読んだと同じご利益があるとのこと。

明治34年東京浅草茅町精行社銅板部製とある、地図の左端に大門がある。

話の中で、昔の増上寺の敷地は広かったとのことだったので、もらった資料を見ると、現在の大門(だいもん)から東京タワーのあたりまで、さらに東京プリンスホテルから東京プリンスホテルのパークタワーまでが範囲だったから、かなり広大だったことがわかる。廃仏毀釈と大戦の空襲によって縮小されたようだ。
普段は見ることができないところへ案内され、詳しく説明された僧に感謝。

2011年4月1日~9日には、浄土宗の宗祖法然上人の八百年御忌がある。