


とまりぎ
武蔵野線

駅は高台にあって、見沼田んぼへは坂を下ることになる。あまり太くない、流れはゆっくりの見沼代用水西縁を上流の北へ向って進む。桜が植えられていて、花の季節には桜

見沼代用水西縁、芝川、見沼代用水東縁は並行していて低地にあるから、国昌寺は駅側とは反対側の高台の端にある。時間にして10時半ころだろうか、太陽が照り付けてかなり暑く、汗が噴出す。頻繁に水分補給

新見沼大橋の下を通って、見沼代用水東縁から芝川へ戻り、これに沿って下流へ進み、民家園で休憩になる。ここでもできるだけ水分を摂っておかなければと、大き目のボトル

芝川を下って歩いてくると、大勢が説明を聞いて見物している。ここが見沼通船堀だ。船が通っているわけではないが、その設備から大よその動きを想像できる。芝川が低いところにあって、西と東の代用水は見沼田んぼの縁のちょっとだけ高い位置にある。輸送のために、この高低差のある三本の流れを船で行き来するには、パナマ運河のように閘門(こうもん)の開閉による水位の調節が必要である。芝川と見沼代用水東縁の間の出来をよく見て、江戸時代によく造ったものだと感心する。
駅へ向ってあとわずかの道のりだが、暑さで道に座り込んでいる人


芝川は直接荒川へ、見沼代用水の東縁は下流で低地を通り東京都へ入り、舎人線の終点、見沼代親水公園駅のところを通っている。さらにこの流れは綾瀬川から荒川へ、水元公園を通ったルートは江戸川へと注ぐ。灌漑が主目的であったのだろうが、江戸のむかしによく造れたものだ。
